2018
Nov
10
一般NISAのロールオーバーをどうするか悩んでいる元同僚から相談を受けた話
一般NISAがスタートした2014年からそれを利用していた元同僚が、いよいよ最初の年の投資枠の非課税期間終了を目前に控え、ロールオーバーすべきか否かとLINEで私に相談してきました。
彼は10年間近く国際分散積み立て投資を続けており、今後も継続するつもりだとのこと。
・・で、LINEでやりとりするんじゃメンドくさいから、久しぶりに会って一杯やりながら話そう、ということになり、お互い仕事帰りに刺身の美味い居酒屋に寄りました。
厳選された新鮮な刺身はもちろん、カスベ(アカエイ)のから揚げ、朝茹でガザミ(ワタリガニ)、炒り銀杏、絶妙の塩加減のサンマの塩焼き、カリカリの焼きおにぎり(しそ入り)などに舌鼓を打ち、ふぐのひれ酒を堪能しながら、元同僚の今後の投資方針について語り合いました。
彼は10年間近く国際分散積み立て投資を続けており、今後も継続するつもりだとのこと。
・・で、LINEでやりとりするんじゃメンドくさいから、久しぶりに会って一杯やりながら話そう、ということになり、お互い仕事帰りに刺身の美味い居酒屋に寄りました。
厳選された新鮮な刺身はもちろん、カスベ(アカエイ)のから揚げ、朝茹でガザミ(ワタリガニ)、炒り銀杏、絶妙の塩加減のサンマの塩焼き、カリカリの焼きおにぎり(しそ入り)などに舌鼓を打ち、ふぐのひれ酒を堪能しながら、元同僚の今後の投資方針について語り合いました。
◎超メンドくさがり屋の元同僚
その元同僚は、ことお金に関してはかなりのメンドくさがり屋で、今回のロールオーバーの件に関しても、証券会社から書類が送られてきて、なんらかの決断をしなければならないということで、(おそらく奥さんにプレッシャーをかけられて)仕方なく私に相談してきたのです。
話し始めても、非課税期間と投資可能期間の違いは分かっていないし、これまで約5年間積み立ててきた分のすべてを一気にロールオーバーするものだと思っているようで、まずはそのあたりの基本を説明するところから始まりました。
約5年前、私は彼に、絶対じゃないけど使ったほうがお得になる可能性が高い、とNISAの概要を説明して、彼はそれを利用するという判断を下しています。
【参考記事:NISA(少額投資非課税制度・日本版ISA)をどう利用するか】
彼は、国立大学の理系学部を出ていてめっちゃ頭はいいのです。仕事だってものすごく丁寧で、誰からも信頼される「デキる男」。私も軽く嫉妬するレベルでした。
なので、5年前も今回も、私が説明すると複雑なNISA制度をすぐに理解します。でも、すぐに忘れる。。
・・ただ、普通の人の投資に対するアンテナというか興味なんて、こんなもんですよね。私のようなブロガーが例外的なマニアなのです。
彼は、最初に正しい方向性の仕組みを作って、あとは最低限(今回のように)必要なときに判断を下すというスタンスにしているわけで、非常にコスパのいい投資をしているともいえます。実際、一般NISAにもたっぷりと利益がのっているようでした。
◎一般NISAのロールオーバーとは
ロールオーバーとは、5年の非課税期間を終えた金融商品を、新たに発生する非課税枠に移すことです。
それまで一般NISAで保有していた金融商品の時価が年間の投資可能額上限(120万円)を越えていても、そのままの時価で移せるので、よりお得になる可能性があります。
ただし、5年後のマーケットがどうなっているかは分かりません。結果として、利益が出ているうちに売却したり、ロールオーバーせずに課税口座へ移管しておいたほうがお得だった、ということになる可能性もあります(何も手続きをしなければ課税口座へ自動移管)。
また、ロールオーバーを選択して、かつ、積み立て投資を続けるのであれば、来年は課税口座での積み立てになります。
※詳細を把握したい方は、楽天証券
↓
NISA口座におけるロールオーバーのご案内(非課税期間の満了にともなう2018年末の対応について)
※つみたてNISAにはロールオーバーはありません。
◎彼の判断軸は一貫していた
上述したようなことを私は居酒屋で元同僚に話しました。
んで、一般NISAでロールオーバーするか否か、もしくはこの際、来年からつみたてNISAに変えてしまう、などの選択肢も提示してみました。
彼はなるべくシンプルに楽チンに投資を続けたいとのことでした。手間がかかるのは嫌だ、と。
で、結論としては、一般NISAはロールオーバーせずに自動移管。来年からはつみたてNISAに切り替え、非課税枠(投資可能額上限)から溢れてしまう分は課税口座での積み立てにすると決めたようです。
つみたてNISAに切り替える手続きもメンドくさいけど、これから毎年ロールオーバーするかどうかに頭を悩ませ、都度都度その手続きをするのはもっとメンドくさいとのこと。なるほどね。
彼は今後まだ20年以上は働き続ける予定で、毎月の定額収入が見込めるので、そういう意味でもつみたてNISAはアリだと考えたようです。
私も彼ほどメンドくさがり屋ではありませんが、そういえば、同じような理由でつみたてNISAに切り替えたことを思い出しました。
↓
参考記事:「つみたてNISA」と「現行の一般NISA」どっちにするのか決めたよ
◎彼はセゾン投信ホルダー
彼は10年近く前から
途中、何度か、もうちょい低コストの同じようなファンド(投資信託)が登場した際に私は、こんなのが出たよ、セゾンよりも安いよ、と情報提供したのですが、大した違いは感じないとのことで、積み立て商品を変えることはしませんでした。
そういえば数年前にiDeCoを利用できるようになったことを教えたときも、一応、セゾン投信の同じファンドを積み立てるべく楽天証券
投資スタンスは人それぞれですが、そういう方針でも全く問題ないと私は思います。そこそこ国際分散された、そこそこ低コストな投資信託で積み立て投資を続けていれば充分です。ゴチャゴチャやっても大して変わらない……ってか、投資スタンスをコロコロと変えるよりはずっといいのかも。
・・けっこう色々書きましたが、居酒屋で彼と投資の話に割いた時間は最初の15分くらいで、あとはしょうもないバカ話ばかりして楽しみました。
ちなみに今回の元同僚は、5年以上前に書いた以下の記事で、ある時期にパフォーマンスを比べたら、私よりも高パフォーマンスだったとして登場させた人物と同一人物です。
↓
参考記事:リスク資産管理の優先順位変化

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