いつか子供に伝えたいお金の話

インデックス投資(投資信託を使った国際分散投資)による資産運用・各種保険・クレジットカード・節約など「お金」に関することを書き綴るブログ

セゾン投信が人気記事から消えた理由……投資哲学や姿勢が変わった?

当ブログには読者の方から「セゾン投信に関する記事を書いてほしい」というようなメッセージがよく届きます。

実は最近、数名の方から「虫とりさんのブログ内の、人気記事ランキングや反響のある記事一覧から、セゾン投資関連の記事が消えてしまった理由を教えてもらいたい」というようなご要望をいただきました。

たしかに、数ヵ月前、そのような変化を施しました。

このような場末のブログをしっかりチェックしてくださっている方がいることに嬉しくなると同時に、情報発信をしている以上、そういうことも一応説明しておいたほういいのかなと思って今回の記事を書くことにしました。



◎あっしはセゾン投信ウォッチャー


私はブログを開設する前から、セゾン投信を応援するような情報発信をしたり、知人にオススメしたりしていました。

このブログを書き始めてからもウォッチを続け、ちょくちょく関連記事を公開しています。

流入資金と残高が安定していて、資産形成のための投資を完結させることができるセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドを運用しているし、会社としても信頼するに足ると思っているからです。

【参考記事:セゾン投信を投資初心者にオススメする理由

※「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は米国バンガード社の日本ビジネス撤退により、2022年9月10日から「セゾン・グローバルバランスファンド」に名称変更されます。が、基本方針、運用体制等に変更はないようです。



◎セゾン投資関連記事が消えた理由


ただし、数ヵ月前から当ブログの「人気記事ランキング」や「反響のある記事一覧」からセゾン投資関連の記事が消えたのも事実です。

消えた理由は、以前と比べて反響が少なくなり、人気記事ではなくなってしまったことがほぼすべてです。

つみたてNISAの普及などに伴い、世の中の流れとしては、コスト競争力のある他社の投資信託に目がいきやすくなったのでしょう。

より安い同種の商品が増えている状況だと、たしかにセゾン投信を万人には気軽にオススメしにくい環境になってきたと言えるかもしれません。



◎投資哲学や姿勢が変わった?


実は、届くメッセージの中には、セゾン投信の姿勢や投資哲学が変わったことについてどう思うか、というようなものもけっこうあります。

正直なところ、セゾン投信の姿勢や投資哲学が変わったのかどうかは私にはまだよく分かりません。

世界経済の成長を取り込むスタイルをメインにすると謳っていたのに、日本株式のアクティブファンド運用を開始したので、それをもって姿勢や哲学の変更と捉える人が一定数いるようです。が、それだけでは姿勢や哲学が変わったとも判断できないと思っています。

資産形成のメインは世界分散しつつ、日本にも目を向けるというのは理解できますし、(程度問題をわきまえていれば)矛盾せずに両立できるような気もします。

まあ、私自身がセゾン投信の日本株のアクティブファンドに投資をしたり、知人にオススメしたりする気はありませんが、ハートが共鳴してお金を投じたいと思った人は投資すればいいでしょう。自分の資産形成の効率だけにフォーカスしない高尚なお金の育て方だと思います。ホントに。



◎ブロガーや有識者たちとの距離感は変わったかも


数年前までのセゾン投信では、定期的にブロガーミーティングを開催して、会議形式で私のような無責任なブロガーたちにたっぷりと言いたいことを言わせつつ、必死にそこからヒントを得て、意見を吸い上げようとしていました。

コロナ禍の影響もあり、材料も少ないので、まだ判断しきれない部分もあるのですが、ひょっとしたら、このスタンス(ブロガーとの距離感)は変わってしまったかもしれません。

コロナ禍以降、ブロガーミーティングの機会そのものは数ヵ月前に一度だけあり、残念ながら私は仕事の都合で参加できなかったのですが、他の運用会社のように「自分たちが発表したいことがあるときだけ」催すプレスリリース的な意味合いで行われたように見えました。

アドバイザリーコミッティという社長の諮問会議のような場を設けて、外部の有識者に言いたい放題にさせるという機会も(私の拾える情報の範囲では)なくなっています。

ただし、ブロガーや有識者は少数派のマニアですし、その言うとおりにしておけば会社がうまくいくわけでもないと思うので、ファンド保有者を第一に考えて、世の中が少しでもよくなる方向に突き進んでもらいたいものです。



◎私のセゾン投信への見方は変わらず


先ほども書いたように、コストなどを考えた場合、誰にでも第一にセゾン投信をオススメできるわけではないと思います。

ただ、私はこれまでに何度も自分の親を含む親戚や知人などにもセゾン投信をオススメしていて、彼らはずっとホールドしていますし、最近も身近な人に紹介したりもしています。

セゾン投信のファンドは良いものであるという認識に変わりはありません。

マーケットの環境も影響しているとは思いますが、ファンド保有者の99%が利益の出ている状態(2022年3月現在)になっているのも、長期投資を理解し腰の据わったお金が集まっているからでしょう。

私の知人も長く続けている人はメチャクチャ儲かっています。「退職金が倍になりそうだよ」なんてことを言われたこともあります。

数年前、私はセゾン投信のニュースレターに愛のこもった寄稿をしたこともありますが、同社への基本的な考えは今も同じです。投資をしたいけど、どこで何を買えばいいのか分からない、というような人にはセゾン投信のファンドはアリだと思います。


最後に主な(よく読まれる人気の)セゾン投信関連記事を載せておきます。

セゾン投信を解約したいとか、積立を止めたいとかのメッセージが届く…「卒業」したい理由は5つに集約できそうだ

セゾン投信アポなし襲撃の記録…直販投信会社に訪れた危機とは!?



※セゾン投信のファンドは、楽天証券SBI証券から個人型確定拠出年金(iDeCo・イデコ)用の商品としても買い付け可能。


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関連記事

プロフィール

虫とり小僧

Author:虫とり小僧


Twitter:@mushitori
Facebook:Facebookページ

子供の頃は、一日に800匹以上のバッタを捕まえるような虫とり少年でした。また、歩行中にはすべての家の「ピンポン」を必ず押すようないたずら小僧でもありました。今はただのザコです。

※好きなものは、歴史・格闘技(実践も観戦も)・筋トレ・秘湯めぐりなど



自分の全資産を「円」のみで保有していること(何もしないこと)は、それなりのリスクを伴う集中投資に近いものだと解釈して、私は購買力維持や資産形成を目的に、世界中の株式や債券なども保有しています。

約18年前から、なるべく手間とコストをかけずに実践している投資方法を、いつか我が子に伝えるかもしれないので、そのための備忘録を書いておくことにしました。

投資の実践といっても、ひと月に一度の自動積立と、たまにやるリバランスくらいですが…



※当ブログのエッセンスをまとめた記事はこちら

我が子に伝えたい5つの大切なお金のこと


※主なメディア掲載・出演履歴
BSテレ東マネーの学び:2022年10月13日
投資信託完全ガイド:2021-22年版
日経新聞広告:2021年2月12日
東証マネ部!:2020年8月
JBpress:2020年7月7日
ダイヤモンドZAi:2020年5月号
Yen SPA!:2020年夏号
トウシル(楽天証券):2020年4月
日経ヴェリタス:2019年9月15日
FOUND:2019年8月
週刊エコノミスト:2019年4月23日号
金融庁コラム:2018-19年
ITmedia:2018年1月29日
モノクロ ザ・マネー:2018年12月号
トウシル(楽天証券):2018年10月
ほったらかし投資完全ガイド:2018年1月
日経電子版:2017年12月25日
ニューヨークタイムズ:2017年7月11日
REUTERS・ロイター:2017年7月7日
東証マネ部!・R25:2017年3月
Yen SPA!:2016年冬号
BIG tomorrow:2016年1月号
ザイ・オンライン:2015年9月18日
日経ヴェリタス:2015年7月26日
某大手テレビ局:2014年夏?
日経マネー:2013年10月号
日経新聞:2013年7月3日
NHK特報首都圏:2011年3月

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読みやすくてオススメの本

金融のプロが実はやっている 最もシンプルで賢い投資の結論

投資理論の基礎から実践まで学べる最高の教科書。→参考記事


改訂版 一番やさしい!一番くわしい!はじめての「投資信託」入門

投資信託とは何なのかをやさしく解説してくれる本。→参考記事


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積立投資そのものを分析・解説している興味深い本。→参考記事


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生命保険の販売現場のウラ話が満載の強烈な一冊。→参考記事

オススメのネット証券

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SBI証券
管理人もメインで利用中の最大手。低コストの商品が豊富で、月々100円からの積み立て投資に対応。投信保有ポイントサービスも高還元。個人型確定拠出年金(イデコ)も充実!

セゾン投信
リスク資産を1本の投資信託で管理したい人にオススメ。「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は、月々5000円から投資でき、30カ国以上の株式と10カ国以上の債券に分散投資して、世界経済の成長を享受できる。→参考記事

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