2022
Apr
30
ちょっとボッタクられたかもしれない…相場の格言が身にしみる
実は最近、若干ボッタクられたというか、営業のプロに上手くやられちまったなぁ~!と歯ぎしりをして、思い出すたびに悔しくて、しばらく寝つきが悪い日が続きました。
まあ、自分の不勉強というか準備不足というか面倒くさがりっぷりが原因なのですが、素人がプロと渡り合うことの難しさを痛感し、同時に期待リターンがプラスのものにほったらかし投資できることのありがたみを感じたりもしました。
まあ、自分の不勉強というか準備不足というか面倒くさがりっぷりが原因なのですが、素人がプロと渡り合うことの難しさを痛感し、同時に期待リターンがプラスのものにほったらかし投資できることのありがたみを感じたりもしました。
◎自分のせい
プロに上手くやられてしまったというのは、金融関係の話ではなく、自動車の購入と売却(下取り)に関することです。
購入については事前にしっかり調べていたので、まあギリギリ納得のいく範囲だったのですが、下取りに関しては、事前に相場を調べたり相見積もりを取ることをせず、その場の勢いとフィーリングで即決してしまうという最高にバカなことをしてしまいました。
最近、仕事もクソ忙しく、追い立てられるような毎日の中の貴重な休日だったこともあり、商談に使える時間は1時間半程度しかないのに、そもそも下取りに出すか、出さないかすら決めずに、家族で車屋さんに向かってしまいました。
おそらく、事前に勉強して、じっくりと交渉をすれば(いや、相見積もりを取る姿勢を見せるだけでも)、少なくとも10〜20万円は高く売れただろう(おそらくもっと高く)と知人の車屋に言われましたし、自分でもそう思います。
以前、調子に乗ってエラそうに、以下のような記事を書いたりしていたにも関わらず、私はなんて愚かなのでしょう。
《参考記事》
・未経験者必読!中古車買取(売却)査定をやるときの最大の注意点
・自動車ってお金(費用)かかるよね…「マイカー」についての考えを整理しておく
◎早く忘れたい
特定の商品について、ハッタリや硬軟織り交ぜた交渉を仕事として毎日行っているような販売・営業のプロからすれば、購入希望車両にゾッコンで、しかも次の予定を気にしている私を丸め込むの容易いことだったと思います。
・・ただ、契約書にサインしてしまった以上、それはもう取り返すことのできないサンクコストです。
そのことを気にすること自体が、精神的ストレスなどの新たな「コスト」を生むと考えることもできます。
なので、もうこのことはなるべく気にしないようにしたいです。はい。。
◎相場の格言が身にしみる
ところで、今回、失敗してしまった私を慰めてくれたのは、相場の格言でした。
「頭と尻尾はくれてやれ」「売り買いは腹八分」など、ほどほどでいいんだよ、という類の言葉です。
古今東西、欲をかきすぎるとろくなことにはならないと教えるような童話や逸話は山ほどあるもんなぁ、などと自分に言い聞かせています。
そして、ふと思ったのは、そういう相場の格言は、マーケットでの売買に臨む人の心得であると同時に、失敗した人たちへの慰めというか気休めとして使われることが多いんだろうなということ。
ひょっとしたら、その手の格言は、失敗した人が自らを慰めるために作ったのかもしれません。
相場の格言は気休めにはそこそこ有効でした。
◎各分野のプロとの交渉は簡単じゃない
大きなお金が必要で、かつ人生において、そんなに数多く商談の機会があるとは思えないような、例えば冠婚葬祭、住宅の購入・塗装やリフォームなどのメンテナンスなどについて、素人がプロと価格交渉しても思い通りになるわけがありません。相手に上手くやられてしまう可能性のほうが高そうです。
たまに上手くいくこともあるかもしれないですが、事前の準備、勉強、こまめな情報収集などに、かなり汗をかく必要があるでしょう。
そして、時間をかけたくない、面倒くさいというようなマインドは、ほぼ確実にマイナスに作用します。
素人が毎日そればかりをしているプロと伍するのは簡単ではないはずです。当たり前ですよね。
そういう意味では、プロとの価格交渉を何度も続けたときの期待リターンはマイナスだと思っておいたほうがいいのかもしれません。
◎期待リターンがプラスのありがたみ
一方、国際分散インデックス投資のようなものであれば、多少のブレはあっても、そもそも期待リターンがプラスです(参考:インデックス投資とは)。
まともな投資であれば、長く続ければ続けるほど、利益が増えていく可能性が高くなります。
時間をかけたくない、メンドクサイというような感覚も、余計な売買を避けストロングホールドを助け、手間をかけないぶんコスパが上がるなど、プラスに作用すると解釈することも可能です(まあ、最初だけはしっかり勉強する必要がありますが)。
また、株式に投資をすることで企業の所有権(の一部)を持つということは、顧客から上手く儲ける側に回るということでもあります。
そんなことを考えて、ほったらかし投資って意外と悪くないな、と見直しました。
【参考記事:年率平均5%のリターンと聞いて、驚く人、信じる人、バカにする人】
◎気をつけましょう
己の恥ずかしい失敗をネタに、ゴチャゴチャと屁理屈を並べ立てましたが、やはり、自動車や家電、住宅関連などの高額なものや(保険商品のように)長い期間課金し続けるようなものを買うときは、事前によく勉強して、じっくり検討しなきゃダメですな。。
ただまあ、買い物の交渉相手も人間なので、セコくやりすぎてもお互いあまりいい気持ちにもならないし、日本経済に貢献したし、ブログのネタも生まれたので今回はヨシとすることにします。
日頃、金融リテラシーがどうこうとこのブログで偉そうに講釈垂れてる私もこのザマです。
どうか皆さまもお気をつけください。
【関連記事:銀行の営業が親戚のおばさんに、ボッタクリの投資信託を…】

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