2017
Dec
26
セゾン投信グロバラはインデックス型で「つみたてNISA」に届出可能だったらしい…第6回ブロガーズミーティング
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(2022年9月10日よりセゾン・グローバルバランスファンドに名称変更)は、つみたてNISAで「指定インデックス投資信託」として届出することも可能だった。だが、敢えてわざと、より基準の厳しい「アクティブ運用投資信託等」にした……その事実をブロガーズミーティングの席で中野社長から聞かされたとき、少し意外な感じがしました。
・・と、のっけからマニアックなことを書いてしまいましたが、池袋にあるセゾン投信の本社で行われた第6回目のブロガーズミーティングで私が一番興味を惹かれたのはその話題でした。

セゾン投信のブロガーズミーティングは、毎年12月25日という色々な意味で微妙すぎる日に行われます。
そしてなんと、恥ずかしながら私は皆勤中です(変態ですよね)。
・・と、のっけからマニアックなことを書いてしまいましたが、池袋にあるセゾン投信の本社で行われた第6回目のブロガーズミーティングで私が一番興味を惹かれたのはその話題でした。

セゾン投信のブロガーズミーティングは、毎年12月25日という色々な意味で微妙すぎる日に行われます。
そしてなんと、恥ずかしながら私は皆勤中です(変態ですよね)。
◎セゾン投信とは
当ブログでは、「投資初心者や普通の人が、できるだけシンプルで楽ちんに資産形成のための国際分散投資をするために、セゾン投信
顧客口座数も13万件を突破し、純資産総額は2000億円を超えていて、安定感もあります(2017年12月現在)。
そして実際、そのように同僚や親族などに紹介することもあるので、私はこの投信会社とファンドをしっかりとウォッチするようにしてきました。
以下に主な(よく読まれる)セゾン投信関連記事を載せておきます。ご存じない方はご参照ください。
↓
・セゾン投信を投資初心者にオススメする理由
・セゾン投信の「資産形成の達人ファンド」と「バンガード・グローバルバランスファンド」のどっちを買えばいいのか?
・セゾン投信アポなし襲撃の記録…直販投信会社に訪れた危機とは!?
◎セゾン投信ブロガーズミーティング
社長の中野さんは、理屈っぽいマニアの揃うブロガーたちに向かって、
「これからもセゾン投信を厳しく監視して、なにかあれば遠慮なく指摘してください」
と、いつも真剣な目ん玉で語ります。常に「ぜひ、ご意見ください」というスタンスです。
無責任な立場からフルスロットルかつ粘着質に、細かいことや理屈っぽいことを言いまくる私のような存在に対してもそんなことが言えるのは、やっていることに自信があって、顧客のために頑張りたいと思っているからなのでしょう。
そしてもちろん、私は毎回言いたいことをネチネチとぶちまけます。
他の投信会社などでも「ブロガーミーティング」のようなイベントが催されることはありますが、何回かやると(たいてい一回だけですが)、宣伝効果に見切りをつけるのか、それともブロガーの生意気さっぷりに嫌気がさすのか、結局、「次回」は消えてなくなってしまいます。
続いているのは、セゾン投信だけです。
◎グロバラはアクティブファンド?
さて、やっとこさ冒頭の話になりますが……
なんとセゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(グロバラ)は、金融庁肝いりのつみたてNISAで、「指定インデックス投資信託」として届出することも可能だったそうです。しかし今回は敢えて、いやむしろ積極的に「アクティブ運用投資信託等」として届出をしたとのこと。
私はそれを聞いて少し驚きました。
なぜなら、あのファンドが「指定インデックス投資信託以外の投資信託(アクティブ運用投資信託等)」に分類された理由は、「時価総額を勘案して資産配分を決定する」という基本的にはインデックス運用ながらもアクティブ運用的な要素によって、金融庁の線引きでアクティブファンドにされたと思っていたからです。
低コストなものを組成しさえすれば実績なしでもつみたてNISA用として簡単に届出できる「指定インデックス投資信託」よりも、「すでに5年以上存続していて、かつ存続年数の3分の2以上で資金流入超過であり、さらに純資産が50億円以上必要」という高いハードルを越えないと届出することが不可能な「アクティブ運用投資信託等」のほうが希少であり価値が高い、と判断したようです。
なるほどなるほど、その判断にはセゾン投信らしい「こだわり」を感じますし、インデックスだのアクティブだのというマニアックな分類よりも、国際分散投資による資産形成という軸を持った中野社長の志の高さのようなものを感じます。
しかし、その一方で、これまで「グロバラは、機動的に資産配分を組み替えたりして“当てにいく”ようなアクティブ運用ではなく、インデックス運用の投資信託である」という部分に惹かれて(納得して)買っていた一部のファンド保有者から「え?!グロバラって、アクティブファンドだったの??話が違うじゃん!」というような戸惑いの声が聞かれたのもまた事実です(なぜか私のもとにもそのような質問が殺到しました)。
セゾン・バンガード・グローバランスファンドにベンチマークはないですし、また、時価総額にピタリと合わせ続けるわけではないので、アクティブ運用であるという見方もできなくはありません。…が、インデックスファンドを組み合わせてパッシブな運用を行う投資信託であることにも間違いはありません。
なので、基本的には「インデックス型」であるという理解でOKでしょう。厳密な意味でのインデックスファンドではありませんが、「グロバラは、インデックスファンド≒インデックス型の投資信託である」という理解で全く問題ないはずです。
だって、つみたてNISAでは金融庁に「指定インデックス投資信託」で届出することもできたのですから。
ただ、そこそこ低コストな投資信託を利用して、国際分散投資をしっかり継続できれば、長期ではそれなりの資産形成ができる可能性が高い、という大枠を理解できていれば、インデックスなのかアクティブなのかというような話は、はっきり言って些末なものだと私は思っています。
もちろん、中野社長をはじめとするセゾン投信のスタッフには、上述の「アクティブ分類によるゴタゴタ」の件はしっかりと伝えておきましたけどね。「混乱させるな!戸惑うファンド保有者に情報のフォローをしてくれ!」と。
・・クリスマスの日に仕事でもないのに、このようなマニアックな話を侃々諤々やってきました(変態ですよね)。
ブロガーズミーティングでは他にも、地銀でのセゾン投信取り扱いや今後のことなどについて色々と話題に上ったのですが、もう指が疲れたので、このくらいにしておきます。
言うまでもありませんが、セゾン投信は、相変わらず全くブレていませんでしたよ。

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