いつか子供に伝えたいお金の話

インデックス投資(投資信託を使った国際分散投資)による資産運用・各種保険・クレジットカード・節約など「お金」に関することを書き綴るブログ

高いリターンを上げた投資判断の的中は実力なのか、運なのか?

ここ10年くらいの世界のマーケットを見ると、どの株式市場もほぼ好調です。特に米国は絶好調、他の先進国や日本もまあまあ。新興国だってそこには及ばないまでも10年間の年率平均で9%以上のリターンになっています(2021年8月末時点で円換算)。

最近は為替も安定しており、かつ10年スパンで見ると円高から円安に振れているので、円で投資している外国資産にも利が乗りやすい状況です。

つまり、メジャーどころの株式やリートを普通に買っていれば、誰でもたいていは上手くいくような状況が随分と続いているということです。

この流れがあと10年は続くと言っている人もいました。が、私にはどうなるか分からないので、どう転がってもいいようにしてあります。



◎運なのか実力なのか


そういえば、つい先日……

菅総理の退陣発表で日経平均株価が急上昇すること、その後は岸田総理就任が決まることで次は株価が急降下することを見越し、信用取引で大儲けしたと豪語している人がいました。

そのこと自体はスゴいと思います。
その完璧な見通しと決断は、私にはできない芸当なので尊敬してしまいます。

・・さて、でもそれは、その人の実力だったのでしょうか?
今後も当て続けることは可能なのでしょうか??

政局と株価の動向を見る目が優れていたのかもしれません。
世界の景気と日本の特殊事情を予見して、投資判断を的中させる人もいるでしょう。
実力のある猛者も一定数はいると思います。
勘の鋭さで一時代を築いてしまう英雄だっています。

ただ、私が個人的に自分に強く言い聞かせていることは、

たとえ予測が的中したとしても、それは実力なのか運なのか分からない

ということです。

もしも、株価や為替などについて先々の予測を立ててみて、予測通りに動いたとしても、自分の見立てた要因で動いたのかどうかを正確に検証する方法はありません。

たまたま運が良かっただけの可能性も十分にあるのです。



◎個人的な投資経験を振り返ってみると


私個人の浅い投資暦を振り返ってみると、投資を始めた当初(2005年から)の2年間ほどは絶好調でした。

一応「将来のことは分からない」という原則のもとに投資を始めてみたはものの、イキがって日本の景気や新興国の台頭を考慮して、為替や世界の株価などの見通し予測をしちゃったりしていました。

そして、その予測はことごとく的中しました。そして気持ちよくなりました。しかもなぜか、投資を始めたばかりの約2年間はとても長く感じられました。

今となってはただ恥ずかしいだけなのですが、そのときに感じてしまった全能感のような感覚は、アホな自分を勘違いさせるのには充分なものでした。私は、水族館の水槽の中で己を神だと勘違いして毎日ダンスしているチンアナゴ(カワイイので閲覧推奨)のようなものでした。

しかし、その後、ズルズルと為替と株価が逆回転を始め、やがてファイヤーすることになるのは、以前に書いたとおりです(参考記事→リーマンショックのナイアガラっぷり)。



◎勘違いだけはしないようにしたい


ただ、その経験は私にとって、大変貴重なものでした。

自分の予測が当たり続けた最初の数年は、ただ運よくじゃんけんゲームに勝ち続けていただけだと思えるようになったからです。

幸運を実力と勘違いしないことで、偏ったポジションをとったり、再起不能になるような事態は回避できるようになりました。あのまま、勘違いが続いていたら、ひょっとしたら、私の投資スタンスも変わっていたかもしれません。

個人の資産形成のための投資ごときに、過大なリスクは禁物です。


2008年のサブプライム問題からの世界金融危機は、己の勘違いを強烈に叩きつけてくれましたが、その後、謙虚に相場を眺めてみると、もっと小さなマーケットの日々の値動きからも、すべてを正確に予測することなど不可能だと身体が覚えました。

私はすべての人にそういう実力がないと言っているわけではありません。自分にはそのような実力がないと思っているだけです。

だから私のようなザコは、これからも投資信託を利用した積立投資を通じて、日本を含む世界中の通貨や株式・債券・リートなどを、可能な限り幅広く全部持つことを資産形成の柱にしていくことにします。

そうすれば、大儲けはできなくとも、長い目で見れば大損ぶっこく可能性も低いと考えているからです。

そんなチキンな投資スタンスでも、これまでの約17年間の積立投資の年率平均リターンは8%くらいです。自分には充分すぎるパフォーマンスだと思っています。

【参考記事:投資の前提なぜインデックス投資を選んだのか


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プロフィール

虫とり小僧

Author:虫とり小僧


Twitter:@mushitori
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子供の頃は、一日に800匹以上のバッタを捕まえるような虫とり少年でした。また、歩行中にはすべての家の「ピンポン」を必ず押すようないたずら小僧でもありました。今はただのザコです。

※好きなものは、歴史・格闘技(実践も観戦も)・筋トレ・秘湯めぐりなど



自分の全資産を「円」のみで保有していること(何もしないこと)は、それなりのリスクを伴う集中投資に近いものだと解釈して、私は購買力維持や資産形成を目的に、世界中の株式や債券なども保有しています。

約17年前から、なるべく手間とコストをかけずに実践している投資方法を、いつか我が子に伝えるかもしれないので、そのための備忘録を書いておくことにしました。

投資の実践といっても、ひと月に一度の自動積立と、たまにやるリバランスくらいですが…



※当ブログのエッセンスをまとめた記事はこちら

我が子に伝えたい5つの大切なお金のこと


※主なメディア掲載・出演履歴
投資信託完全ガイド:2021-22年版
日経新聞広告:2021年2月12日
東証マネ部!:2020年8月
JBpress:2020年7月7日
ダイヤモンドZAi:2020年5月号
Yen SPA!:2020年夏号
トウシル(楽天証券):2020年4月
日経ヴェリタス:2019年9月15日
FOUND:2019年8月
週刊エコノミスト:2019年4月23日号
金融庁コラム:2018-19年
ITmedia:2018年1月29日
モノクロ ザ・マネー:2018年12月号
トウシル(楽天証券):2018年10月
ほったらかし投資完全ガイド:2018年1月
日経電子版:2017年12月25日
ニューヨークタイムズ:2017年7月11日
REUTERS・ロイター:2017年7月7日
東証マネ部!・R25:2017年3月
Yen SPA!:2016年冬号
BIG tomorrow:2016年1月号
ザイ・オンライン:2015年9月18日
日経ヴェリタス:2015年7月26日
某大手テレビ局:2014年夏?
日経マネー:2013年10月号
日経新聞:2013年7月3日
NHK特報首都圏:2011年3月

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