2018
Jul
31
なぜ株式は長期的に上昇すると思えるのか
景気や株価は必ず上下するものの、地球規模の経済は長期的には成長するだろう……
そういう前提を持ったうえで、私は世界中の株式や債券にインデックス投資をしています(参考→インデックス投資とは)。
しかし、自分が投資を続けてゆく期間中、必ずしも株価が緩やかな右肩上がりを続けてくれるかどうかは分かりません。運用資産取り崩し期間を含めても、自分にとって都合の良くない値動きになる可能性はあります。
だから、こんな記事を書いたこともありました。
↓
なぜ「VT一本」にしないのか(株式100%のポートフォリオはアリなのか)
・・ただし、そうは言っても、やはり基本的にはプラス成長の方向だと思っています。
そういう前提を持ったうえで、私は世界中の株式や債券にインデックス投資をしています(参考→インデックス投資とは)。
しかし、自分が投資を続けてゆく期間中、必ずしも株価が緩やかな右肩上がりを続けてくれるかどうかは分かりません。運用資産取り崩し期間を含めても、自分にとって都合の良くない値動きになる可能性はあります。
だから、こんな記事を書いたこともありました。
↓
なぜ「VT一本」にしないのか(株式100%のポートフォリオはアリなのか)
・・ただし、そうは言っても、やはり基本的にはプラス成長の方向だと思っています。
◎成長のエンジンは欲望
意識の高い「きれいごと」よりも、人間誰しもが持っている「欲望」のほうが“投資先“としては信用できる気がしませんか?
資本主義経済は、人間の欲望をエンジンにして拡大するシステムです。
「より良い明日を作りたい」という人類の思いだけで、世界の経済が成長するシステムだったら、(美しいとは思いますが)私はそこにお金を投じる気にはなれません。人類の歴史上、一歩ずつ確実に進歩を遂げているように見える人権関連や法律関連の分野も、その原動力はやはり人間の「欲望」にあったと考えています。
◎欲望を利益にする株式
もっとよい暮らしをしたい、もっと儲けたい、という資本家と労働者のイタチごっこのような「欲望」が、新たなモノやサービスを創り出して富のパイを拡大させていく現在の資本主義システムであれば、お金を投じる先としては信用に足る気がするのです。
心理学的な見地からも「人間の欲はキリのないものである」という話をきいたことがあります。欲望というものは、とどまるところを知らないようです。
そして、その欲望に基づいて成長し、価値を創造し続けようとするのが「株式」です。
利益の拡大と分配を実現するために作られた数多ある株式会社は、常に前期比プラスの成長を求めて努力を続けています。
もちろん、そうでない会社や例外もあるでしょうが、そういうところはいずれ淘汰されていくはずです。
◎一応、分散もしておく
ただし、当然のことながら欲望によって拡大・成長する企業と、衰退してしまう企業の両方があることも事実。
だからこそ、世界全体に分散投資をしておこう、という話になるのです。
ある時期世界経済を牽引していた国や企業が凋落したとしても、また別のリーダーは現れる。
そして上下しつつも、全体としての平均株価も長期的にはインフレを伴いつつ上昇する、と。
・・もしも、人間の欲望がなくなり、世界経済の成長が完全に止まってしまったら、そもそも資本主義の崩壊です。投資がうまくいかない以前の問題として、通常の日常生活を営むことすら難しくなっているでしょう。
私はたまにそんなことを考えたりしながら、投資による資産形成を試みています。
【参考記事→予測をしないインデックス投資家の予想(投資の前提)】
※もちろん、実際どうなるのかは分かりませんよ。個人的には、ある程度成長の停滞が続いたとしても、いくつかの異なるアセット(国内外の株式・債券・リートなど)を保有して、定期的なリバランスを行っておけば、利益が出る可能性が高いとは考えていますが、あくまでも投資判断は自己責任でいきましょう!

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