いつか子供に伝えたいお金の話

インデックス投資(投資信託を使った国際分散投資)による資産運用・各種保険・クレジットカード・節約など「お金」に関することを書き綴るブログ

チンピラと呼ばれて、春…… #つみフェス2018 に行ってきました(金融庁イベント・2018年4月21日)

先日、金融庁が主催したイベント「つみフェス(つみたてNISAフェスティバル2018)」に参加すべく、赤坂へ行ってきました。

バンダナ犬


つみフェスとは、今年から金融庁肝いりでスタートした積み立て型の小額投資非課税制度「つみたてNISA」に関連する情報提供やPRなどを兼ねたイベントです。今回も参加者募集開始後数日で満席となる人気っぷりで、庶民とお上(かみ)がフランクに触れ合える画期的な催しでした。

まあ、簡単にいえばお祭り型の「お金の勉強会」ってところでしょうか。

一般参加者250名に、金融庁職員や関係者などを合わせて総勢300名くらいが参加していました(けっこうな規模ですよね)。



◎つみフェス2018


無料イベントとしては贅沢かつ非常に濃いプログラムで構成されていましたが、その内容については、既に多くのブロガーさんが記事にしているので、そちらに譲ります。

終了後いち早く詳細をアップした青井ノボルさんの記事を紹介しておきましょう。

金融庁主催のつみたてNISAフェスティバル2018に参加

金融庁の該当HPの下のほうに当日プレゼン資料等もアップされています。



◎つみたてNISAとは


当日のレポートは丸投げしてしまったので、最初にちょっとだけ、そもそもつみたてNISAとは何なのか、という話を……。

つみたてNISAとは、リスク資産(金融庁が許可した主に株式投資信託)に定期積み立てをすると、年間40万円までの投資枠にかかる譲渡益や分配金が、20年間非課税になる制度です。

他のNISA制度や厚労省管轄の個人型確定拠出年金(iDeCo・イデコ)などと並立していて分かりにくかったり、立場によって様々なツッコミはあるでしょうが、預貯金しか知らないようなごく普通の投資初心者が、将来に向けての資産形成を行うための制度としてはかなり良いものだと思います。

「投資とかよく分からないんだけど……」というような人がとりあえず始めてみても、大火傷をする可能性は低いでしょう。


※つみたてNISAの概要をご存じない方は、以下の記事をご参照ください。

参考記事:「つみたてNISA」ってなんだ?…金融庁の制度担当者に聞いてみました




◎私もチョロっと登壇


つみフェス2018には、私も少しだけ登壇しました。「はじめての投資!おススメの一冊ベスト10」というコーナーに、司会的な役割でほんの20分程度ですが。

経験者が初心向けにオススメする投資本ランキングを、金融庁主催のイベントで紹介するだなんて、かなりのパワーコンテンツです。どこの誰が司会を務めても、それなりに盛り上げることは可能でしょう。

だもんで私は、時間配分にだけ気を使って、あとは高田純次ばりにテキトーなことをしゃべり散らかすだけのヘボ司会っぷりを垂れ流してきました。

比較的まじめな雰囲気で進んでいたつみフェス2018でしたが、当該コーナー担当の私と吊ら男さんたぱぞうさんが壇上に上がると、なにやら会場がざわつきだしました。

そりゃそうでしょう。それまでは人前で話すことを前提とした服装のジェントルマンたちが知的なトークを展開していたのに、突如、投資ブロガーなる怪しげな野蛮人たちが私服で現れたのです。

会場内でツイッターのつぶやきを表示するスクリーンには、

「誰だ、チンピラを連れてきたのは!?」
「金融庁から最も遠い人だ」
「なんか面白い人たちが出てきたぞ」
「怖い人にしか見えない」


などと、それまでとは明らかにトーンの異なる言葉が躍りました。


実はこの日、参加者はピンクの小物を身に着けたり纏ったりして、春や新しいことを始めるイメージを醸し出しましょう!という“something pink”(サムシング・ピンク)の呼びかけが主催者から事前にあったのです。

ピンクだなんて、私のイメージカラーとは対極にあるものなので、当然、そんな小物は持ち合わせていません。そこで私は、ピンク色のタオルを買い、バンダナ風に頭に巻いて会場に乗り込みました。

当日は会う人会う人に、「音響配線とかの業者にしか見えない」だとか「ドレスコード的にアウト」だとか「ブルーハーツきた!」などと散々弄られ、生き恥を晒してまいりました。



◎初心者さんにオススメの投資本は?


さて、横道にそれた記事の軌道修正も兼ねて、当日ランクインした本のうち、当ブログで書評を書いたことがあるものを、以下に列挙しておきます。


当日第1位 水瀬ケンイチ著
『お金は寝かせて増やしなさい』


(当ブログ書評記事:運用金額も公開!『お金は寝かせて増やしなさい』(水瀬ケンイチ著)を読んだ感想・レビュー…インデックス投資の分かりやすい教科書だな、これは


当日第5位 竹川美奈子著
『臆病な人でもうまくいく投資法 お金の悩みから解放された11人の投信投資家の話』


(当ブログ書評記事:『臆病な人でもうまくいく投資法 お金の悩みから解放された11人の投信投資家の話』(竹川美奈子著)を読みました


当日第5位 山崎元・水瀬ケンイチ著
『全面改訂 ほったらかし投資術』


(当ブログ書評記事:『全面改訂 ほったらかし投資術』(山崎元・水瀬ケンイチ著)を読みました


当日第8位  カン・チュンド著
『忙しいビジネスマンでも続けられる 毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術』


(当ブログ書評記事:『忙しいビジネスマンでも続けられる 毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術』(カン・チュンド著)を再読しました


上記の4冊はもちろんのこと、つみフェスでランクインした投資本はどれも素晴らしいので、初心者さんにはああいう本をなるべく早いタイミングで手に取ってもらいたいものです(ちなみに私は、ランクインした本のすべてを読んだことがあるマニアですが、そこまでする必要はないでしょう)。



◎つみフェス2018で悔いが残ったこと


実はワタクシ、痛恨のミスをやらかしました。

今回は“something pink”ということで、金融庁美人女子軍団が、ピンクのスカーフを首に巻き、航空会社のキャビンアテンダント風の装いで参加者を出迎えていました。華やかな春の風を感じました。

が、しかし、私は彼女たちと記念撮影するのを忘れてしまったのです。。やっちまいました。。

昨年秋のつみフェス2017では、艶やかな浴衣姿の美人たちに囲まれて鼻を膨らませながら写真撮影してもらうことに成功しています。その写真は、ブログ記事のトップ画像に採用するとともに、現在も家宝として保存しているのですが、今回は「ブルーハーツきた!」なぞと意味不明なことを言われて動揺してしまったせいか、最も大切なことを忘れていました。

死ぬまで後悔しそうです。もしもドラゴンボールが7つ揃ったら、私は彼女たちとの記念撮影の機会をお願いしたい。



◎今後の予定


しょうもないネタばかりを投下してしまいましたが、真面目な話も少々……。

これからもまだまだつみップ(金融庁の投資啓蒙活動)は続くようで、次のような全国ツアーも予定されています(既にいくつかの都市で実施済み)。未体験の方は、参加してみてはどうでしょうか。

・2018年5月8日(火) つみたてNISA Meetup in 広島
・2018年5月14日(月) つみたてNISA Meetup in 福岡
・2018年5月15日(火) つみたてNISA Meetup in 姫路
・2018年5月16日(水) つみたてNISA Meetup 女子部 in 大阪
・2018年6月2(土) つみたてNISA Meetup mama部 in 東京
・2018年6月14日(木) つみたてNISA Meetup in 那覇



詳しくは以下の公式サイトをご参照ください。既にほとんどのつみップで募集が始まっています。

つみたてNISA Meetup(つみップ)公式サイト


また、「おらが街にもつみップを!」という場合は、リンク先の公式サイトにあるメールアドレス宛に要望をしてみたら、ひょっとしたら実現するかも……でっせ!



◎注目!つみたてワニーサくんのオヤジギャグ


今後の関連速報は、新たに誕生したゆるキャラ「つみたてワニーサくん」がツイートしてくれるようです。

つみたてワニーサくんツイッターアカウント

既に「こんばんワニーサ!」などと、おぼっちゃまくんの「こんばんワイン!」を彷彿させる挨拶から始まるつぶやきを連発しており、昼間は「こんにちワニーサ!」と言っています。朝の挨拶をどうするのかが楽しみです。



・・おそらくそのうちマーケットが荒れて、下げ相場の続くような時期もやってくるでしょうが、そんなときも、とにかく継続することが大切だと思います。ワニーサくんも、つみたて投資も!

【参考記事:インデックス投資を成功させるための3つのポイント



【これまでの当ブログの主なNISA関連記事】
NISA(少額投資非課税制度・日本版ISA)をどう利用するか
ジュニアNISA(ニーサ)について…我が家はどうするのか
「つみたてNISA」ってなんだ?…金融庁の制度担当者に聞いてみた
で、自分は現行(一般)NISAとつみたてNISAのどっちを利用するのかという話



【参考:過去11回の金融庁との意見交換イベントin東京の報告記事】
(2017年)
第一弾:絞り込まれた投資対象商品・4月7日
第二弾:ついに金融庁幹部登場・5月29日
第三弾:投信運用会社を招喚・6月29日
第四弾:投信販売会社は100%前向き?・7月26日
第五弾:つみフェス2017・9月10日
第六弾・職場での投資普及作戦会議・10月22日
第七弾・女子部 in 東京・11月17日
第八弾・無念の初欠席・12月22日
(2018年)
第九弾・初心者さん、いらっしゃい・1月19日
第十弾・女子会に闖入?・2月15日
第十一弾・投信あるある・3月16日


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関連記事

プロフィール

虫とり小僧

Author:虫とり小僧


Twitter:@mushitori
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子供の頃は、一日に800匹以上のバッタを捕まえるような虫とり少年でした。また、歩行中にはすべての家の「ピンポン」を必ず押すようないたずら小僧でもありました。今はただのザコです。

※好きなものは、歴史・格闘技(実践も観戦も)・筋トレ・秘湯めぐりなど



自分の全資産を「円」のみで保有していること(何もしないこと)は、それなりのリスクを伴う集中投資に近いものだと解釈して、私は購買力維持や資産形成を目的に、世界中の株式や債券なども保有しています。

約18年前から、なるべく手間とコストをかけずに実践している投資方法を、いつか我が子に伝えるかもしれないので、そのための備忘録を書いておくことにしました。

投資の実践といっても、ひと月に一度の自動積立と、たまにやるリバランスくらいですが…



※当ブログのエッセンスをまとめた記事はこちら

我が子に伝えたい5つの大切なお金のこと


※主なメディア掲載・出演履歴
BSテレ東マネーの学び:2022年10月13日
投資信託完全ガイド:2021-22年版
日経新聞広告:2021年2月12日
東証マネ部!:2020年8月
JBpress:2020年7月7日
ダイヤモンドZAi:2020年5月号
Yen SPA!:2020年夏号
トウシル(楽天証券):2020年4月
日経ヴェリタス:2019年9月15日
FOUND:2019年8月
週刊エコノミスト:2019年4月23日号
金融庁コラム:2018-19年
ITmedia:2018年1月29日
モノクロ ザ・マネー:2018年12月号
トウシル(楽天証券):2018年10月
ほったらかし投資完全ガイド:2018年1月
日経電子版:2017年12月25日
ニューヨークタイムズ:2017年7月11日
REUTERS・ロイター:2017年7月7日
東証マネ部!・R25:2017年3月
Yen SPA!:2016年冬号
BIG tomorrow:2016年1月号
ザイ・オンライン:2015年9月18日
日経ヴェリタス:2015年7月26日
某大手テレビ局:2014年夏?
日経マネー:2013年10月号
日経新聞:2013年7月3日
NHK特報首都圏:2011年3月

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読みやすくてオススメの本

金融のプロが実はやっている 最もシンプルで賢い投資の結論

投資理論の基礎から実践まで学べる最高の教科書。→参考記事


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