いつか子供に伝えたいお金の話

インデックス投資(投資信託を使った国際分散投資)による資産運用・各種保険・クレジットカード・節約など「お金」に関することを書き綴るブログ

死がすぐ隣りにあることを意識し続ける日々

前回の記事(参考:生死の間を彷徨っていました)で私の、のっぴきならぬ近況について書きましたが、未だ入院生活は続いています。そろそろ2ヶ月になります。

まだ風呂はおろか、シャワーも浴びることもできていません。体重は15kg近く減り、見た目の筋肉はなくなりヒョロガリを絵に書いたようになっていて、誰と戦っても一撃でヤラれそうです。

腕の血管や首や鼠径部は、点滴やら採血やらカテーテルやらの穴だらけ。中途半端に伸びた髪はサリーちゃんのパパ状態。子供たちにもまだ一度も会えていません。

でも、心は折れていないと自分では思っています。


さて、初回の緊急手術を含め、その後の処置や治療方針などについて、最も難しい判断が必要となる状況下で、私には意識がありませんでした。

複数回の手術後、数週間して意識が戻ってしばらくしてから、家族から状況を聞いたり、諸々の同意書に目を通したりして、やっと自分の身に起きたことを少しずつ認識していくという不思議な体験をしています。



現状を理解し、自分なりに調べ、何人かの医師の知人や医師の親戚などに話を聞いたりして、よく分かったことは、あの状況下で死ななかったことは本当に幸運だったということです。

九死に一生を得たと言っても決して大袈裟ではないことが分かり、改めて生きていられることに感謝の念が湧いてくると同時に、それなりの確率で訪れていたであろう自分が死んで子供たちを父なしにしてしまう世界線を想像しては言いようのない恐怖感に襲われたりもしています。

毎日ずっと病院のベッドの上にいるので、血液検査の数値やちょっとした体調の変化に一喜一憂しつつ、どうしても色々なことを考えてしまいます。

誰かとメールやSNSなどでやりとりしても、ひょっとしたらこれが最後になるかもしれない、なんてことを考えて言葉を選んでしまったりとか。

感染症の重篤化、再発、別の部位での発症、再手術、突然死……どれも現実的に起こり得ることです。

今回私は心臓の複数箇所の血管や弁を人工のものに変えたのですが、大動脈血管の裂けている箇所が意外にも多かったようで、そのままにして様子を見ているところもいくつかあります。

ネットで調べると、急性大動脈解離だけでも、初期の対応が上手くいったとしても5年生存率60%、10年生存率40%なんて数値も出てきます。自分の場合は他にもいくつかの合併症や手つかずのところもあったりするので、甘い希望的見通しは禁物でしょう。

病は気から、もちろん、なるべく気持ちを強く持って前を向くことは大切だと思います。でも、同時に現実的な確率から目を背けず、冷静に最悪の事態を想定することも大切だと考えています。

それを前提とすること(常に死を現実的に身近なものと意識すること)で、生きているうちに家族や知人に伝えておくべきことや、やることの優先順位も変わってくる気がします。使う言葉の選び方も変わるかもしれません。



若干ネガティブに聞こえるようなことを書いたかもしれませんが、前述したように心は折れていないと思っています。まだまだ生きたいという強い思いが私にはあります。

心が折れずにいられるのは、多く方から届く励ましの言葉も無関係ではありません。いや、とても大きな理由のひとつです。

手書きの手紙、応援動画、寄せ書きの色紙、そしてメールやSNSでの励ましや応援のメッセージなど、本当にもったいないようなたくさんの言葉で元気と勇気をいただいております。

前回の記事に対するX(Twitter)を通じたたくさんのリプライにも全て何度も目を通しました。そして何度も涙を流しました。本当にありがとうございます。

また、妻には感謝してもしきれません。

平日はパートとすべての家事に子供たちの習い事の送り迎え、土日も子供たちの習い事の手伝いや遠征の送り迎えなんかをしながらも、嫌な顔一つせずにほぼ一日おきに病院まで面会に来て励ましてくれます。

これまで私がやっていたことも代わりにやってくれているので、本当に大変なはずなのに、そんな素振りは全く見せません。

妻は私に、生きていてくれればそれでいい、と言うだけです。

私はこれからどうやって恩返しをすればいいのでしょうか。しっかり考えたいと思います。



・・今を生きようとか、前向きになろうとか、目の前のことを大切にしようなんて思ってみても、病院のベッドの上ではできることなんてほとんどありません。内臓の機能回復待つなんてのも、気合いを入れてもどうなるものでもない。

自分を信じたところでよくなるわけじゃないけど、でも、自分を信じる以外にはできることはありません。

だから、自分を信じて、生きる強い気持ちを持ち続けたいと思っています。


結局なにを言いたいのかよく分からない記事になってしまいましたが、一応の生存報告でした。

《今回の記事の続編:妻は私に腎臓を1つあげると言いました


【前回の記事:生死の間を彷徨っていました


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プロフィール

虫とり小僧

Author:虫とり小僧


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子供の頃は、一日に800匹以上のバッタを捕まえるような虫とり少年でした。また、歩行中にはすべての家の「ピンポン」を必ず押すようないたずら小僧でもありました。今はただのザコです。

※好きなものは、歴史・格闘技(実践も観戦も)・筋トレ・秘湯めぐりなど



自分の全資産を「円」のみで保有していること(何もしないこと)は、それなりのリスクを伴う集中投資に近いものだと解釈して、私は購買力維持や資産形成を目的に、世界中の株式や債券なども保有しています。

約19年前から、なるべく手間とコストをかけずに実践している投資方法を、いつか我が子に伝えるかもしれないので、そのための備忘録を書いておくことにしました。

投資の実践といっても、ひと月に一度の自動積立と、たまにやるリバランスくらいですが…



※当ブログのエッセンスをまとめた記事はこちら

我が子に伝えたい5つの大切なお金のこと


※主なメディア掲載・出演履歴
BSテレ東マネーの学び:2022年10月13日
投資信託完全ガイド:2021-22年版
日経新聞広告:2021年2月12日
東証マネ部!:2020年8月
JBpress:2020年7月7日
ダイヤモンドZAi:2020年5月号
Yen SPA!:2020年夏号
トウシル(楽天証券):2020年4月
日経ヴェリタス:2019年9月15日
FOUND:2019年8月
週刊エコノミスト:2019年4月23日号
金融庁コラム:2018-19年
ITmedia:2018年1月29日
モノクロ ザ・マネー:2018年12月号
トウシル(楽天証券):2018年10月
ほったらかし投資完全ガイド:2018年1月
日経電子版:2017年12月25日
ニューヨークタイムズ:2017年7月11日
REUTERS・ロイター:2017年7月7日
東証マネ部!・R25:2017年3月
Yen SPA!:2016年冬号
BIG tomorrow:2016年1月号
ザイ・オンライン:2015年9月18日
日経ヴェリタス:2015年7月26日
某大手テレビ局:2014年夏?
日経マネー:2013年10月号
日経新聞:2013年7月3日
NHK特報首都圏:2011年3月

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