2019
Oct
26
米国株投資家なんて10年前はいなかった…『お金が増える 米国株超楽ちん投資術』(たぱぞう著)を読んだ感想・レビュー
豊富な知識、キレのある洞察力と深い知性、そしてほどよい「ゆるさ」を併せ持つ友人のたぱぞうさんからご著書をいただきました。
うん、大人気米国株投資ブロガーの主張のエッセンスが見事にまとまった一冊でした。

その名前を見た時点で読み手も肩の力が抜けるというか、「たぱぞう」っていうハンドルネームがいいですよね。お茶目なゾウさんのアイコンも。
・・そういえば、私が投資を始めた2005年頃とか、リーマンショックの数年後くらいまでは、「米国株投資家」という属性を名乗るの日本人を私は見たことがありませんでした。
ところが最近は、SNSなどを見ていると米国株投資家だらけ。新規の投資ブログは米国株ブログばかりです。
米国株投資の魅力とは一体何なのか?
うん、大人気米国株投資ブロガーの主張のエッセンスが見事にまとまった一冊でした。

その名前を見た時点で読み手も肩の力が抜けるというか、「たぱぞう」っていうハンドルネームがいいですよね。お茶目なゾウさんのアイコンも。
・・そういえば、私が投資を始めた2005年頃とか、リーマンショックの数年後くらいまでは、「米国株投資家」という属性を名乗るの日本人を私は見たことがありませんでした。
ところが最近は、SNSなどを見ていると米国株投資家だらけ。新規の投資ブログは米国株ブログばかりです。
米国株投資の魅力とは一体何なのか?
◎急増する米株投資家
いや、もちろん、直接・間接的に米国株への投資をしている人は以前からいましたよ。私だって言ってみりゃ2005年から先進国株式インデックスファンドを通しての米国株投資家ですから。
ただ、ここ数年でアメリカ株式への投資環境が整い、投資のハードルが下がったせいか、また好調なマーケット環境も影響しているのか、「米国株投資家」を自認・公言する人たちが急拡大しています。
※まあ、同じような話として、「インデックス投資家」なんて20年前にはいなかった、ということにもなりますが(参考:インデックス投資とは)。
さて、そんな余興のような話はどうでもいいとして……
◎米国株投資の魅力とは
米国株投資ブームの火付け役のひとりであるたぱぞうさんのこの本を読めば、ひとくちに米国株投資といっても個別株からインデックス投資まで色々とあることや、それらの魅力が分かるはずです。
本書では、最初にたぱぞうさんの投資経験が語られていました。
「俺のマネはするなよ!」「再現性はないぞ!」と注意を付け加えながら書いてはいるものの、企業分析をして、相場を読み、株式にフルインベストメントして資産を大きく増やしたぱぞうさんの武勇伝のような体験談は読んでいて胸が躍ります。
大きく増やすにはそういう賭け方が必要だということなのでしょう。
注目の米国個別銘柄を具体的に挙げてあるのも男らしくてカッコよかった。
もちろん、その一方で、普通の人が米国株投資で「それなり」の利益を期待する投資方法も、やさしく啓蒙してくれます。ってか、そっちが主旨です。
◎大切なのはストーリー
資産形成のためにどういう投資スタンスを選択するのかについては、色々と悩みどころや判断を要する部分があるわけですが、どうするにしろ、自分なりに納得のいく(理屈的な裏付けを伴う)ストーリーを持って継続することが大切だということが、この本を読めば分かると思います。
たぱぞうさんが再現性のない方法だとご自身で言っている投資歴にしても、信念がしっかりしているので、下がっても安易に売らず、上がるまで待てたからこそ、大きな利益を手にすることができたのでしょう。
誰かが良いって言ってたからとか、みんながやってるからとか、そんな風見鶏のような投資スタンスではアカンということでしょうな。
【参考関連記事:米国株オンリーか、もっと幅広いアセット分散か】

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