いつか子供に伝えたいお金の話

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県民共済がネット申し込み可能に…保険相談のプロのコメント追記あり

まだ全国すべてではないものの、都道府県民共済のうちの多くで、インターネット申し込みが可能になっていることに先日ふと気づきました。

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嘘かホントかは知りませんが、生保レディは自社の保険には入らずこっそり共済に加入している、なんて話も聞いたことがあります。

県民共済は比較的小額の掛け金で最低限の保障を得られ、(各都道府県の共済によって異なるものの)掛け金の概ね3割程度は毎年割戻金として戻ってきます。

民間の保険のようにぼったくられる余地は少なく、けっこうコスパはいいと思います。



◎県民共済、悪くはないと思うよ、ただし…


みんなでお金を出し合って、保障が必要な人にそれを回して、余った分はみんなに返すというシステムは、保険機能の運用としてのあるべき姿のような気がします。

都道府県によっては、共済金(給付金)と割戻金の合計を掛け金収入で割った「還元率」が9割くらいになるところもあるとか……。

また、加入者の年齢にもよりますが、県民共済の「入院保障型+新がん特約」よりもコスパの良さそうな民間の保険を探すのはかなり難しかったりします(詳細は下記のウェブサイトをご参照ください)。

ただし、県民共済にあまり手厚い保障はありません。

子供が小さい家族の大黒柱が死亡してしまった場合のような「いざというとき」に本当に必要になりそうな高額保障には対応できません。

また、そもそも日帰り入院で済むような事態に保険や共済で備える必要があるのかは疑問ですし、死亡保障は別にして、県民共済で得られる程度の保障は、数百万円程度の貯蓄があれば不要な気もします。死亡保障が必要なら、それに特化した民間の生命保険のほうがコスパはいいでしょう。

ただ、ある程度の貯蓄がない場合に、それを貯めるまでの「つなぎ」として利用するなんてのはアリかもしれません。あとはどうしても何らかの保険に入っていないと気が済まない人や家族や親戚の手前加入せざるを得ない人にも悪くないかも(掛け金が安いので)。

インターネット申し込みが可能なら、民間の保険会社のような執拗な勧誘をされて不要な特約てんこ盛りのぼったくり保険を売りつけられるようなリスクも低そうです。

個人賠償責任保険も月140円で3億円まで国内示談交渉付きでオプション加入可能なようですし。

気になる人は自分の居住する都道府県の共済がインターネット申し込みに対応しているか確認してみてはどうでしょうか。

都道府県民共済

※インターネット申込はないようですが、こくみん共済(全労済)もなかなかの品揃えとコスパだと思います。



◎プロの見解を追記


この記事を投稿したあと、保険相談のプロである後田亨氏(メジャーなビジネス誌の生命保険特集には必ずと言っていいほど登場する大御所)から、以下のようなメッセージを頂きました。

私の浅はかな考察ごっこ記事とは異なり、非常に貴重な内容だと思うので、ご本人の了解を得て以下にほぼコピペしておきます。


(以下、後田亨氏のコメント)

私見をお伝えしておきます。都道府県民共済、新がん特約を付けると1000円で一時金50万円、2000円で100万円の保障が得られます。

割戻率が30%を超える県では、医療共済に1000円の特約を付加しても、実質的には2000円弱で、それなりの保障を確保できると思います。

また、所得を補てんする目的での利用も考えられるかもしれません。2010年から「就業不能保険」を販売しているライフネット生命の実績を見ると、2018年度は0.16%です。各社の死亡保険金の給付率が、例年、0.3~0.5%、入院給付金では4~5%といった水準であることに比べると低いのは、60日・180日といった免責期間があり、精神疾患には対応していないからだと推察します。

したがって、たとえば貯蓄が少ない自営業の方などには、都道府県民共済のがん特約付きのプランが、(医療費より)所得の補てんに役立つかもしれません。

もちろん、100万円くらいのお金ならすぐ出せるという人は、都道府県民共済も検討しなくて構わないだろうと思いますけどね。(笑)

※参考:新がん特約(生命共済総合保障型特約コース)

(以上)


後田さんのコメントのお陰で、別の視点も入り、私の浅い記事がかなり深く(マニアックに?)なりました。ありがたや、ありがたや。

【後田氏の著書に関する記事:『生命保険は「入るほど損」?!』



◎余談というか


話は変わらないようで変わりますが、1年ちょいくらい前、ある人が私を県民共済の人に会わせてくれたことがあります。

そのとき、県民共済の方は、ブロガーという肩書きの「虫とり小僧」なる怪しげな名刺を渡されたからなのか、風貌の怪しさに恐れおののいたのか、めっちゃ私に警戒していました。

おそるおそるといった様子で「ブロガーさんに記事を書いてもらうには、いくらかかるんですか?」とか訊かれて、そんなつもりじゃなかった私も逆にビビりました(私にとってブログは趣味で、書きたいことを書くだけですから)。



・・ある程度の貯蓄があれば医療保険は不要だと思うことの根拠や、私の保険に対する基本的な考えは、以下のリンク先記事にまとめてあります(当ブログの人気記事のひとつです)。

民間の保険はどの程度必要なのか、5つのポイントで検証(生命保険・医療保険・学資保険・火災保険など)


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プロフィール

虫とり小僧

Author:虫とり小僧


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子供の頃は、一日に800匹以上のバッタを捕まえるような虫とり少年でした。また、歩行中にはすべての家の「ピンポン」を必ず押すようないたずら小僧でもありました。今はただのザコです。

※好きなものは、歴史・格闘技(実践も観戦も)・筋トレ・秘湯めぐりなど



自分の全資産を「円」のみで保有していること(何もしないこと)は、それなりのリスクを伴う集中投資に近いものだと解釈して、私は購買力維持や資産形成を目的に、世界中の株式や債券なども保有しています。

約17年前から、なるべく手間とコストをかけずに実践している投資方法を、いつか我が子に伝えるかもしれないので、そのための備忘録を書いておくことにしました。

投資の実践といっても、ひと月に一度の自動積立と、たまにやるリバランスくらいですが…



※当ブログのエッセンスをまとめた記事はこちら

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東証マネ部!・R25:2017年3月
Yen SPA!:2016年冬号
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日経新聞:2013年7月3日
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