2022
Jan
08
読まれる本の傾向に変化あり?…昨年(2021年)、当ブログ経由で買われた本ベスト10
昨年(2021年)、当ブログ経由で買われた書籍(電子書籍を含む)のベストテンに一言解説をつけて、ランキング形式でまとめておきます。
基本的には「良い」と思った本しかブログでは取り上げないのですが、その中でもやはり上位ベスト10に入るような本は特にオススメの良い本ばかりです。
そして昨年は、上位にランクインした本に(当ブログ的には)大きな変化がありました。
なんと投資とは直接的には関係ないというか、主題が投資ではない本が1位と2位の座を投資本から奪ってしまったのです。
基本的には「良い」と思った本しかブログでは取り上げないのですが、その中でもやはり上位ベスト10に入るような本は特にオススメの良い本ばかりです。
そして昨年は、上位にランクインした本に(当ブログ的には)大きな変化がありました。
なんと投資とは直接的には関係ないというか、主題が投資ではない本が1位と2位の座を投資本から奪ってしまったのです。
第1位
大江英樹著『知らないと損する年金の真実 - 2022年「新年金制度」対応 - 』
→まさか年金の本が首位になるとは……。現役世代は年金の払い損になるとか、少子高齢化で年金は破綻するとか、年金運用は株で大損してるとか、そんなふうに思っている人は、この本を読んで、年金はどの程度アテにしても大丈夫なのかを理解しておいたほうがいいでしょう。
(関連記事:これは読んでおいたほうがいい!『知らないと損する年金の真実 - 2022年「新年金制度」対応 - 』(大江英樹著)の感想・レビュー)
第2位
成毛眞著『2040年の未来予測』
→第2位は元日本マイクロソフト社長が書いた未来予想本でした。空飛ぶ車、手のひらがクレジットカード情報、ナビ機能の付いたコンタクトレンズ、昆虫食や培養肉の並ぶ食卓……20年後にはそうなっている可能性を客観的な根拠を添えて書き綴ってある一冊です。そしてなんとインデックス投資推し。
(関連記事:『2040年の未来予測』(成毛眞著)を読むと、最新テクノロジーをドヤ顔で他人に説明したくなり、インデックス投資もしたくなる)
第3位
北村慶著『金融のプロが実はやっている 最もシンプルで賢い投資の結論』
→日米の金融機関で役員経験を持ち、現役の一部上場企業CFOでもある著者が、長期投資の効果・分散の意味・積み立ての特徴などについて根拠を添えて説明し、「なぜ勝てるのか」をロジカルに解説してくれる一冊です。必読でっせ!
(関連記事:まさかの8資産均等推し!?…『金融のプロが実はやっている 最もシンプルで賢い投資の結論』(北村慶著)は最高の教科書)
第4位
水木楊著『人生後半戦のポートフォリオ「時間貧乏」からの脱出』
→投資の本ではありませんが、仕事と時間とお金、そして人生について考えるうえで、とても参考になる本です。読むと早期リタイヤ願望が高まってしまう危険な一冊で、毎年必ずベスト10に入ります。しかも近年は高位をキープしているという……。早期リタイヤに興味ある人が多いんだろうなぁ。
(関連記事:なぜ投資をするのか ・ 仕事を失うリタイヤ世代)
第5位
水瀬ケンイチ著『お金は寝かせて増やしなさい』
→個人投資家兼投資ブロガーによる実体験と根拠を伴った「投資を続けるための」正しい情報が詰まった一冊。発売した年にはAmazonの年間上位ランクにも入り、なんと13万部を突破している大ヒット作です。読みやすいのに骨太な投資本。
(関連記事:運用金額も公開!『お金は寝かせて増やしなさい』(水瀬ケンイチ著)を読んだ感想・レビュー…インデックス投資の分かりやすい教科書だな、これは)
※年末にこの本のマンガ版が出版されています。非課税制度や金融商品の情報などが最新にアップデートされているので、これから読むならこのマンガ版のほうがオススメです(参考記事:初心者・未経験者に手渡す投資本はこれでOK…『マンガ お金は寝かせて増やしなさい』(水瀬ケンイチ著)のストーリーや感想など)。
第6位
深田晶恵著『サラリーマンのための「手取り」が増えるワザ65』
→普通の生活者が気を配るべきお金の話のサイトマップのような一冊。節税によって「手取り」を増やす方法が網羅されています。多くの場合、未経験者や初心者には投資本よりも先にこういう本をオススメしたい。
(関連記事:『サラリーマンのための「手取り」が増えるワザ65 給料、年金、退職金、副業、パート収入、病気、出産で使える!』(深田晶恵著)を読んだ感想・レビュー
第7位
後田亨著『生命保険は「入るほど損」?!<新版>』
→主要な経済誌等で「保険見直し特集」みたいなものがあるとほぼ必ず出てくる後田さんの(いつもどおり刺激強めの)一冊。冒頭から「振り込め詐欺の手口」と「生命保険の販売手法」が似ていると書き、全体を通して「保険とはお金を失いやすい仕組み」と断言しています(紹介記事はこちら)。
(関連記事:民間の保険はどの程度必要なのか、5つのポイントで検証(生命保険・医療保険・学資保険・火災保険など))
第8位
北村慶著『貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント』
→昨年、この記事の影響でランク外から一気に6年ぶりの首位に返り咲いた本です。記事公開までは数十円だった中古本が一時的にずいぶんと値上がりしていました。絶版の本って、需給で大きく価格変動するんですね(参考:私が最も影響を受けた投資本)。
(関連記事:『貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント』(北村慶著)を再読しました)
第9位
星野泰平著『半値になっても儲かる「つみたて投資」』
→積立投資そのものを分析・解説しているマニアックな本です。投資を始めようと思っていたり、すでに投資をしているけどリスク資産価格の値動きが気になって仕方ない、というような人にオススメ。
(関連記事:『半値になっても儲かる「つみたて投資」』(星野泰平著)を再読しました)
第10位
垣根涼介著『君たちに明日はない』
→投資本ではなく小説です。毎年しぶとくランキング入り。リストラ請負会社の主人公が、様々な企業で「クビ切り面接官」として活躍します。知らない業界事情を覗けて勉強になるし、恋愛描写とかもけっこうエロくて刺激的。
(関連記事:リストラ請負人が活躍する『君たちに明日はない』(垣根涼介著)シリーズは、仕事と働き方、そして生き方をじっくり考えさせられる名作)
以上であります。

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