いつか子供に伝えたいお金の話

インデックス投資(投資信託を使った国際分散投資)による資産運用・各種保険・クレジットカード・節約など「お金」に関することを書き綴るブログ

昨年(2022年)、当ブログ経由で買われた本ベスト10

昨年(2022年)、当ブログ経由で買われた書籍(電子書籍を含む)のベストテンに一言解説をつけて、ランキング形式でまとめておきます。

基本的には「良い」と思った本しかブログでは取り上げないのですが、その中でもやはり上位ベスト10に入るような本は特にオススメの良い本ばかりです。



第1位
大江英樹著『知らないと損する年金の真実 - 2022年「新年金制度」対応 - 』

→現役世代は年金の払い損になるとか、少子高齢化で年金は破綻するとか、年金運用は株で大損してるとか、そんなふうに思っている人は、この本を読んで、年金はどの程度アテにしても大丈夫なのかを理解しておいたほうがいいでしょう。

(関連記事:これは読んでおいたほうがいい!『知らないと損する年金の真実 - 2022年「新年金制度」対応 - 』(大江英樹著)の感想・レビュー



第2位
カン・チュンド著『つみたて投資の終わり方』

→信頼できるFPであるカンさんが、リタイヤに向けた家計のスリム化、節約指南などを交えながら、「積み上げてきたリスク資産をどう取り崩していくのか」を優しく教えてくれる一冊。こういうことを考えたことがなかった人は必読です。

(関連記事:『出口戦略について書かれた本『つみたて投資の終わり方』(カン・チュンド著)を読みました



第3位
水木楊著『人生後半戦のポートフォリオ「時間貧乏」からの脱出』

→投資の本ではありませんが、仕事と時間とお金、そして人生について考えるうえで、とても参考になる本です。読むと早期リタイヤ願望が高まってしまう危険な一冊で、毎年必ずベスト10に入ります。しかも毎年ジワジワと順位を上げてくるという……。早期リタイヤに興味ある人が多いんだろうなぁ。

(関連記事:なぜ投資をするのか仕事を失うリタイヤ世代



第4位
北村慶著『金融のプロが実はやっている 最もシンプルで賢い投資の結論』

→日米の金融機関で役員経験を持ち、現役の一部上場企業CFOでもある著者が、長期投資の効果・分散の意味・積み立ての特徴などについて根拠を添えて説明し、「なぜ勝てるのか」をロジカルに解説してくれます。必読でっせ!

(関連記事:まさかの8資産均等推し!?…『金融のプロが実はやっている 最もシンプルで賢い投資の結論』(北村慶著)は最高の教科書



第5位
水瀬ケンイチ著『お金は寝かせて増やしなさい』

→個人投資家兼投資ブロガーによる実体験と根拠を伴った「投資を続けるための」正しい情報が詰まった一冊。発売した年にはAmazonの年間上位ランクにも入り、なんと13万部を突破している大ヒット作です。読みやすいのに骨太な投資本。

(関連記事:運用金額も公開!『お金は寝かせて増やしなさい』(水瀬ケンイチ著)を読んだ感想・レビュー…インデックス投資の分かりやすい教科書だな、これは

※非課税制度や金融商品の情報などがアップデートされているので、これから読むならこのマンガ版のほうがオススメです(参考記事:初心者・未経験者に手渡す投資本はこれでOK…『マンガ お金は寝かせて増やしなさい』(水瀬ケンイチ著)のストーリーや感想など)。



第6位
後田亨著『生命保険は「入るほど損」?!<新版>』

→主要な経済誌等で「保険見直し特集」みたいなものがあるとほぼ必ず出てくる後田さんの(いつもどおり刺激強めの)一冊。冒頭から「振り込め詐欺の手口」と「生命保険の販売手法」が似ていると書き、全体を通して「保険とはお金を失いやすい仕組み」と断言しています(紹介記事はこちら)。

(関連記事:民間の保険はどの程度必要なのか、5つのポイントで検証(生命保険・医療保険・学資保険・火災保険など)



第7位
成毛眞著『2040年の未来予測』

→元日本マイクロソフト社長が書いた未来予想本。空飛ぶ車、手のひらがクレジットカード情報、ナビ機能の付いたコンタクトレンズ、昆虫食や培養肉の並ぶ食卓……20年後にはそうなっている可能性を客観的な根拠を添えて書き綴ってある一冊です。そしてなんとインデックス投資推し。

(関連記事:『2040年の未来予測』(成毛眞著)を読むと、最新テクノロジーをドヤ顔で他人に説明したくなり、インデックス投資もしたくなる



第8位
垣根涼介著『君たちに明日はない』

→投資本ではなく小説です。毎年しぶとくランキング入り。リストラ請負会社の主人公が、様々な企業で「クビ切り面接官」として活躍します。知らない業界事情を覗けて勉強になるし、恋愛描写とかもけっこうエロくて刺激的。

(関連記事:リストラ請負人が活躍する『君たちに明日はない』(垣根涼介著)シリーズは、仕事と働き方、そして生き方をじっくり考えさせられる名作



第9位
深田晶恵著『サラリーマンのための「手取り」が増えるワザ65』

→普通の生活者が気を配るべきお金の話のサイトマップのような一冊。節税によって「手取り」を増やす方法が網羅されています。多くの場合、未経験者や初心者には投資本よりも先にこういう本をオススメしたい。

(関連記事:『サラリーマンのための「手取り」が増えるワザ65 給料、年金、退職金、副業、パート収入、病気、出産で使える!』(深田晶恵著)を読んだ感想・レビュー



第10位
星野泰平著『半値になっても儲かる「つみたて投資」』

→積立投資そのものを分析・解説しているマニアックな本です。投資を始めようと思っていたり、すでに投資をしているけどリスク資産価格の値動きが気になって仕方ない、というような人にオススメ。

(関連記事:『半値になっても儲かる「つみたて投資」』(星野泰平著)を再読しました


以上であります。


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関連記事

プロフィール

虫とり小僧

Author:虫とり小僧


Twitter:@mushitori
Facebook:Facebookページ

子供の頃は、一日に800匹以上のバッタを捕まえるような虫とり少年でした。また、歩行中にはすべての家の「ピンポン」を必ず押すようないたずら小僧でもありました。今はただのザコです。

※好きなものは、歴史・格闘技(実践も観戦も)・筋トレ・秘湯めぐりなど



自分の全資産を「円」のみで保有していること(何もしないこと)は、それなりのリスクを伴う集中投資に近いものだと解釈して、私は購買力維持や資産形成を目的に、世界中の株式や債券なども保有しています。

約18年前から、なるべく手間とコストをかけずに実践している投資方法を、いつか我が子に伝えるかもしれないので、そのための備忘録を書いておくことにしました。

投資の実践といっても、ひと月に一度の自動積立と、たまにやるリバランスくらいですが…



※当ブログのエッセンスをまとめた記事はこちら

我が子に伝えたい5つの大切なお金のこと


※主なメディア掲載・出演履歴
BSテレ東マネーの学び:2022年10月13日
投資信託完全ガイド:2021-22年版
日経新聞広告:2021年2月12日
東証マネ部!:2020年8月
JBpress:2020年7月7日
ダイヤモンドZAi:2020年5月号
Yen SPA!:2020年夏号
トウシル(楽天証券):2020年4月
日経ヴェリタス:2019年9月15日
FOUND:2019年8月
週刊エコノミスト:2019年4月23日号
金融庁コラム:2018-19年
ITmedia:2018年1月29日
モノクロ ザ・マネー:2018年12月号
トウシル(楽天証券):2018年10月
ほったらかし投資完全ガイド:2018年1月
日経電子版:2017年12月25日
ニューヨークタイムズ:2017年7月11日
REUTERS・ロイター:2017年7月7日
東証マネ部!・R25:2017年3月
Yen SPA!:2016年冬号
BIG tomorrow:2016年1月号
ザイ・オンライン:2015年9月18日
日経ヴェリタス:2015年7月26日
某大手テレビ局:2014年夏?
日経マネー:2013年10月号
日経新聞:2013年7月3日
NHK特報首都圏:2011年3月

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読みやすくてオススメの本

金融のプロが実はやっている 最もシンプルで賢い投資の結論

投資理論の基礎から実践まで学べる最高の教科書。→参考記事


改訂版 一番やさしい!一番くわしい!はじめての「投資信託」入門

投資信託とは何なのかをやさしく解説してくれる本。→参考記事


お金は寝かせて増やしなさい

投資を始める前の自分に1冊だけ読ますならコレ。→参考記事


半値になっても儲かる「つみたて投資」

積立投資そのものを分析・解説している興味深い本。→参考記事


生命保険の罠

生命保険の販売現場のウラ話が満載の強烈な一冊。→参考記事

オススメのネット証券

楽天証券
管理人は個人型確定拠出年金(イデコ)でもここを利用。投信積立や残高で楽天ポイントがザクザク。キャッシュバックたっぷりの口座開設キャンペーンも多し。→参考記事

SBI証券
管理人もメインで利用中の最大手。低コストの商品が豊富で、月々100円からの積み立て投資に対応。投信保有ポイントサービスも高還元。個人型確定拠出年金(イデコ)も充実!

セゾン投信
リスク資産を1本の投資信託で管理したい人にオススメ。「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は、月々5000円から投資でき、30カ国以上の株式と10カ国以上の債券に分散投資して、世界経済の成長を享受できる。→参考記事

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