いつか子供に伝えたいお金の話

インデックス投資(投資信託を使った国際分散投資)による資産運用・各種保険・クレジットカード・節約など「お金」に関することを書き綴るブログ

なんで保険会社は、受取額以上に支払えるの?【投資を始めたきっかけ・その3】

前回の記事(マネープランの重要性(炸裂する生命保険屋の営業トーク)【投資(資産形成)を始めたきっかけ(その2)】)のつづき


生命保険会社の営業マンに保険商品を勧められ、「どうして保険会社は、受取額より多い支払いを約束できるのだろう?」と疑問を持った私は、生命保険の勉強をしてみることにしました。



◎徹底的に保険の勉強開始や!


当時の私は、保険屋さんが勧めてくれた商品が「終身保険」と呼ばれる商品であることはもちろん、テレビでよくCMの流れている「医療保険」との違いもさっぱり分からないくらいのザコでした。

そこで、図書館にある保険関係の本、書店にある保険関係の本、インターネット上にある保険関係の情報を読み漁りました。

凝り性な私は、一旦なにかにハマると、アニメオタクの引きこもりニートばりに情報収集と解析を行ってしまう習性があります。

これは小学生のときに、昆虫採集にハマり過ぎて、1日に200匹以上のアブラゼミを捕獲した後にそれを自宅内に解き放って、母親をノイローゼ寸前にまで追い込んだ頃から変わっていません。他にもトカゲ(カナヘビ)を大量にゲットしてきて、それを……おっと!話がそれてしまうので、こういう話はここまでにしておきましょう。

書籍やウェブ上にある情報だけでは物足りなかったので、保険商品の資料請求もしまくりました。

さらに、資料請求に伴って営業をかけてくる生命保険会社の営業マンにも会いまくりました。他にも、ここには書けないような方法で保険の勉強をしました。

そして少しずつ民間の保険商品やそのセールスなどについて知るようになってきました。
ツイッターなどで、私がやたらと保険ネタに食いつくのは、このような背景があるからなのです。

実際にお会いした営業マンの中には、「正確で誠実な対応が信条です!」などとEメールでアピールしてきたにもかかわらず、約束の時間に連絡なしで大幅に遅刻してくる方や、「正直さだけが売りです!」と名刺に印字してあるにもかかわらず、カツラをかぶっている方などがいて、とてもエキサイティングでした。・・あ、また話がそれていますね。失礼しました。



◎新たな疑問と驚愕の事実が!!


話を元に戻しますが、「どうして保険会社は、受取額より多い支払いを約束できるのだろう?」という疑問に対して、自転車操業的なことをしているのだろうかなどの仮説を立てつつ、色々と調べてみました。

そして、保険会社は集めた保険料から経費を引いた資金で「運用」なるものを行ってお金を殖やし、受取額以上の支払いを可能にしていることを知りました。

そうすると今度は、

「その運用とやらは、個人にはできない何か特別なことなのだろうか?」

という疑問を持つことになりました。

当時、保険屋さんに勧められた終身保険に30年間かけて支払う予定だった保険料は、たしか30年後に120%(20%増)程度になって受け取れる設計になっていました。

終身保険は「掛け捨てではない」などとよくアピールされますが、実際には、支払った保険料の中から掛け捨ての死亡保障分の保険料を引いて余った資金を「運用」しているだけです。

「掛け捨てではない」と言って集めている保険料の中には、「掛け捨て」の保険料も含まれているのです。これは紛れもない事実です。

保険会社がどのような「運用」をしているのかは、さっぱり見当がつきませんでしたが、仮に保険屋さんが勧めてきた終身保険で設定された死亡保障を掛け捨て保険で確保して、余った分(終身保険に支払う予定だった保険料の浮いた分)を自分で運用したらどうなるのだろうと思って、また色々と調べてみました。

調べてみて、マーケットの世界にはインデックスと呼ばれる様々な市場(株価)の平均値を指数化したものが存在することを知りました。そして、その中には「MSCIコクサイ・インデックス」という先進国の平均株価を指数化したものがあることも知ったのです。

そこで、あくまでも過去のデータではあるものの、世界の先進国の株式市場の平均株価(MSCIコクサイ・インデックス)を見てみました。

……私は保険会社が保険料から得ている手数料の高さに愕然としました。

つづく
お金の運用って、そんなに特別なものなの?(保険会社に資産運用を任せたらアカン!)【投資(資産形成)を始めたきっかけ(その4)】


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プロフィール

虫とり小僧

Author:虫とり小僧


Twitter:@mushitori
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子供の頃は、一日に800匹以上のバッタを捕まえるような虫とり少年でした。また、歩行中にはすべての家の「ピンポン」を必ず押すようないたずら小僧でもありました。今はただのザコです。

※好きなものは、歴史・格闘技(実践も観戦も)・筋トレ・秘湯めぐりなど



自分の全資産を「円」のみで保有していること(何もしないこと)は、それなりのリスクを伴う集中投資に近いものだと解釈して、私は購買力維持や資産形成を目的に、世界中の株式や債券なども保有しています。

約18年前から、なるべく手間とコストをかけずに実践している投資方法を、いつか我が子に伝えるかもしれないので、そのための備忘録を書いておくことにしました。

投資の実践といっても、ひと月に一度の自動積立と、たまにやるリバランスくらいですが…



※当ブログのエッセンスをまとめた記事はこちら

我が子に伝えたい5つの大切なお金のこと


※主なメディア掲載・出演履歴
BSテレ東マネーの学び:2022年10月13日
投資信託完全ガイド:2021-22年版
日経新聞広告:2021年2月12日
東証マネ部!:2020年8月
JBpress:2020年7月7日
ダイヤモンドZAi:2020年5月号
Yen SPA!:2020年夏号
トウシル(楽天証券):2020年4月
日経ヴェリタス:2019年9月15日
FOUND:2019年8月
週刊エコノミスト:2019年4月23日号
金融庁コラム:2018-19年
ITmedia:2018年1月29日
モノクロ ザ・マネー:2018年12月号
トウシル(楽天証券):2018年10月
ほったらかし投資完全ガイド:2018年1月
日経電子版:2017年12月25日
ニューヨークタイムズ:2017年7月11日
REUTERS・ロイター:2017年7月7日
東証マネ部!・R25:2017年3月
Yen SPA!:2016年冬号
BIG tomorrow:2016年1月号
ザイ・オンライン:2015年9月18日
日経ヴェリタス:2015年7月26日
某大手テレビ局:2014年夏?
日経マネー:2013年10月号
日経新聞:2013年7月3日
NHK特報首都圏:2011年3月

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