2013
Jul
07
セミリタイヤとかしてみたいけど…
毎日ハードな仕事をこなしていると、セミリタイヤでもしてノンビリしたいなぁ、なんて考えてしまうことがたまにあります。
例えば、仕事は週に3日、本格的な趣味や遊びが週に2日、そして週に2日はいわゆる休み。
・・そんな毎日を過ごせたら最高だなぁ、なんて妄想してみるのも、なかなか楽しいものです。
例えば、仕事は週に3日、本格的な趣味や遊びが週に2日、そして週に2日はいわゆる休み。
・・そんな毎日を過ごせたら最高だなぁ、なんて妄想してみるのも、なかなか楽しいものです。
◎セミリタイヤしたら楽しく充実した毎日になるのか?
ただまぁ、そういうことを現実的に考えてみると、まずは「お金」の問題が頭に思い浮かびます。
平均寿命で想定すると、私はまだこの先何十年も生きる可能性が高いですし、養わねばならない家族もいます。
また、仮に「お金」の問題はちょっと脇に置いておくとしても、果たしてセミリタイヤやリタイヤ(退職)したら、ホントにノンビリできて、ホントに楽しく充実した毎日が過ごせるのだろうかという疑問もあります。
思いつく不安や疑問をいくつか挙げてみると・・
・これまでほぼ毎日出勤していた私が、週のうちのほとんど家に居るような状況は近所の住民にはどう映るのだろうか。また、そのことでヘンな噂が出回ったりして不都合が生じたりはしまいか。それから、子供にとって、定職に就いているのが当たり前であろう父親が、例えば週に3日だけアルバイトのようなことをしている状況はいかがなものだろうか。嫁の実家への印象も良くはないはずだ。
・そもそも、ノンビリできる時間が自分にとってホントに幸せを感じる時間なのだろうか。たまの休日にノンビリするのとはワケが違うような気がする。
・自由な時間ができたと思ったら、ただ怠けるだけになってしまって、ひたすらダラダラと過ごすことになるのではないか。
・暇な時間が増え、日常の些細なことが必要以上に気になって、精神的に不健康になるのではないか。
・実際に仕事を辞めてみたら、それまでは仕事上の肩書きのようなものにずいぶんと助けられていたことに気づいて、呆然とするのではないか。精神的にもそれまでの忙しい毎日の環境に助けられていたことに気づいたりするのではないか。
・やろうと思っていた趣味的なものを実際に本格的に始めてみたら、実はさほど楽しくないのではないか。(趣味でたまにやっているようなことを本気でやってみる機会はそれまでなかったわけで・・)
・おもしろ半分でテキトーなボランティアのようなことを始めてみるものの、そこでのしがらみから抜けられなくなり、楽しくもない無給のタスクばかりが増えるのではないか。
・何をやっても飽きてしまうのではないか。
・毎日ハードな仕事をこなしていることが嫌だと思っていたのは実は自分の勘違いで、仕事を辞めてみたらまた仕事がしたくなって、結局同じような仕事に非正規雇用で就職するはめになり、以前と同じような仕事を以前よりも安い給料でやるだけになったりするのではないか。
・正社員として何かの仕事をしていないと気がすまなくなって、これまでとは違った仕事をやりはじめるものの、「以前の仕事のほうがずっとマシだったなぁ」なんて思いながら働き続けることになるのではないか。
・独身者のセミリタイヤブログはよく見かけるようになったが、家族持ちのそれはほとんど見かけない。やはり、子供の教育費などを考えると、現実的なものではないのではないか。
・・などなど。
私がネガティブ思考だからなのかもしれませんが、真剣に考えれば考えるほど、不確定な未来に不安が湧いてきます。
◎簡単なことではなさそう
たとえ仕事の負荷が軽くなろうとも、毎日を「生きる」ということが、そんなに甘っちょろいものだとはどうしても考えられないのです。
これは、私が用心深すぎるのでしょうか。。
また、このことに関しては、「試しにやってみる」のは普通の勤め人には難しそうです。
「試しにチョっと仕事辞めてみたけどぉ、なんか面白くなかったからぁ、やっぱり復職することにしたYO!Oh Yeah!」なんて、ラップの歌詞のようなことは、少なくとも私には無理です。
職を辞めることは簡単でも、元に戻るのは容易ではありません。
しかも、ここまでに列挙した不安要素には、一番現実的な「お金」の問題がほぼ除外してあります。
◎んでも、いつかは・・
しかしながら、例外的なパターンを除けば、多くの勤め人にはほぼ必ずリタイヤする日がやってくることも事実です。
そのリタイヤの日を早めたり遅めたり、ガチリタイヤではなくセミリタイヤにしてみたりと、多少の「幅」を自分に都合よくコントロールして、終わりあるこの人生をより楽しく生きるために、ある程度の思考実験と可能な範囲での準備はしておきたいなぁと、たまに考えたりしています。
ま、その「幅」を増やすための思考実験をしてみると、どうしてもある程度の「お金」が必要になってしまうケースが多いんですけどね。。
【リタイヤ・セミリタイヤ関連記事】
・なぜ投資(資産運用)をするのか
・定年リタイヤ後の準備って必要だよね。。(仕事を失うリタイヤ世代)

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