2021
Apr
17
1千万回以上動画再生された話…「興味の壁」を超える難しさ
ちょこっと前の話なのですが、私が関わっていた「ある活動」の「ある動画」が、ひょんなことからSNS等を通じて世界中で一千万回以上再生されたことがありました。
ウェブ上のあちこちで話題に上り、信じられないくらいシェアされ、読み切れないほどのコメントがつき、誉められ、ディスられ、とても盛り上がりました。
ネットで盛り上がったことで、さらにまた話題になり、テレビでも何度も放映されたりしました。
そして私は、一時的にその話題が世界の中心にあるような錯覚に陥りかけました。
ウェブ上のあちこちで話題に上り、信じられないくらいシェアされ、読み切れないほどのコメントがつき、誉められ、ディスられ、とても盛り上がりました。
ネットで盛り上がったことで、さらにまた話題になり、テレビでも何度も放映されたりしました。
そして私は、一時的にその話題が世界の中心にあるような錯覚に陥りかけました。
ただ……、リアルな生活圏の知人、つまり、例えば隣人や職場の人たちなんかは、こちらから教えない限り、そんな話題のことは、ほぼ誰も知りませんでした(もしくは記憶には残っていませんでした)。
そのとき、私がふと思ったことは、そりゃあ、インデックス投資なんて誰も知らないし広まらないわけだよなぁ、ってことです(参考:インデックス投資とは)。
冒頭で取り上げた話も、冷静になって考えてみると、主に元々その分野に多少興味があった人たちの間で繰り返し動画再生され、話題になっただけです(反響範囲が世界中だったのでその絶対数が多かっただけ)。
人が普段から持っている「興味の壁」を大きく超えるには、面白い、かわいい、カッコイイ、スカッとする、ムカつく、癒される、許せない、感動する、というような要素のどれかもしくは複数を含んでいて、かつ「分かりやすい(もしくは分かりやすい気がする)」ものでないと難しいような気がします。
インデックス投資なんて、分かりにくくて、面白くもなく、かわいくもなく、カッコよくもなく、スカッともせず、ムカつくこともなく、癒してもくれず、感動なんて皆無のコンテンツです。
そんなものを話題にしたり盛り上がったりするのは(私を含む)マニアや変人ばかり。
ただまあ、個人的にはべつにインデックス投資が広まって欲しい、というわけでもないのですが、変人のマニアゆえに、こんなしょうもないことをごちゃごちゃと考えては書き散らかしたりしているのです。すいません。
【参考記事:インデックス投資はなぜマイナーなのか、どうすれば広まるのか】
※冒頭で取り上げた「動画」とは、私のアカウントのものではありません。ってか、そもそも私は動画アカウントを持っていません。

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