2021
Nov
19
知人がリボ払いの罠に……キャンペーンこわい
いやはや、最近のクレジットカード契約は恐ろしいですね。
実は先日、知人から相談を受けました。
「絶対お得だから、って言われて新しくクレカを作ったんだけど、なんかよく分からないから見てくれない?」と。
その知人は近頃大人気の会員制某大型小売店で勧められ、その場で新規契約したというクレジットカードと、その関連書類一式を私に見せてきました。
お節介な私は、その書類を手に取り、ネット検索などもしながら、要点を確認してみました。そして叫びました。
な、な、なんじゃこりゃ~!!!!
実は先日、知人から相談を受けました。
「絶対お得だから、って言われて新しくクレカを作ったんだけど、なんかよく分からないから見てくれない?」と。
その知人は近頃大人気の会員制某大型小売店で勧められ、その場で新規契約したというクレジットカードと、その関連書類一式を私に見せてきました。
お節介な私は、その書類を手に取り、ネット検索などもしながら、要点を確認してみました。そして叫びました。
な、な、なんじゃこりゃ~!!!!
◎詳細を確認していくと
もちろん、いきなり叫んだわけではありません。
まずは年会費の確認をしました。初年度は無料、翌年度以降も簡単な条件クリアで無料。ふむ。
次にポイント還元率。条件によって1%~1.5%。使途は限定されているものの、これも最近のカードにしては高還元の部類と言ってもいい。ふむふむ。
ポイントの消滅期限が短いから忘れないように使う必要があるけど、使い忘れても損をするわけではない。
んで、新規入会キャンペーンで数千円相当のポイントがもらえるらしい。
まあ、よくあるパターンだけど、悪くはないなぁ、と思って読み込んでいたら……な、な、なんじゃこりゃ~!!!!と叫ぶことになってしまったのです。
◎リボ払い初期設定の恐ろしさ
なんと、キャンペーンを適用するためにリボ払いが毎月3000円に初期設定されていて、その支払い金額は上げたくても上げられない。つまり、3000円以上の未払い残高には必ず年利15%の暴利がかかるのです。
銀行預金の金利が0.001%とかの時代に、年利15%でっせ。何万倍だよ。。
リボ払い設定自体は解除可能なものの、新規入会キャンペーンの恩恵を受けるためにはしばらくの間リボ払いを続ける必要があり、最大限にポイントをもらうために設定された金額までクレジットカードを使ってしまうと確実に損をする計算でした。
支払余力があるときも、毎月3000円しか支払うことができず、それ以上の残高のすべてを自動的に(実質サラ金で)借りて暴利を貪り取られる恐ろしい設定です。
これ、キャンペーンに釣られて(口車に乗って)そのままの設定でずっと使っていたら、かなりヤバイような気がするのですが。。。
知人いわく、「リボ払い設定にしておけば、キャンペーンのポイントがたくさんもらえるからお得ですよ。(お店の?)年会費分くらいすぐに取り戻せますよ♪」と説明を受けたらしいです。
私がその場にいたら、「おどれ、なめとんのか!」と言ってしまったかもしれません。が、おそらくその店員?もよく分かっていなかったのでしょう。
末端銀行員や新興宗教の末端信者がよく分からないままに、良かれと思って色々とオススメしてくるのと同じ構図だと思われます。
【参考記事:銀行の営業が親戚のおばさんに、ボッタクリの投資信託を…】
◎基本、リボ払いはやめといたほうがいい
入会キャンペーンで得られるポイント、リボ払いで支払いきれなかった残高にかかる金利、リボ払い設定の解除タイミングなどをしっかり考えて、ある程度の金額だけ利用して実行すると僅かなポイントはゲットできそうでしたが、少しでも計算やタイミングを間違うとけっこうな損をします。そもそも、よく分かず契約してしまったような知人が上手くやれるはずがありません。
※その知人には、自分で最適な利用金額を計算できて、数か月後の最適なリボ払い設定解除タイミングを忘れなければ、このまま利用するものありだけど、その自信がないもしくは面倒くさいと思うのなら、キャンペーンポイントのゲットは諦めて、すぐにリボ払い設定は解除することオススメしておきました。
・・今回の件は、当然、知人にも責任はありますが、最近のクレジットカード契約は恐ろしいなぁ、と思いました。ひょっとしたら、最近の話ではなく、私が知らないだけで以前からこういうのはあったのかもしれませんが。
私は自分の子供には「リボ払い、キャッシング、ダメ!絶対!」と伝えるつもりであり、そういうことは度々このブログでも書いてきました。
【参考記事:クレジットカードとの付き合い方(クレカのお得さや怖さ)】
↑
当ブログの人気記事です
※ちなみに今回取り上げたカードも、リボ払いの設定さえしなければ、まあ、悪い条件のものではないと思います。また、リボ払いを利用するような人が大勢いないと(≒私のようにセコい人間ばかりだと)経済は発展しない気がしないでもないです、はい。

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