2020
Jul
25
バブルの見極め方と対策
自分の気の持ちようだったりアンテナの張り具合のせいなのかもしれませんが、こころのところ「バブル」に対する見方やら予測やら考察やらを見かけることが増えてきたような気がします。

バブルとは「泡(あわ)」のことです。が、マーケットにおいてその言葉が使われるときは、株式や不動産などのリスク資産の時価が実態以上に(まるで泡のように)膨れ上がっている状態を指します。
そして、最近も、
・各国の金融緩和に後押しされたバブルがやってくるぞ
・いや、今こそがすでにバブルでこれから崩壊が始まる
・コロナショックでガス抜きされたから当分バブルはない
・ニューノーマルなマーケットにバブルなんて存在しない
と、まあ、様々な見方や意見があったりするわけです。

バブルとは「泡(あわ)」のことです。が、マーケットにおいてその言葉が使われるときは、株式や不動産などのリスク資産の時価が実態以上に(まるで泡のように)膨れ上がっている状態を指します。
そして、最近も、
・各国の金融緩和に後押しされたバブルがやってくるぞ
・いや、今こそがすでにバブルでこれから崩壊が始まる
・コロナショックでガス抜きされたから当分バブルはない
・ニューノーマルなマーケットにバブルなんて存在しない
と、まあ、様々な見方や意見があったりするわけです。
◎バブルの見極め方
正直なところ、私も本格なバブルに乗ったこと(を認識した経験)はありません。ただ、知見のある年長者のお話を聞いたりしていると、
・みんながバブルだと言っているうちはバブルじゃない
・いったんバブルになればそう簡単にははじけないので、時価が倍になったくらいではまだまだ甘い
・異様なリスク資産の高騰を正当化する新しい理論が出てきて、それがコンセンサスになってきたときがバブルだ
・バブルは必ず発生して、そして必ずはじける
ってなものらしいです。
他にも、バブルの見極め方と言われるものは色々あります。例えば、
・国家単位で見た株式時価総額が名目GDPを越えたらバブル
・男性向け週刊誌が「ボーナスはこの株で増やせ」という特集を組んだらバブルは始まっていて、女性向け週刊誌が株の連載を始めたらバブル
・金融機関でトップ20%の社員だけが目標を達成するのが普通の状態で、ミドル60%の社員が目標を達成するようになったらバブルが始まっている。んで、ボトム20%の社員までもが目標を達成するようになったら崩壊は間近
とかね。
◎見極めは簡単じゃない
上述したような話を聞いていると、なんかだ分かりやすいような気もします。しかしながら、どの地点からどこを見るかによっても様々な解釈があるでしょうし、その見極めは容易ではないはずです。
また、仮にバブルであることが分かったとしても、そこから降りるタイミングを計ることはプロでも難しいからこそ、バブルが崩壊すると色々な金融機関や民間企業が破綻したりするのでしょう。
個人的にも、「投資しないなんて情弱だ」という声が大きければ「山」のてっぺんに近くて、「投資してるなんて情弱だ」みたいな声が大きければ「谷」の底に近いのかなぁ、なんて思ってはいるものの、そんなものはきっと、あとから振り返ってみて、なんとく「そうだったよなぁ」と感じる程度の話なんだと思います。
バブルというのは、「なんでこんな当たり前のことにみんな気づかなかったんだろう?普通に考えれば分かりそうだけどなぁ」というようなことが、その渦中にいると分からない状態なのかもしれません。
少なくとも、普通の人が「自分はバブルの見極めができる」という前提で投資判断を下しても、上手くいくことは多くないような気がします。
2013年とか2014年頃にさえ、「今はバブルで、そろそろはじけるぞ!」なんて声がけっこうありましたから。
【参考記事:安いときに買って高いときに売るなんて簡単?】
◎じゃあ、どうすればいいの?
私は自分と家族の金融資産の一部をコツコツとリスク資産に投資することによって資産形成を図っているだけの、本当にしょぼくてしがないザコ個人投資家なので、他人様の投資スタンスに対してどうこう言う気はありません。
ただ、自分がどうするのかといえば「これまでどおり」を続けます。
ほぼほったらしで「長期・積み立て・国際分散」を続けながら、たまに機械的なリバランスを行っていれば、バブルの生成と崩壊をそこそこ肥やしにできると思っているからです。
【参考記事:上げ相場でリバランス売りをしといてよかった】
私のようなパンピー個人投資家にとって大切なのは、今がバブルなのかそうでないのかを見極めることではなく、いつバブルがくるのかを予測することでもなく、またいつバブルがはじけるのかをあてることでもなく、何が起きても(ストレスなく)それまでと同じように継続できる自分なりの投資スタンスを確立しておくことだと考えています。
これからも、手間やコストをかけず、マーケットの変動に心乱されることなく、淡々と続けていくつもりです。
ま、これは、暴落はいつやってくるのか、というのと全く同じ話ですな。
【参考記事:次の暴落はいつ?そのときどうする?? - ザコにもできる予防策】

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