2021
Jul
17
ツチノコを見た日に
つ、つ、ツチノコだあああぁぁぁっ!!!
私は思わず叫びました。
そして、ポケットに入っていた「使い捨てカメラ」を取り出し、シャッターボタンをポチり。

※20数年前に自分で撮影(した写真を最近スマホで撮影)
あまりの興奮に手が震えていたので、ブレたりピンボケしている可能性を考慮し、フィルムを巻き直してもう一枚、二枚と撮影を続けました。
と同時に、そのツチノコと思しき生物が(伝説にあるように)高く飛び跳ねて攻撃を仕掛けてきた場合に備え、いつでもダッシュで逃げられるようにしておくことも忘れませんでした。
私は思わず叫びました。
そして、ポケットに入っていた「使い捨てカメラ」を取り出し、シャッターボタンをポチり。

※20数年前に自分で撮影(した写真を最近スマホで撮影)
あまりの興奮に手が震えていたので、ブレたりピンボケしている可能性を考慮し、フィルムを巻き直してもう一枚、二枚と撮影を続けました。
と同時に、そのツチノコと思しき生物が(伝説にあるように)高く飛び跳ねて攻撃を仕掛けてきた場合に備え、いつでもダッシュで逃げられるようにしておくことも忘れませんでした。
ツチノコなんているはずがない……当たり前のごとく私はそう考えていたのですが、目の前の生物は、どう見ても寸胴というか胴の中央部が膨れているヘビに見えました。
それは、テレビアニメの『ちびまる子ちゃん』や『ドラえもん』などに登場したりするツチノコのイメージと見事に合致します。

※ウィキペディア:井出道貞『信濃奇勝録』(1834年脱稿1886年出版)に描かれた「野槌」
ちなみに冒頭の写真の生物を見つけたのは、日本ではなくオーストラリアのクイーンズランド州。学生時代に某運動部員として夏合宿に訪れていたトレーニング施設の倉庫の近くでした。
私はヘビと同じ要領でそいつを捕まえ、同級生や先輩・後輩たちに見せびらかし、さらに調子に乗ってキスをしました。


そんなことをしていたら、地元のおっさんが寄ってきて、なにやら英語で捲し立ててきました。
英検4級の私にはほとんど聞き取れませんでしたが、おっさんの「エブリイヤー」と「バイト」という単語だけは聞き取ることができ、また「ポイズン」や「ベノム」とは言っていないことも確認できました。
毎年、誰かが噛まれるけど、毒はないらしいと判断した私は、「ノープロブレム」とだけ言い、爽やかな観光客スマイルで親指を立てました。
・・さてさて、爬虫類に詳しい方や注意深い方はもうお気づきかもしれません。
私が見つけたその生物は、アオジタトカゲ(ブルータンリザード)と呼ばれるトカゲです(かわいいけど閲覧注意)。
実際、アオジタトカゲをツチノコと誤認するような事件は、他にもたまにあるようです。
当時の私も最初は地面の色との関係で保護色のようになっていて気づけなかったのですが、よく見ると足がありますね。

国内でもたまにペットショップで売っています。けっこうかわいいです。
20年以上前の夏の日のことをふと思い出したので、なんとなく記事にしてみました。
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