2022
Jul
02
ぬるい暴落…2022年6月末のアセットアロケーションとポートフォリオ(と今年上半期の投資と考察)
今年も、もう半年が過ぎました。
私の投資スタイルは基本的に「ほったらかし」。投資行為そのものは本当に忘れてしまうレベルで(自動で)続けている状態です。
んでも、ブログのネタとして半年に一度は考察みたいなものを書く機会を設けるようにしています。そうしないと、資産状況のチェックすらしなくなって、万が一不正出金とかがあっても気づけなくなってしまいそうなので。
さてさて、今年の上半期を振り返ると、マーケットの参加者からは、暴落だ!大変だ!というような声がよく聞こえてくるのですが、海外資産への分散投資を中心にしているような私からすると、その「暴落」も円安で中和されているせいで、イマイチ(というか全く)迫力を感じません……。
※私の場合、「アセットアロケーション」には、生活防衛資金などの無リスク資産※1は含んでいません。そして「ポートフォリオ」とは、積立中の金融商品名とその配分を表す言葉として使っています。また、このブログ内で使う「リスク資産」や「無リスク資産」などの言葉についても、自分なりに定義(使い方を整理)してあります。このあたりの「言葉づかい」は各投資家やブロガーによって微妙に異なる場合があるので、他人の公開情報を見るときは多少の注意が必要だと思います。
(参考記事:リスク資産と無リスク資産の色分け)
私の投資スタイルは基本的に「ほったらかし」。投資行為そのものは本当に忘れてしまうレベルで(自動で)続けている状態です。
んでも、ブログのネタとして半年に一度は考察みたいなものを書く機会を設けるようにしています。そうしないと、資産状況のチェックすらしなくなって、万が一不正出金とかがあっても気づけなくなってしまいそうなので。
さてさて、今年の上半期を振り返ると、マーケットの参加者からは、暴落だ!大変だ!というような声がよく聞こえてくるのですが、海外資産への分散投資を中心にしているような私からすると、その「暴落」も円安で中和されているせいで、イマイチ(というか全く)迫力を感じません……。
※私の場合、「アセットアロケーション」には、生活防衛資金などの無リスク資産※1は含んでいません。そして「ポートフォリオ」とは、積立中の金融商品名とその配分を表す言葉として使っています。また、このブログ内で使う「リスク資産」や「無リスク資産」などの言葉についても、自分なりに定義(使い方を整理)してあります。このあたりの「言葉づかい」は各投資家やブロガーによって微妙に異なる場合があるので、他人の公開情報を見るときは多少の注意が必要だと思います。
(参考記事:リスク資産と無リスク資産の色分け)
◎アセットアロケーションとポートフォリオの確認
◇2022年6月末のアセットアロケーション(リスク資産配分)
・国内株式:10%
・先進国株式:20%
・新興国株式:20%
・国内債券:10%
・先進国債券:10%
・新興国債券:10%
・国内リート:10%
・海外リート:10%
◇2022年6月末のポートフォリオ(積立金融商品)
・eMAXIS slimバランス(8資産均等型):80%
・eMAXIS slim先進国株式インデックス:10%
・eMAXIS slim新興国株式インデックス:10%
※上記すべてSBI証券
※先進国株式と新興国株式については、上記の比率を維持できるよう調整しながら、同種のファンド(たわらノーロード 先進国株式とインデックスファンド海外新興国(エマージング)株式)を楽天証券
※参考記事:私がeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)を積み立てている理由
このアセットアロケーションには、思想的・戦略的に深い意義があるワケではなく、特別な愛着があるワケでもありませんが、変更するほどの理由もないので、惰性でそのままになっています。
なぜこのような資産配分になっているのかについては、以前にクドクドと記事にしたことがあるので、ご興味のある方は次のリンク先をご参照ください。
→理想のリスク資産管理条件
→リスク資産管理の優先順位変化
→私のアセットアロケーション(リスク資産管理方法)
※上記の3記事は、続きモノです。
今よりも楽チンに低コストで分散投資できる商品や環境が整えば、ポートフォリオを(場合によってはアセットアロケーションも)変更するかもしれません。…が、どんな配分が将来好成績を残すのかは分からないので、自分なりの最大公約数で、のんびりやっていくつもりです(資産配分の効率そのものよりも、手間をかけずシンプルに管理することを優先するスタンス)。
こんなにチンタラと17年以上も投資を続けていて、年率平均7%ちょいのリターンで回っています。リーマンショックやコロナショックをモロに食らっていても、の結果なので個人的には充分に満足しています。むしろこれ以上を何を望むのか!?ってなカンジかも。
◎2022年上半期の投資行動や考察
冒頭でも少し書きましたが、資源価格高騰やら金利上昇やら先行き不透明感やらの様々な理由で、今年に入ってからは世界の株価が多少乱高下しているように見えます。
暴落だ!大変だ!というような声もよく聞こえてくるのですが、海外資産への分散投資を中心にしていると、その「暴落」も円安で中和されてしまってイマイチ迫力を感じません。
私が投資を始めてからの17~18年は、ほぼ必ず株価の下落と円高はセットでした。だからこそ、海外株式などの下落幅は、単純な(現地通貨建ての)株価の値下がり以上に強烈になって、積み立て投資の仕込みとしては「美味しい」状況だったりしたのですが、最近は株安と円安がセットなので、なんだか旨味が薄れています。
まあ、ある意味では(あまり値下がりしないというのは)分散効果の「見せ場」とも言えるのかもしれません。
ただ、上記のような感想は、正直なところ無理やり捻りだして書いているものであり、私のように投資成果の評価スパンを20年とか30年とかそれ以上に置いている場合は、こんな状況下でも、まだまだ主要なマーケットは10年くらい好調が続いてるとしか感じることができないのです(実際、損益状況は年初とさほど変わっていない)。
同時に、本格的に下がるときは、マジで容赦なく下がると思うので、常にその覚悟と想定はしています。
もちろん、個人的な感情や感覚では投資しないルールにしていますし、今後のマーケットがどうなるかは分からないので、引き続きあまり欲張らず、ベストを追い求めたりもせず、ほどほどでOKという心構えで積み立て投資を続けていきます。
《参考記事》
・上げ相場でリバランス売りをしといてよかった
・暴落を目の当たりにしたらどうするか(追加投資のルールなど)
◎これからも淡々と
私の現状のリスク資産と無リスク資産の比率は相変わらず1対1くらいで、前回(半年前の2021年末)から変わっていません。個人的な管理ルールでは、リスク資産と無リスク資産の比率を、最もリスクを抑えた場合で1対1、最もリスクを許容する場合でも2対1の範囲でコントロールすることに決めています。
(参考記事:無リスク資産の必要額)
ほぼ「半々」というのは分かりやすいですし、相場の動きに心惑わされずに済むので、けっこう気に入っています。また、たっぷりの無リスク資産が確保できているため、暴落はいつでも大歓迎です(バッチこい!)。
・・今後、本格的なバブルがやってくるのか、大暴落や長い低迷が待っているのか、意外と波風のないマーケットが続くのか……それは私には分かりません。
ただ、予測をしたところでそんなもんは当たらんわい!と割り切っているので、実際の投資行動は「いつもどおり」で、基本的には毎月定額の自動積立(とたまのリバランス)を淡々と続けるつもりです。
大きな金額を投じる資産形成のための投資は、リターンよりもまずはリスクに目を向けることが大切であり、そのためのポイントは、アセットアロケーションの中身の細かい調整よりも、無リスク資産とリスク資産のバランスをきちんと管理することだと私は考えています※2。
《参考記事》
・バブルの見極め方と対策
・ブログを始めるも未だ本格的な下落相場来ず
・今の株価は高いのか、それとも…
※1 無リスク資産が、本当に「無リスク」なのかは微妙な問題ですが、この話を始めると長くなってしまうので、ここでは無リスクという言葉を使っています。まぁ、個人的には財政破綻や国家による私有財産没収レベルのことまでは考えてもあまり意味がないと思っています。
→参考関連記事:最悪の状況をどこまで想定するのか
※2 「アセットアロケーション」の中に無リスク資産を含めている投資家もいるので、その場合はアセットアロケーションの遵守が無リスク資産とリスク資産のバランス管理ということになるでしょう。

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