いつか子供に伝えたいお金の話

インデックス投資(投資信託を使った国際分散投資)による資産運用・各種保険・クレジットカード・節約など「お金」に関することを書き綴るブログ

実はもうオールカントリー1本、株式100%でもいいと思ってる

投資期間が長くなるほど、株式クラスだけを保有しているほうが大きく勝つ可能性は上がっていくはず。値動きに耐えることができるなら、リスク資産の100%が株式というのは合理的だ……

私はこれまで、そのように述べつつも、自分自身は他のアセットクラスへも分散投資をしているし、そこそこ低コストで国際分散してあるなら、どんな資産配分(アセットアロケーション)でもいいと思う、とも書いてきました。

【参考記事:株式100%のポートフォリオでいい、という主張はおそらく正しい


つまり、本人なりに納得感があり、心地よく投資を継続できるなら、株式100%だろうが50%だろうがなんでもいいということです。

ところが、一昨年(2018年)に「ある金融商品」が発売されたことで、もうリスク資産はその商品だけ(株式100%)でも充分だよなぁ、という考えもかなり現実的になってきています。



◎ある金融商品とは


普段からこのブログを読んでくださるような方であれば、もうお察しのこととは思いますが、その金融商品とは「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」のことです。

【参考記事:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は買いなのか…デメリットはないの?


詳しくは上記リンク先の記事に書いたのですが、その投資信託を買ってしまえば、日本・先進国・新興国の株式3000銘柄くらいに投資することが可能で、時価総額ベースでは主要な株式をほぼ網羅、つまり世界中の株式に分散投資できてしまいます。

無リスク資産(現預金や個人向け国債など)との比率やバランスさえ適切にコントロールできれば、資産形成のための投資はそれを買うだけで完結させることも可能です。



◎VTも有力候補だけど


「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」が販売されるまでは、一つの金融商品で世界中の株式だけに投資したいなら、ETFを使うしかありませんでした。

ETF(上場投資信託)とは、ものすごく簡単にいうと、株式のような取引方式で売買する投資信託のことです(参考:ETFやETNを投資初心者にオススメしていない理由)。

しかしながら、全世界株式に投資できるETFの中で最もベターだと思われるものは、ドルでしか購入することができず、税金の関係などでかなりマニア向けな「海外ETF」しかなかったのです。「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)」ですね。

ただし、そもそもETFは分配金が余計だ(と私は思う)し、通常の売り買いも投資信託よりも面倒くさいので、少なくとも初心者にはオススメしにくいと思っていました(もちろん、使いこなせる人なら全然OKですが)。

そういう現実的な問題が土台となっていたことも影響してか、株式100%に対する考えとして、以下のような記事を書いたりしていました(けっこう読まれている人気記事です)。

【参考記事:なぜ「VT一本」にしないのか(株式100%のポートフォリオはアリなのか)



◎で、私はどうするのか


もちろん、今でも株式100%のポートフォリオに対する考え自体は変わっていません。が、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の登場によって、それを実践しようとした場合の現実的なハードルは間違いなく下がったとも思っています。

しかも、リスク資産の100%が株式だとしても、おそらく私なら値動きに耐えることは可能です。全然余裕でしょう。

じゃあ、投資商品をその投資信託に集約するのかといえば……、たぶんしません。少なくとも今のところは。

いや、もう面倒くさいんですよ。投資スタンスとか商品を変えるのが(これから投資をスタートさせるとかなら、また話は別ですが)。

そこそこ低コストで国際分散してあるなら、どんな金融商品でもどんな資産配分(アセットアロケーション)でもいい、という考えの私からすれば、8資産分散も全世界株式100%も米国株100%も同じようなもの。それくらいユルいのです。

《参考記事》
米国株に否定的?
私がeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)を積み立てている理由




◎ほどほどでいいんだよ


国際分散積立インデックス投資を成功させる最大のポイントは、納得感のある方法でストレスなく継続することであり、そのためには、欲張りすぎず、ほどほどで満足するのが肝になってくるような気がします。

株式100%でもいいし、そうでもなくてもいい。だいたいの方向(長期・国際分散・低コスト)さえ間違えていなければOKだと思うのです。

投資ブロガーには合理主義者が多かったりしますが、私のように素人っぽくバランスファンドを活用している人間もいることで、「これくらいでもええんやで」という身体を張ったメッセージにもなるかな、なんてこともたまに考えたり。

【参考記事:アセットアロケーション(資産配分)の決め方シリーズまとめ


・・そういえば、投資ブロガーの中でもバリバリの理論派かつ議論好きで知られる吊られた男さんも「自分はこっち(株式100%)のほうがいいと思ってやってるけど、じゃあ、そうしてない人に、それはおかしいから変えるべきだというほどの話じゃない」と言っていました(先日、一杯やったときに)。

逆サイドから見ても、そのくらいの話だと私も思っています。


【参考記事:「バランスファンドはクソだ」と言い切ってしまうことの功罪


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プロフィール

虫とり小僧

Author:虫とり小僧


Twitter:@mushitori
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子供の頃は、一日に800匹以上のバッタを捕まえるような虫とり少年でした。また、歩行中にはすべての家の「ピンポン」を必ず押すようないたずら小僧でもありました。今はただのザコです。

※好きなものは、歴史・格闘技(実践も観戦も)・筋トレ・秘湯めぐりなど



自分の全資産を「円」のみで保有していること(何もしないこと)は、それなりのリスクを伴う集中投資に近いものだと解釈して、私は購買力維持や資産形成を目的に、世界中の株式や債券なども保有しています。

約17年前から、なるべく手間とコストをかけずに実践している投資方法を、いつか我が子に伝えるかもしれないので、そのための備忘録を書いておくことにしました。

投資の実践といっても、ひと月に一度の自動積立と、たまにやるリバランスくらいですが…



※当ブログのエッセンスをまとめた記事はこちら

我が子に伝えたい5つの大切なお金のこと


※主なメディア掲載・出演履歴
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日経新聞広告:2021年2月12日
東証マネ部!:2020年8月
JBpress:2020年7月7日
ダイヤモンドZAi:2020年5月号
Yen SPA!:2020年夏号
トウシル(楽天証券):2020年4月
日経ヴェリタス:2019年9月15日
FOUND:2019年8月
週刊エコノミスト:2019年4月23日号
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モノクロ ザ・マネー:2018年12月号
トウシル(楽天証券):2018年10月
ほったらかし投資完全ガイド:2018年1月
日経電子版:2017年12月25日
ニューヨークタイムズ:2017年7月11日
REUTERS・ロイター:2017年7月7日
東証マネ部!・R25:2017年3月
Yen SPA!:2016年冬号
BIG tomorrow:2016年1月号
ザイ・オンライン:2015年9月18日
日経ヴェリタス:2015年7月26日
某大手テレビ局:2014年夏?
日経マネー:2013年10月号
日経新聞:2013年7月3日
NHK特報首都圏:2011年3月

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