不審者と呼ばれて、春…… #つみフェス2019 に行ってきました(金融庁イベント・2019年4月20日)

金融庁主催のイベント「つみフェス(つみたてNISAフェスティバル2019)」に今年も参加してきました。

つみフェスとは、積み立て投資の啓蒙や小額投資非課税制度「つみたてNISA」のPRなどを兼ねた、庶民とお上(かみ)が触れ合う「投資の勉強会」的なお祭りです。

今年も、一般参加者・金融庁職員・有識者などを合わせて総勢300名くらいが赤坂の某所に集まりました。

私はこの「つみフェス」のきっかけとなった「つみップ」という、金融庁と個人投資家の交流イベントの立ち上げに協力した縁がある関係で、役者不足ながら毎回登壇する側に回っています。

※参考記事:金融庁イベントの「独占案内係」を卒業します



◎不審者あらわる


イベントのオープニングで、登壇者がステージ上で紹介されました。その際、なんと私の隣には遠藤俊英金融庁長官がいらっしゃいました。

「虫とり小僧」なるハンドルネームで通しているので、謎の男を貫き通すため、私は頭にタオルを巻き、ネットで買った黒いフェイスマスクをして、さらに花粉用マスクまでつけていました。言うまでもなく、そんな格好をしているのは会場内300人の中で1人だけです。

長官は、「怪しい」という以外に形容のしようがないその風貌の男(私)をチラ見して、明らかに警戒していました。

いったい何なんだ、このふざけた輩は!本当にブロガーなんて得体の知れない奴らを巻き込んで大丈夫なのか!?おい、今井くん!!という心の声が聞こえてきます。

小学生の頃から落ち着きがないことで鳴らしている私は、司会者に紹介されたときも「押忍!」などと雄叫びをあげ、ステージ上で立っている僅かな間さえでもじっとしていることができず、キョロキョロしたり、大胸筋をピクつかせたりしていました。

案の定、つみフェス関連のツイートが表示される仕組みになっていた会場内の巨大スクリーンには、以下のような一般参加者のコメントが躍りました。

「一列に並んで登壇者紹介。金融庁長官が虫とり氏を見るとき不審者を警戒する目だったのは気のせいだろうか…」

「金融庁長官の後にアニキ登場って何だよ。胸筋震えてるし」

「虫取さん筋肉で遊びすぎw」



※なぜか私は、この界隈の人たちにアニキと呼ばれています。



◎つみフェス2019


個人的なハイライトは先ほど書いた部分がほぼすべてなのですが、今年のつみフェスは、内閣府副大臣の挨拶から始まり、なんと途中で金融庁長官が登壇するという信じられないようなプログラムでした。

全体の様子と概要を知りたい方のために、QUICK資産運用研究所の記事をご紹介しておきましょう。

金融庁の本気度示す「つみフェス2019」 遠藤長官は強歩大会の前に登壇

※これまでと同じパターンであれば、金融庁の該当HPの下のほうに当日のプレゼン資料等がアップされるはずです。



で、やはり、今回の目玉は遠藤長官の登壇でしたね。

金融庁長官が、NISAの恒久化を目指す、拡大を目指さなければならない、イギリスでは非課税枠を最大限使えば1億4400万円になるのに、つみたてNISAは800万円でしかない、というような発言をしてくれたのは、我々庶民にとっては非常に頼もしいことでありました。

イベント終了後、一般参加した方から感想のメールをいただいたのですが、

・長官の話がとてもよかった
・好感度が上がった
・金融庁への親しみがわいた

とのことでした。うん、そうなりますよね。


また、長官の金融機関に対するコメントも、回転売買のようなことをせずに顧客本位の業務と収益追求のバランス(経済と道徳のバランス)を取りなさい、とか、保険商品の手数料開示を進めるべきだ、というようなけっこう攻めた内容でした。聞いていて、なるほど、私が金融庁内のウェブサイトで大暴れしたあの企画が削除されないわけだ、と妙に納得したりもしました。

【参考:『教えて虫とり先生』なる連載が金融庁ウェブサイトに



◎個人的な反省


今回、私は「つみたて投資クリニック」という、事前に広く募集した投資関連の悩みや相談にブロガー陣が回答するというコーナーに、司会兼解説者的な立場で登壇しました。

ここでは、14つの質問・相談等がピックアップしてありました。持ち時間は30分しかなかったので、無理してすべてに回答せず、いくつかにじっくりと時間をかけてもよかったのですが、やはりなるべく多くの方のお悩みに向き合いたいと考え、頑張ってすべてに回答しました。

結果として、笑いを盛り込むような余裕もなく、ハイテンポかつありきたりな問答になってしまいました。私の仕切りだったので、一緒に登壇してくださったナイトウォーカーさん、たぱぞうさん、つらおさんたちにもご迷惑をおかけしてしまったなぁ、と反省ばかりが残ります。

まあ、投資経験はあっても、積み立て投資の特徴やそれを続けるうえでのマインドは意外と知らない方もるので、この手のイベント初参加の方向けにはあれでよかったのかもしれません。が、やはり何事も無難にやるだけで面白くないので、攻めるときは攻めなきゃいかんですな。



◎恒久化のためには、友達にもつみたてNISAを!


最後につみたてNISAとは何なのか、という話を簡単に……。

つみたてNISAとは、リスク資産(金融庁が許可した主に株式投資信託)に定期積み立てをすると、年間40万円までの投資枠にかかる譲渡益や分配金が、20年間非課税になる制度です。

他のNISA制度や厚労省管轄の個人型確定拠出年金(iDeCo・イデコ)などと並立していて分かりにくかったり、立場によって様々なツッコミはあるでしょうが、預貯金しか知らないようなごく普通の投資初心者が、将来に向けての資産形成を行うための制度としてはかなり良いものだと思います。

「投資とかよく分からないんだけど……」というような人がとりあえず始めてみても、大火傷をする可能性は低いでしょう。

また、長官の話にもありましたが、恒久化のためには「実績」が必要なので、可能であれば私もあなたも、身近な人につみたてNISAの存在を教えて、積み立て投資の啓蒙を図ったりできるといいですね。

※もう少し詳しい制度概要は以下の記事をご参照ください。

参考記事:「つみたてNISA」ってなんだ?…金融庁の制度担当者に聞いてみた



・・おそらくそのうちマーケットが荒れて、下げ相場の続くような時期もやってくるでしょうが、そんなときも、とにかく継続することが大切だと思います。つみップも、つみフェスも、つみたて投資も!

【参考記事:インデックス投資を成功させるための3つのポイント



今後の開催予定やこれまでの配布資料などは、以下のサイトにアップされ(てい)ます。

つみたてNISA Meetup(つみップ) 公式サイト


また、参加者募集案内などを含む関連速報は、ゆるキャラの「つみたてワニーサくん」がツイートしてくれるはず。

つみたてワニーサくんツイッターアカウント



【当ブログの主なNISA関連記事】
NISA(少額投資非課税制度・日本版ISA)をどう利用するか
ジュニアNISA(ニーサ)について…我が家はどうするのか
「つみたてNISA」ってなんだ?…金融庁の制度担当者に聞いてみた
で、自分は現行(一般)NISAとつみたてNISAのどっちを利用するのかという話


【参考:これまでの金融庁との意見交換イベントin東京の報告記事】
(2017年)
絞り込まれた投資対象商品・4月7日
ついに金融庁幹部登場・5月29日
投信運用会社を招喚・6月29日
投信販売会社は100%前向き?・7月26日
つみフェス2017・9月10日
職場での投資普及作戦会議・10月22日
女子部 in 東京・11月17日
無念の初欠席・12月22日
(2018年)
初心者さん、いらっしゃい・1月19日
女子会に闖入?・2月15日
投信あるある・3月16日
チンピラと呼ばれて…つみフェス2018・4月21日
学生の興味は仮想通貨に集中?・6月19日
インデックスファンドへの資金流入は順調!・7月27日
イチ押しの投資信託は?・9月13日
贅沢な女子部・11月2日
今年の10大ニュース・12月21日


にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ
↑記事を気に入っていただけたら、ランキングに1票(クリック)をお願いします。

関連記事





プロフィール

虫とり小僧

Author:虫とり小僧


Twitter:@mushitori
Facebook:Facebookページ

子供の頃は、一日に800匹以上のバッタを捕まえるような虫とり少年でした。また、歩行中にはすべての家の「ピンポン」を必ず押すようないたずら小僧でもありました。今はただのザコです。

※好きなものは、歴史・格闘技(実践も観戦も)・筋トレなど

※小説も書いてみたり
1作目:『迫力』
2作目:『7月のニット帽』



自分の全資産を「円」のみで保有していること(何もしないこと)は、それなりのリスクを伴う集中投資に近いものだと解釈して、私は購買力維持や資産形成を目的に、資産の一部を世界中の株式や債券などの保有にあてています。

約14年前から、なるべく手間とコストをかけずに実践している投資方法を、いつか我が子に伝えるかもしれないので、そのための備忘録を書いておくことにしました。

投資の実践といっても、ひと月に一度の自動積立と、たまにやるリバランスくらいですが…



※当ブログのエッセンスをまとめた記事はこちら

我が子に伝えたい5つの大切なお金のこと


※主なメディア掲載・出演履歴
FOUND:2019年8月
週刊エコノミスト:2019年4月23日号
金融庁コラム:2018-19年
ITmedia:2018年1月29日
モノクロ ザ・マネー:2018年12月号
トウシル(楽天証券):2018年10月
ほったらかし投資完全ガイド:2018年1月23日
日経電子版:2017年12月25日
ニューヨークタイムズ:2017年7月11日
REUTERS・ロイター:2017年7月7日
東証マネ部!・R25:2017年3月
Yen SPA!:2016年冬号
BIG tomorrow:2016年1月号
ザイスポ!:2015年9月18日
日経ヴェリタス:2015年7月26日
某大手テレビ局:2014年夏?
日経マネー:2013年10月号
日経新聞:2013年7月3日
NHK特報首都圏:2011年3月

このエントリーをはてなブックマークに追加

最新記事

最近の人気記事ランキング

【第1位】
セゾン投信を投資初心者にオススメする理由


【第2位】
テレビ出演の影響


【第3位】
個人向け国債(変動10年)は最強の無リスク資産…メリット・デメリットを確認しておこう!


【第4位】
民間の保険はどの程度必要なのか、5つのポイントで検証(生命保険・医療保険・学資保険・火災保険など)


【第5位】
確定拠出年金ってなによ?…メリット・デメリット・注意点は?…企業型と個人型の違いやオススメの証券会社は?


【第6位】
私の武勇伝


【第7位】
持ち家か賃貸か…住宅について自分の考えを整理しておく


【第8位】
また小説を書いてみました


【第9位】
賃貸契約更新時の値下げ交渉(更新料は支払わなくてもよい?)


【第10位】
関東近郊、宿泊してよかったオススメの天然温泉旅館5選


【第11位】
預金封鎖にはどのような対策をすればいいのか?


【第12位】
ローン返済と投資のどちらを優先すべきか…併用はありなの?


【第13位】
入院時の差額ベッド代は支払わなくてもよい?


【第14位】
投資信託や株式の元本割れ(含み損)が気になってモヤモヤしている人へ


【第15位】
なぜ投資をするのか


【第16位】
2019月年6月末のアセットアロケーションとポートフォリオ(と今年下半期の投資と考察)


【第17位】
ドルコスト平均法は有利なの?不利なの?…積立投資と一括投資のメリットとデメリットの話


【第18位】
子供が友達のメガネを破壊…早速、個人賠償責任保険を請求してみた


【第19位】
インデックス投資を成功させるための3つのポイント


【第20位】
身バレ?…ブロガー活動で偶然リアル知人と出会った話


全記事一覧

月別アーカイブ

広告

アクセスカウンター



当ブログ内検索

オススメのネット証券

楽天証券
管理人は個人型確定拠出年金(イデコ)でもここを利用。
これから投資をスタートするならここをメインにする。投信積立や残高で楽天ポイントがザクザク。キャッシュバックたっぷりの口座開設キャンペーンも多し。
当ブログ内参考記事

SBI証券
管理人も楽天証券と同時に利用中の最大手。
低コストの商品が豊富で、月々100円からの積み立て投資に対応。投信保有ポイントサービスも高還元。個人型確定拠出年金(イデコ)も充実!

セゾン投信
リスク資産をバランスファンド1本で管理したい人にオススメ。
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は、月々5000円から投資でき、30カ国以上の株式と10カ国以上の債券に分散投資して、世界経済の成長を享受できる。
当ブログ内参考記事

オススメの保険比較サイト

価格ドットコムで最安値圏を調べ、自分がどれだけぼったくられているのか確認してみることをお勧めします。
保険商品は、自分に必要なものを最低限、なるべく低コストで選びたいものですね。
当ブログ内参考記事

読みやすくてオススメの本

老後貧乏にならないためのお金の法則
資産運用から、住宅・保険・年金・相続・贈与までのすべてを網羅したマネー本です。
当ブログ内参考記事


貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント
投資理論の基礎を学ぶのに適した本だと思います。
当ブログ内参考記事


【改訂版】一番やさしい! 一番くわしい! はじめての「投資信託」入門
投資信託とは何なのかをやさしく解説してくれる本です。
当ブログ内参考記事


半値になっても儲かる「つみたて投資」
積立投資そのものを分析・解説している興味深い本です。
当ブログ内参考記事


お金は寝かせて増やしなさい
投資を始める前の自分に1冊だけ読ますならコレにします。
当ブログ内参考記事


生命保険の罠
生命保険の販売現場のウラ話が満載の強烈な一冊です。
当ブログ内参考記事

注意事項

当ブログでは個人的見解を述べているだけなので、他人の判断について責任は負えません。投資などを行う際は、あくまでも各自の責任においてお願いいたします。

また、リンクや引用なら問題ありませんが、ブログ記事の無許可・無断転載はご遠慮ください。私は著作権を放棄しておりません。






お返事できない場合もあります。また(ドコモ・auなどの)キャリアメールだと返信が届かないことがあります(参考解説記事)。
メッセージ内容はブログ記事に取り上げさせていただく場合があることもご了承ください。



にほんブログ村 投資ブログ 資産運用(投資)へ 
↑記事を気に入っていただけたら、ランキングに1票(クリック)をお願いします。
リンク先には人気の関連ブログがたくさんあります。