2019
Feb
23
オーダーでスーツを作ってみたが・・
これまで私は、オシャレとは程遠い人生を歩んできました。
10代後半から20代前半という青年として最も「旬」な時期でさえ、スウェットに便所サンダルで渋谷へ行くようなダサい男でした(そういえば30代になっても投信運用会社にタンクトップ姿で行ったりも…→参考:セゾン投信アポなし襲撃)。

当然、スーツをオーダーで作ったことなんてなかったのですが、最近、知人から19800円でフルオーダー可能な紳士服店があると聞いて、つい興味が湧いてしまい、試しに作ってしまいました。
・・投資ネタが全然思いつかないので、ちと(また?)雑談です。
10代後半から20代前半という青年として最も「旬」な時期でさえ、スウェットに便所サンダルで渋谷へ行くようなダサい男でした(そういえば30代になっても投信運用会社にタンクトップ姿で行ったりも…→参考:セゾン投信アポなし襲撃)。

当然、スーツをオーダーで作ったことなんてなかったのですが、最近、知人から19800円でフルオーダー可能な紳士服店があると聞いて、つい興味が湧いてしまい、試しに作ってしまいました。
・・投資ネタが全然思いつかないので、ちと(また?)雑談です。
◎時代遅れの超高級スーツ
そもそも私は、オーダーか否かに限らず、スーツを購入したこと自体ほとんどありませんでした。
というのも、「社会人」として世に出る直前に、とある歳上の方から、使わなくなった大量のスーツをもらう機会に恵まれたからです。
幸運にもそれらは私でも着られるサイズで、しかもアルマーニだのバレンチノだのという上下セットで100万円を超えるようなイタリア製の高級品ばかりでした。
まあ、どれもバブル絶頂期の雰囲気丸出しで、“やりすぎ肩パッド”入りのダブルの上着に、ボンタン(死語?)ばりのダボダボに太いズボンというスタイルのものだったので、時代遅れ感は否めませんでしたが、生地や仕立てが抜群に良いのと、堅気の世界ではほぼ誰ともかぶらないファッション性が気に入ってしまい、ずっと愛用していました。
しかしながら、「30年モノ」のスーツなので、さすがにヘタってきました。
で、今回、オーダースーツなるものに挑戦してみることにしたのです(いま話題のZOZOではありません)。
◎オーダースーツSADAで19800円!
聞くところによると、オーダースーツSADAなる紳士服店では、1万9800円でフルオーダー可能だとのこと。
ネットで調べてみたところ、全国にある49店舗のうちのひとつが、たまたま近くにあったので、私はそこのwebサイトをひと通り覗いてみました。なるほど、サイズはもちろん、生地から形状までかなり自由にカスタマイズできるようです(サイト上で試しに色々と着せ替え人形のようにいじってみることが可能です)。
そして、そのサイト内には「ダボダボのスーツを着ている人は単なるピエロ!」なぞと、私のセンスを徹底的にディスるようなことが書いてありました。
一部を抜粋すると以下のとおりです。
弊社が20代・30代女性500人に実施したアンケートで、「スーツが原因で印象を台無しにしている男性を見ますか?」という問いに「Yes」と答えた女性は91%を越えました。
その「Yes」と答えた女性に、「印象を台無してしまうスーツとは、どの様なスーツですか?」と質問したところ、驚くべき結果が出ました。2位の「古くてくたびれたスーツ」を上回り、8割近くの女性が原因として選んだダントツの1位が「サイズが大きくダボダボのスーツ」だったのです!そして3位には「サイズが小さく寸足らずのスーツ」が入りました。いかにフィット感が、体にサイズが合っているかどうかが重要かということが浮き彫りとなる結果でした。
我々として、もっと上位に来ると考えていた選択肢が、「デザインが古臭い」「生地が安っぽい」でしたが、こちらはどちらも20%前後に過ぎなかったのです。つまりは高級な生地で、斬新なデザインの、そしてダボダボのスーツを着ている人は単なるピエロということになります。あなたは大丈夫ですか?
(以上)
※まさか当ブログのせいではないと思いますが、今は上記ページ内で「ダボダボのスーツはピエロ」という記載はなくなっています。
◎私はピエロです
上記のような文章を読んだ私は、これはアカン!と焦りました。このままでは、自分の娘が年頃になったとき、口をきいてくれなくなってしまう、と。
そして、いよいよ私も現代の標準的流行ファッションに即した身体にピッタリめのスーツをオーダーせねばなるまいと気持ちを固めて、最寄りの「オーダースーツSADA」に向かいました。
19800円という最安値で作ろうとすると、選択可能な生地はさほど多くありませんでしたが、その価格でフルオーダーできるなら贅沢は言えません。適当な生地を選び、採寸しながら形状の要望を言っていきました。
ただ、やはり自分の好みで選択していくと、ついついアホっぽい方向への歯止めが効かなくなり、気づけば、最大限にタックの入ったダボダボのズボンに、上着の裏地やボタンが「赤」という傾奇者臭の漂うなんとも微妙なものをオーダーしてしまいました。
私の要望を聞くたびに店員さんの表情はどんどん強張っていきました。そりゃそうですよね、この店がピエロだと言って悪い例に挙げているお手本のようなものが、目の前で具現化していくのですから。
私は最近、出来上がったそのスーツを着て出勤しています。
肩で風を切って歩いていると、チラっ、チラっと真っ赤な裏地が見え、頭の悪さが滲み出る仕様になっており、とても気に入っています。
また、ついでに作ったオーダーワイシャツも、自分の身体に合った着やすいものになっているので、買って良かったと思います(私はパッと見スリムなのですが、けっこう首周りや胸囲があるため、ちょうどいい既製品がなかなか見つからないのです)。
ごきげんよう!
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