2014
May
03
私の武勇伝【その1・「ピンポン逃げ」など】
一部のマニアからの熱烈なリクエストにお応えして、今回は自己紹介を兼ねた私の武勇伝を披露させていただくことにします。
※真面目な方や高い倫理観をお持ちの方は、この先を読まないでくださいませ。
※真面目な方や高い倫理観をお持ちの方は、この先を読まないでくださいませ。
私に最もパンチがあったのは小学生の頃です。
人間という生き物は、歳を重ねる度にモノゴトの先が読めるようになり、守るものや怖いものが増え、無用なトラブルを回避するアンテナが発達してきます。そして、ツマラナイ大人が出来上がるのです。
しかし、小学生の頃の私に怖いものはありませんでした(特に低学年の頃)。
学校の帰り道にあるすべての家の「ピンポン」を押しながら帰宅することや、人通りの多い街中で「死んだふり」をするようなことは、ウォーミングアップにすぎませんでした。
いたずらの基本である「ピンポン逃げ(ピンポンダッシュ)」は、マンション全室制覇を標準とするようになり、やがてそれはメンタルを鍛えるために「ピンポン逃げない(見ず知らずの家のピンポンを押したあと、家の人が現れても、どれだけ長い時間無言で目を見たまま立っていられるかを試す)」に昇華していきました。街中での「死んだふり」も、やがて集団で痙攣を伴いつつ、事前に含んでおいたトマトジュースを噴き出しながら行うようにブラッシュアップされました。
テレビアニメ「キン肉マン」に影響されては、クラスメイトに「キン肉ドライバー」や「キャメルクラッチ」などを試して、先生から厳しい指導を受けました。
テレビアニメ「ドラゴンボール」に影響されては、MAXの声とモーション付きで「カメハメ波」や「ドドンパ」の練習を某地下鉄駅構内でやり続けて、駅員から厳しい注意を受けました。
また、スーパーマーケットの事務室に忍び込んで建物全体の主電源を落としたり、某インターチェンジに石を投げ込んで警察に怒られたりもしました。
さらには、犬を飼っている他人の家を訪ねて、動物好きのかわいい子供を演じつつ、「すみませぇ~ん(^^)、僕、犬が大好きなんですけど、もし良かったら、このワンコの散歩をさせてくださぁ~い♪」と、田舎の少年のような澄んだ目で懇願し、散歩の許可をもらって犬を連れ出し、その犬を逃がしました。
他にも、ここには書けない無茶を次々とプロデュースしました。
そして、同級生の多くの家庭では、私と遊ぶことが禁じられるようになりました。
(小学生時代に一度、「転校」を経験したのですが、なんと転校しても数ヶ月で新たな学校の同級生たちの家庭で「息子を虫とり小僧くんとは遊ばせない同盟」が結成されました。)
小学生の頃の私を昆虫の王者・カブトムシだとすれば、今の私は面白味のかけらもないウンカのようなものでしょう。
しかし、私も一般的な人間の中心線からは多少ズレているものの、一応社会人として生活しているので、現在はあとさきのことを何も考えなかった小学生の頃のようなパンチの効いた行動はなかなかとれないのが実情です。
いまは一応、「大人」として社会の中で普通に生活しています。
さて、もはや自己紹介でも武勇伝でもない、そして子供には決して聞かせることの出来ない、くだらなさの極みのような文章を垂れ流してしまいましたが、炎上リスクすら許容してせっかく書き始めたので、次回は私が「リアル虫とり小僧」だった頃のかわいらしいエピソードを紹介することにします。
つづく
私の武勇伝(その2・楽しいクリスマス会【前編】)へ
※調子に乗って幼い頃のアホな行為を書き連ねましたが、どうやら「因果応報」や「天網恢恢疎にして漏らさず」というような原則はある程度存在するようで、やってしまったことに対する報いや罰はその都度(直接的・間接的に)受けてきたように思います。
(当然、やらかした分だけ、痛い目にもかなり遭っています。)
学習能力の低い私は、やらかすたびに周囲の人間に迷惑をかけ、信用を失い、親を泣かせ、そのときは本気で反省するも、再び悪ノリしてはまた同じような失敗を繰り返しました。
(中学生時代以降の「武勇伝」になると、笑えないようなエピソードばかりになります。)
それでも、かばってくれたり、真剣に叱ってくれる「大人たち」がいたおかげで、今なんとか普通に生きることができているのかもしれません。あのときの「大人たち」には、ほとんど「恩返し」ができていませんが、あのとき受けた「恩」は次の世代に返したいものです。
「悪ガキ」も、真剣に向き合う大人や理解者の存在で、更生することがあるのですから。
(私が更生できたかどうかはなんとも言えませんが・・)

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