いつか子供に伝えたいお金の話

インデックス投資(投資信託を使った国際分散投資)による資産運用・各種保険・クレジットカード・節約など「お金」に関することを書き綴るブログ

あの楽天投信が心を入れ替えた?!…質疑応答可能なサイトを立ち上げたぞ…楽天バンガードファンド保有者必見!

一昨年、楽天VTや楽天VTIなどの「楽天・バンガード・ファンドシリーズ」を設定したことで、あっという間にコツコツ投資家内で存在感を増した楽天投信投資顧問株式会社が、ここにきてまた次の一手を打ってきました。
楽天バンガードHEADS
※楽天投信のサイトをキャプチャ


初心者からマニアまで、個人投資家の質問・疑問に答えるコミュニケーション型のサイト『楽天バンガードHEADS』を立ち上げたようです。

・・ただ、ある程度長く個人投資家として色々な投資信託を見てきた私のようなマニアからすると、楽天投信さんといえば「あれ」を開発した会社としてのイメージもかなり強いんですわ。



◎投信会社だって営利企業


私の記憶が正しければ、楽天投信さんは、かの悪名高き「三階建て投信」を最初に作った運用会社です。

もちろん、どんな商品でも全方向から見てダメということはないのですが、積み立て投資をしながらほったらかしスタイルで資産形成を図ろうとする私のような「コツコツ投資家」から見ると、複雑かつ高コストな三階建て投信は明らかにNGです。

でも、何らかの商品が開発されて、しかもそれが売れるということは、需要があるということであり、買う方にも責任がないとは言えません。

最近になって楽天投信さんが利幅の薄い「楽天・バンガード・ファンドシリーズ」を作ったのは、おそらくそこにも需要がある(買う人が大勢いる)と見込んだからでしょう(つみたてNISAが始まるなどの環境要因もあったとは思いますが)。

投信運用会社も営利企業です。きれいごとだけはやっていけないはずです。やはり利益は出さなければなりません。ほぼ「きれいごとだけ」をそのままビジネスにして成り立っているように見える投信会社なんて、セゾン投信とか、ほんのごく少数しか思い浮かびません(参考記事:セゾン投信を投資初心者にオススメする理由)。



◎金融業界は変わっていくのか


実際、私も買っているemaxis slimシリーズを運用している三菱UFJ国際投信さんだって、過去や現在において、しょうもない投資信託をたくさん運用していたりもするわけです。

利用者としては、自分にとって有用だと思うものを選んで買うしかないのですが、しかしそれが多数派になれば、「長期の資産形成に適したもの」が金融商品の中心になってくる日が来るかもしれません。企業のカルチャーだって少しずつ変わっていくのです。

今回、楽天投信さんが新たなサイトを立ち上げたのも、「そういう個人投資家」の満足度を上げて、さらに残高を増やし(多数派にし)ていきたいとの思惑があるからなのでしょう。

このサービスというか取り組みが上手くいくかどうかは、正直分かりません。マニアがネタや揚げ足取りのために利用するだけになったり、Q&Aサイトを見れば必ず書いてあるような初歩的な質問と回答がくり返されるボットのようなサイトになってしまう可能性もあります。

しかしながら、このアクションは、長期の資産形成を試みる個人投資家にとってはいい方向への取り組みに見えるので、注目したいと思っています。



◎楽天・バンガード・ファンドシリーズをどう思うか


さて、当ブログには「楽天・バンガード・ファンドシリーズをどう思いますか?」「なんで虫とりさんは楽天・インデックス・バランス・ファンドは買わないのですか?」というような質問メールがよく届きます。

楽天・バンガード・ファンドシリーズ、いいと思いますよ。充分に低コストだし、例えば、小型株まで含む全世界株式をETFでない一本の投資信託で積み立てようと思うなら、楽天VT(楽天・全世界株式インデックス・ファンド)しかないわけです。シリーズのバランスファンドも魅力的に見えます。

既に保有している人はそのまま持ち続ければいいと思いますし、新たに始める人にも有力な投資先のひとつでしょう。

まあ、細かいことを言えば、課税効率だの乖離だのコスト構造だの為替ヘッジコストだのと気になる部分もありますが、これは私が投資しているemaxis slimシリーズのバランスファンドでも、やはり新興国やリートや債券の比率が高い気がするとか、どんな金融商品であっても理想を言えばキリがないわけです(参考記事:アセットアロケーションやポートフォリオの理想と現実)。

国際分散されたある程度まともな金融商品を、そこそこ低コストで買えるのであれば(要するに、つみたてNISAにラインナップされているようなものであれば)、どれも大差はないと私は考えています。大切なのは自分が納得したうえで続けることです。

つまり私は、楽天・バンガード・ファンドシリーズはいい商品だと思ってはいるものの、わざわざ今利用している金融商品から乗り換える理由もない、というだけです。

例えば松井証券の投信工房とかだって、めっちゃいいサービスだとは思うのですが、今さら投資スタンスを変えるのは面倒くさいってのと似たような話かもしれません(参考記事:松井証券の『投信工房』がスゴくて鼻血が出る)。

先行者利益って、やっぱりデカいですよね。



◎試しに使ってみては?


「あの楽天投信が心を入れ替えた?!」だなんて大げさで生意気な記事タイトルをつけてしまいましたが(私のようなザコがスンマセンです)、個人投資家にとって歓迎すべき方向性の出来事だと思ったので、今回の新サイト立ち上げを取り上げてみました。

おそらく「ボーグルヘッドカンファレンス」を意識したネーミングであろう『楽天バンガードHEADS』では、定期的にコラムが発信されるようで、(おそらく承認制でしょうが)誰でもコメントを残せるみたいです。

まあ、それだけなら大して珍しくないのですが、非公開でやり取り可能な質問箱もあり、その質問を参考にしたコラムを立ち上げたりと、色々なコミュニケーション方法を模索しつつ、サービスの充実を図るつもりのようです。

気になっていることや疑問がある方は、楽天投信さんの新たなサイトにぶつけてみてはどうでしょうか。

楽天投信の商品を保有しているか否かに関わらず利用できるみたいですよ。

『楽天バンガードHEADS』

※まるで個人ブログのような手作り感溢れるサイトです


今度、楽天投信さんのオフィスにも、アポなしで襲撃してみようかな。。

【参考記事:セゾン投信アポなし襲撃の記録


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プロフィール

虫とり小僧

Author:虫とり小僧


Twitter:@mushitori
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子供の頃は、一日に800匹以上のバッタを捕まえるような虫とり少年でした。また、歩行中にはすべての家の「ピンポン」を必ず押すようないたずら小僧でもありました。今はただのザコです。

※好きなものは、歴史・格闘技(実践も観戦も)・筋トレ・秘湯めぐりなど



自分の全資産を「円」のみで保有していること(何もしないこと)は、それなりのリスクを伴う集中投資に近いものだと解釈して、私は購買力維持や資産形成を目的に、世界中の株式や債券なども保有しています。

約19年前から、なるべく手間とコストをかけずに実践している投資方法を、いつか我が子に伝えるかもしれないので、そのための備忘録を書いておくことにしました。

投資の実践といっても、ひと月に一度の自動積立と、たまにやるリバランスくらいですが…



※当ブログのエッセンスをまとめた記事はこちら

我が子に伝えたい5つの大切なお金のこと


※主なメディア掲載・出演履歴
BSテレ東マネーの学び:2022年10月13日
投資信託完全ガイド:2021-22年版
日経新聞広告:2021年2月12日
東証マネ部!:2020年8月
JBpress:2020年7月7日
ダイヤモンドZAi:2020年5月号
Yen SPA!:2020年夏号
トウシル(楽天証券):2020年4月
日経ヴェリタス:2019年9月15日
FOUND:2019年8月
週刊エコノミスト:2019年4月23日号
金融庁コラム:2018-19年
ITmedia:2018年1月29日
モノクロ ザ・マネー:2018年12月号
トウシル(楽天証券):2018年10月
ほったらかし投資完全ガイド:2018年1月
日経電子版:2017年12月25日
ニューヨークタイムズ:2017年7月11日
REUTERS・ロイター:2017年7月7日
東証マネ部!・R25:2017年3月
Yen SPA!:2016年冬号
BIG tomorrow:2016年1月号
ザイ・オンライン:2015年9月18日
日経ヴェリタス:2015年7月26日
某大手テレビ局:2014年夏?
日経マネー:2013年10月号
日経新聞:2013年7月3日
NHK特報首都圏:2011年3月

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