いつか子供に伝えたいお金の話

インデックス投資(投資信託を使った国際分散投資)による資産運用・各種保険・クレジットカード・節約など「お金」に関することを書き綴るブログ

下落相場はもう来ないのか?…2021年6月末のアセットアロケーションとポートフォリオ(と今年上半期の投資と考察)

今年も、もう半年が過ぎました。

私の投資スタイルは基本的に「ほったらかし」。投資行為そのものは本当に忘れてしまうレベルで(自動で)続けている状態です。

んでも、ブログのネタとして半年に一度は考察みたいなものを書く機会を設けるようにしています。そうしないと、資産状況のチェックすらしなくなって、万が一不正出金とかがあっても気づけなくなってしまいそうなので。

さてさて、今年の上半期のマーケットを見ると、そりゃあもう順調すぎて、本格的な下落相場や為替変動の存在そのものが多くの人から忘れ去られてしまったのかと錯覚しそうです……。



※私の場合、「アセットアロケーション」には、生活防衛資金などの無リスク資産※1は含んでいません。そして「ポートフォリオ」とは、積立中の金融商品名とその配分を表す言葉として使っています。また、このブログ内で使う「リスク資産」や「無リスク資産」などの言葉についても、自分なりに定義(使い方を整理)してあります。このあたりの「言葉づかい」は各投資家やブロガーによって微妙に異なる場合があるので、他人の公開情報を見るときは多少の注意が必要だと思います。

(参考記事:リスク資産と無リスク資産の色分け



◎アセットアロケーションとポートフォリオの確認


◇2021年6月末のアセットアロケーション(リスク資産配分)
・国内株式:10%
・先進国株式:20%
・新興国株式:20%
・国内債券:10%
・先進国債券:10%
・新興国債券:10%
・国内リート:10%
・海外リート:10%

◇2021年6月末のポートフォリオ(積立金融商品)
・eMAXIS slimバランス(8資産均等型):80%
・eMAXIS slim先進国株式インデックス:10%
・eMAXIS slim新興国株式インデックス:10%


※上記すべてSBI証券にて自動積立中ですが、楽天ポイントをゲットするため、一部楽天証券も利用しています(参考:楽天カード投信積立ポイント還元によせて)。今後はSBI証券でもクレジットカードによる積み立てによるポイントゲットも可能になりますね(私も設定済み)。

※先進国株式と新興国株式については、上記の比率を維持できるよう調整しながら、同種のファンド(たわらノーロード 先進国株式とインデックスファンド海外新興国(エマージング)株式)を楽天証券にて個人型確定拠出年金(iDeCo・イデコ)としても積み立て中(参考:確定拠出年金ってなによ?

※参考記事:私がeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)を積み立てている理由


このアセットアロケーションには、思想的・戦略的に深い意義があるワケではなく、特別な愛着があるワケでもありませんが、変更するほどの理由もないので、惰性でそのままになっています。

なぜこのような資産配分になっているのかについては、以前にクドクドと記事にしたことがあるので、ご興味のある方は次のリンク先をご参照ください。
理想のリスク資産管理条件
リスク資産管理の優先順位変化
私のアセットアロケーション(リスク資産管理方法)
※上記の3記事は、続きモノです。


今よりも楽チンに低コストで分散投資できる商品や環境が整えば、ポートフォリオを(場合によってはアセットアロケーションも)変更するかもしれません。…が、どんな配分が将来好成績を残すのかは分からないので、自分なりの最大公約数で、のんびりやっていくつもりです(資産配分の効率そのものよりも、手間をかけずシンプルに管理することを優先するスタンス)。

こんなにチンタラと16年以上も投資を続けていて、年率平均8%くらいのリターンで回っています。リーマンショックやコロナショックをモロに食らっていても、の結果なので個人的には充分に満足しています。むしろこれ以上を何を望むのか!?ってなカンジです。



◎2021年上半期の投資行動や考察


昨年はコロナショックだとかコロナバブルだなんて言葉飛び交う、それなりに上下動のある相場だったように思います。

ただ、今年はこれまでのところ、じわじわと上がり続けるだけの単純な一方向のマーケット環境です。まあ、私は仮想通貨の売り買いやらソーシャルレンディングやらはしていないですし、多少の株価変動にも不感症だからそう見えるだけなのかもしれませんが。


・・冒頭にも書いたとおり、本格的な下落相場や停滞相場、また為替変動リスクの存在など忘れ去られてしまったかのような状況になっています。が、今後のマーケットがどうなるかは分からないので、引き続きあまり欲張らず、ベストを追い求めたりもせず、ほどほどでOKという心構えでいこうと思っています。

自分が投資していないものが爆上がりして、隣の田んぼが青く見えてくると色々なことをやりたくなったりもするものですが、古今東西の昔話の教訓にもよくあるとおり、あまり欲張りすぎるとたいていろくなことにはなりません。平均的かつインフレ率以上に儲かっていれば充分でしょう。

《参考記事》
投資していなかったアセットクラス(資産)が爆上がりしているときに動揺せずにいられるか
上げ相場でリバランス売りをしといてよかった



◎これからも淡々と


リバランスもしたので、私の現状のリスク資産と無リスク資産の比率は相変わらず1対1くらいで、前回(半年前の2020年12月末)から変わっていません。個人的な管理ルールでは、リスク資産と無リスク資産の比率を、最もリスクを抑えた場合で1対1、最もリスクを許容する場合でも2対1の範囲でコントロールすることに決めています。

(参考記事:無リスク資産の必要額

ほぼ「半々」というのは分かりやすいですし、相場の動きに心惑わされずに済むので、けっこう気に入っています。また、たっぷりの無リスク資産が確保できているため、暴落はいつでも大歓迎です(バッチこい!)。


・・今後、本格的なバブルがやってくるのか、大暴落が待っているのか、意外と波風のないマーケットが続くのか……それは私には分かりません。

ただ、予測をしたところでそんなもんは当たらんわい!と割り切っているので、実際の投資行動は「いつもどおり」で、基本的には毎月定額の自動積立(とたまのリバランス)を淡々と続けるつもりです。

大きな金額を投じる資産形成のための投資は、リターンよりもまずはリスクに目を向けることが大切であり、そのためのポイントは、アセットアロケーションの中身の細かい調整よりも、無リスク資産とリスク資産のバランスをキチンと管理することだと私は考えています※2

【参考記事:バブルの見極め方と対策



※1 無リスク資産が、本当に「無リスク」なのかは微妙な問題ですが、この話を始めると長くなってしまうので、ここでは無リスクという言葉を使っています。まぁ、個人的には財政破綻や国家による私有財産没収レベルのことまでは考えてもあまり意味がないと思っています。
→参考関連記事:最悪の状況をどこまで想定するのか

※2 「アセットアロケーション」の中に無リスク資産を含めている投資家もいるので、その場合はアセットアロケーションの遵守が無リスク資産とリスク資産のバランス管理ということになるでしょう。


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プロフィール

虫とり小僧

Author:虫とり小僧


Twitter:@mushitori
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子供の頃は、一日に800匹以上のバッタを捕まえるような虫とり少年でした。また、歩行中にはすべての家の「ピンポン」を必ず押すようないたずら小僧でもありました。今はただのザコです。

※好きなものは、歴史・格闘技(実践も観戦も)・筋トレ・秘湯めぐりなど



自分の全資産を「円」のみで保有していること(何もしないこと)は、それなりのリスクを伴う集中投資に近いものだと解釈して、私は購買力維持や資産形成を目的に、世界中の株式や債券なども保有しています。

約18年前から、なるべく手間とコストをかけずに実践している投資方法を、いつか我が子に伝えるかもしれないので、そのための備忘録を書いておくことにしました。

投資の実践といっても、ひと月に一度の自動積立と、たまにやるリバランスくらいですが…



※当ブログのエッセンスをまとめた記事はこちら

我が子に伝えたい5つの大切なお金のこと


※主なメディア掲載・出演履歴
BSテレ東マネーの学び:2022年10月13日
投資信託完全ガイド:2021-22年版
日経新聞広告:2021年2月12日
東証マネ部!:2020年8月
JBpress:2020年7月7日
ダイヤモンドZAi:2020年5月号
Yen SPA!:2020年夏号
トウシル(楽天証券):2020年4月
日経ヴェリタス:2019年9月15日
FOUND:2019年8月
週刊エコノミスト:2019年4月23日号
金融庁コラム:2018-19年
ITmedia:2018年1月29日
モノクロ ザ・マネー:2018年12月号
トウシル(楽天証券):2018年10月
ほったらかし投資完全ガイド:2018年1月
日経電子版:2017年12月25日
ニューヨークタイムズ:2017年7月11日
REUTERS・ロイター:2017年7月7日
東証マネ部!・R25:2017年3月
Yen SPA!:2016年冬号
BIG tomorrow:2016年1月号
ザイ・オンライン:2015年9月18日
日経ヴェリタス:2015年7月26日
某大手テレビ局:2014年夏?
日経マネー:2013年10月号
日経新聞:2013年7月3日
NHK特報首都圏:2011年3月

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