2019
Jun
15
銀行の営業が嫌になってセゾン投信に転職した人の話
以前、セゾン投信のブロガーズミーティングに参加した際(該当記事)に、ある若手の社員さんと話をしていたら、その人が某地方銀行から転職してまだ数ヶ月しか経っていないことが分かりました。
そこで私は、なぜ転職したのか、というようなことを根掘り葉掘り訊いてみました。
すると、その理由や経緯について熱弁してもらうことができ、しかもブログ記事にしてもOKだとのご了解もいただけたので、今回、記事を書き起こしています。
ここでは仮に、その若手社員さんのことを林田さんと表記することにします。
そこで私は、なぜ転職したのか、というようなことを根掘り葉掘り訊いてみました。
すると、その理由や経緯について熱弁してもらうことができ、しかもブログ記事にしてもOKだとのご了解もいただけたので、今回、記事を書き起こしています。
ここでは仮に、その若手社員さんのことを林田さんと表記することにします。
◎法人営業からのキャリアスタート
某地銀に入社(入行)した林田さんが最初に配属されたのは法人営業の部署でした。
資金を必要としている企業に融資をし「生き金」として経営に生かしてほしいという気持ちだったのに、実情は資金需要のない企業に「死に金」として頼み込んで無理やり融資をするような、本来あるべき「金融」とは程遠い現場を目の当たりにして驚いたそうです。ただ、とにかくまずは毎日目の前の仕事に邁進したとのこと。
まあ、新社会人が色々なことに戸惑ったり疑問を持つのは当たり前のことです。最初の三年くらいは一生懸命やってみる、というのはアリだと私も思います。
そして数年後、林田さんは個人営業の部署に異動しました。
新しく配属されたところでも必死に頑張ろうと気合いを入れたものの、個人向けの金融商品についての知識なんて全くないことに焦りを感じ、一生懸命に勉強をしたそうです。
◎売る技術を学ぼうとセミナーに参加
林田さんがセゾン投信の存在を知ったのは、リテール営業の勉強の一環としてインターネットで色々と検索していたとき。ネット上の口コミが良かったので、金融商品を売るための営業トークやスキルを学ぶ(盗む)ことを目的に(個人として)セミナーに参加してみようと思ったそうです。
実は、最初からセゾン投信の商品に魅力を感じていたわけではなく、ましてや転職するだなんて全く考えてはいませんでした。が、個人向けに金融商品を売るためのアプローチや考え方が勤務先の銀行とまるで違うことに衝撃を受け、気づいたら再びセミナーに申し込んでいたとのこと。
当時の勤務先では、営業成績によって歩合給が変動するので、どうしても顧客の事情よりも自分たちの利益ばかりを優先させてしまい、また、上司からもそのようなプレッシャーを受け続けるので、利幅の大きい外貨建ての保険のようなものばかりを売るのが正義である、というような考え方が当たり前になっていたそうです。
挙句の果てにはお客さんのほうから「林田さん、売上は大丈夫なの? 助けてあげようか?」というようなことを言われる始末で、さすがにこれは違うよな、と思うようになりました。
◎キレイごとを仕事に
そんな状況下で、何度かセゾン投信のセミナーに参加するうちに、この会社で働きたい、という気持ちが芽生え、転職に至りました。
実際に転職した現在は、「キレイごと」を仕事にできる金融業者で働けることに喜びを感じているそうです。
今回の記事タイトルだけを見ると、ツラいことから逃げたようなニュアンスに感じる方もいるかもしれませんが、実際にはより高い理想を求めてチャレンジする人生を選んだ、ということのようですね。いやぁ、眩しい。眩しすぎる!
普通のサラリーマン家庭の資産形成を真面目に長期的に手伝おうというような理念を掲げて、かつそれだけを愚直に行っている金融商品取引業者は驚くほど少ない中で、セゾン投信は異色の会社だと思います。
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セゾン投信を投資初心者にオススメする理由
◎よくある話かもしれないけど
銀行の営業マンが無知な高齢者にしょうもない商品を売りつけてボッタくるという話は耳にタコができるほど聞きますし、実際に私の親族も被害に遭っています。
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銀行の営業が親戚のおばさんに、ボッタクリの投資信託を…
また、そういう銀行での仕事に嫌気がさして辞めてしまって、暴露本的なものを出版してしまうFPさんもいます(良本ですよ)。
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『銀行員が顧客には勧めないけど家族に勧める資産運用術』(高橋忠寛著)を読みました(感想・レビュー)
なので、今回の記事は「よくある話」だったかもしれません。ただ、図らずもそういう人を目の当たりにして、ついつい私は衝動的に記事を一本起こしてしまいました。
最後に主な(よく読まれる人気の)セゾン投信関連記事を載せておきますので、ご興味のある方はご参照ください。
↓
・セゾン投信を解約したいとか、積立を止めたいとかのメッセージが届く…「卒業」したい理由は5つに集約できそうだ
・セゾン投信アポなし襲撃の記録…直販投信会社に訪れた危機とは!?
※セゾン投信のファンドは、楽天証券

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