2022
Jun
05
更新料は支払わなくてもよい?(賃貸契約更新時の値下げ交渉)【前編・送られてきた契約更新書類】
以前、私の実体験を綴った記事シリーズ「入院時の差額ベッド代は支払わなくてもよい?」を書いたところ、なかなか好評だったので、今回は賃貸契約更新時の実体験を記事にしてみようと思います。
最初にお断りしておきますが、この分野に関しても私は単なる雑魚素人ですので、事実の認識や法律の解釈などが必ずしも正しいとは限りません。
あくまでも実体験を備忘録的に書いておくだけのものです。
最初にお断りしておきますが、この分野に関しても私は単なる雑魚素人ですので、事実の認識や法律の解釈などが必ずしも正しいとは限りません。
あくまでも実体験を備忘録的に書いておくだけのものです。
◎送られてきた賃貸契約更新書類
あれは数年前のことです。
賃貸アパートに住んでいた私のところに、不動産管理会社から賃貸契約更新手続きの案内が封書で送られてきました。
封筒の中には何枚かの文書が入っていて、それぞれに色々なことが細かい字でゴチャゴチャと書いてありましたが、ポイントを要約すると、
・そのアパートに、あともう2年間住みたければ、1ヶ月分の家賃に相当する更新料※1を支払え
・いままでと同じ家賃と条件で契約することを約した同封の契約書にサインして返送しろ
という内容でした。
契約書の書式はすべて整っていて、家賃や更新料についても既に数字(金額)が印刷されていました。
こちらのやるべきことは、自分と連帯保証人の署名・捺印だけです。
当時、その分野に関して私は、常夏の島国・サモアで毎日波とたわむれている純朴な少年のように無知で何も知りませんでした。
面倒な手続きをすべて代行してくれて、署名と捺印だけで賃貸契約の更新が完結するようにお膳立てをしてくれた不動産管理会社に感謝の気持ちを持って、指示通りに手続きを済ませました。
道に落ちていた100円玉を2km先の交番に届けるクラスの「いいコちゃん」の学級委員のように素直に何も疑わずに手続きを済ませたのです。
そして、また2年後・・・
再び私のもとに、不動産管理会社から賃貸契約更新手続きの案内が封書で送られてきました。
中に入っていた書類とその内容は、2年前と同じものです。
◎勝手に契約書作って、サインして金払えだと!?
しかし、2年前とは手続きに臨む私の捉え方が変わっていました。
交渉の余地なく一方的に契約書類を作成し、それ以外の選択肢がないかのように手続きを進めようとする不動産管理会社に、私はイラっとしていました。
2年前には、不動産管理会社に感謝の気持ちさえ持ちながら手続きを行ったのに。。
私は汚れてしまったのでしょうか?
2年前の、生まれたばかりの赤ちゃんペンギンの羽毛のように白くて無垢な心を持っていた私は、もうそこにはいませんでした。
そこにいたのは、
クレジットカードのポイント還元率にこだわり、
徹底的に無駄を省いた生命保険商品を選別してクレジットカードの年払いを選択し、
振り込み手数料やATM手数料が1円もからない金融機関の利用方法を見出し、
少しでも高金利のネットバンクを利用し、
低コストの投資商品を日夜研究し、
ネット証券のキャンペーンをフル活用して小銭をゲットし、
携帯電話のMNPを一括0円で行いつつ毎月の無料通話サービスと数万円のキャッシュバックをゲットし、
欲しい家電商品を店頭で確認した後にインターネットのサイト「価格.com」で選んだ最安値商品を購入し、
自分に縁もゆかりもない地方の特産品をゲットするために「ふるさと納税」を行い、
そして、賃貸契約更新時に値下げ交渉を試みようとするセコい男でした※2。
2年間の月日は、マザーテレサを溝鼠(ドブネズミ)へと変えてしまったのです。
ウッ、ヒョッ、ヒョッ、ヒョッ、ヒョッー!!
つづく
中編・法定更新って?へ
※1 地域によっては、更新料そのものが存在しないところもあります。
※2 現在は、サービスや「お得さ」ゲットに必要な労力(≒時間)も計算したうえで最大公約数を拾うようにしていますが、その当時の私は、テレビの某「節約・お得系番組」から取材が来るくらいの泣く子も黙るキャンペーンハンターでした。
※この記事は、10年ほど前に書いたものを加筆修正したものです。

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