2018
May
03
投資における短期目線と長期目線…為替や株価の変動を受けて罵り合う投資家たち
自分のTwitterの過去のつぶやきを眺めていたら、2012年2月22日にワタクシ虫とり小僧は以下のようなことを言っていました。
「ドル円が77円から80円になっただけで「円安だ!」と騒いでいるのだから、いつか160円から154円とかになったりしても「円高だ!」と騒がれるのだろう。人間は近視的だ」
6年以上も前の自分のつぶやきを漁るなんて、私はまさに暇人でございます。
そんな暇人ゆえ、ふと、投資おけるモノの見方の「短期」と「長期」について考えてしまいました。
「ドル円が77円から80円になっただけで「円安だ!」と騒いでいるのだから、いつか160円から154円とかになったりしても「円高だ!」と騒がれるのだろう。人間は近視的だ」
6年以上も前の自分のつぶやきを漁るなんて、私はまさに暇人でございます。
そんな暇人ゆえ、ふと、投資おけるモノの見方の「短期」と「長期」について考えてしまいました。
◎目先の値動きは気になってしまうもの
現在のドル円為替水準(110円前後)から考えれば、当時「円安だ!」と言われた80円は超円高に見えますし、154円は超円安に見えてしまいます。
冒頭の私(の過去)のつぶやきは、為替に関するものですが、このあたりの感覚は、株価や投資信託の基準価額でも同じようなものでしょう。
人間はどうしても目先の状況に大きな影響を受けてしまいがちです。ましてや、自分で初めて身銭を切って投資したものの値動きなんて、童貞男がキラキラ女子の一挙手一投足から受ける影響ばりに刺激があってもおかしくはありません。
投資を始める前に、「世界の主な株式市場の100年スパンとかのグラフを見たし、長期なら安心や!」などと思ってインデックス投資を始めても、日々のわずか数パーセントの値動きが気になってワーワーやってしてまうのは仕方のないことなのかもしれません。
慣れないことだと特に近視眼的になってしまうようです(私もそうでしたし…)。
【参考記事→1年間以上含み損を抱えている私の気持ちなんて分からないでしょう】
◎長期ってのは最低10年以上?
ところで先日、MSCI日本法人の方から、投資における「長期」と「短期」の考え方について、感覚的にしっくりくる以下のような言葉を聞きました(参考→長期ではインデックス強し!…MSCIの「指数」勉強会)。
「市場が効率的か否かについては、どちら側の主張でもそれぞれノーベル賞を受賞している学者がいる。おそらく長期では効率的で、短期では非効率だろう。つまり、3~5年くらいだと市場は間違うが、10年以上のスパンならおそらくそんなに間違えることはないはず」
というものです。
10年以上であれば、まあ長期と呼んでもいいのかな、と私も思っていました(最低ラインではありますが)。
過去のデータを見ても、一般的な国際分散インデックス投資を10年以上続けていれば、マイナスになっていることはほとんどないので、そういう点においても、また、分かりやすさという点でも「10年以上」というのは一つの目安かもしれませんね。
【参考→インデックス投資とは】
◎長期は短期を兼ねる、のかも
投資の目的や想定ゴールは人それぞれです。当然、投資を継続する予定期間も人によって異なります。
だもんで、リスク資産の値動きの捉え方について、個人投資家同士でも議論が噛み合わないことはよくあります。長期投資家を標榜している(いた)個人投資家同士でも、値動きに対する感度の違いから、お互いをバカにし合うようなシーンをよく見かけます。
例えば、
「こんな状況で長期投資とか言ってリスク資産持ち続けるとかw 情弱ぅ~ww」
「この程度の値動きで動揺してんじゃねーよw メンタル弱ぇ~なザコがww」
とかね。
ま、リスク資産の値動きに対する感度は、経験によるところも大きいようです。
感覚的な話で恐縮ですが、長期派の中には短期派の言い分を理解できる人がけっこういるものの、短期派の中に長期派の言い分を理解できる人は多くないような気がします。・・それから、長期目線を持ちつつ短期で遊ぶ、というような余裕のある人もたまにいます。
つまり、大は小を兼ねる……「長期」は「短期」も兼ねるようです。
言い換えると、短期目線のざわつきを克服せずに、長期目線を持つのは難しいということなのかもしれません。
・・いつもながら、意味不明かつどうでもいい屁理屈記事、大変失礼いたしました。
【参考記事→インデックス投資を成功させるための3つのポイント】

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