2013
May
31
8資産に投資するということ
アセットアロケーションの決め方シリーズで書いたように、色々と思案した結果、私は eMAXISバランス(8資産均等型)を通して 8資産(国内株式・先進国株式・新興国株式・国内債券・先進国債券・新興国債券・国内リート・海外リート)のインデックスをコアに、資産形成のための投資を行っています(パッケージ化された金融商品に少々の色づけをして、ほったらかしているだけですが…)。
統計やデータを用いた分析や考察というものは、どの期間のどの数値をどのように使うかによって、いくらでも自分の都合のよい具合に加工や解釈が可能ですが、そのようなことを理解したうえで、たまには自分に都合のよいデータを見て気持ちよくなってみるのも悪ことではないと思っています。
長期投資の旅は長いのです(NightWalkerさん風に)。
統計やデータを用いた分析や考察というものは、どの期間のどの数値をどのように使うかによって、いくらでも自分の都合のよい具合に加工や解釈が可能ですが、そのようなことを理解したうえで、たまには自分に都合のよいデータを見て気持ちよくなってみるのも悪ことではないと思っています。
長期投資の旅は長いのです(NightWalkerさん風に)。
ちょいと「島田知保の「‘あんしん’コア&サテライト投資」<第1回:コア資産は分散投資でリスクをコントロール>」という記事からグラフを拝借します。
(既にサイトが閉鎖されてしまっため、今はリンクは外してあります。)
いわゆる「アベノミクス相場」が始まる前のデータですが、2003年3月~2012年6月末までの期間で毎月1万円ずつ投資した場合のポートフォリオの値動きのグラフです。

(画像はクリックすると別ウィンドウで拡大します)
おやおや、4資産均等よりも、6資産均等よりも、9資産均等よりも8資産均等の方が好パフォーマンスじゃないですかっ!!
まあ、最初にも書いたように、この手の統計データは、どの期間のどの数値をどのように使うかでいかようにもなりますが、日本で最も長い歴史を持つ中立的な投資信託専門誌「投資信託事情」の編集長閣下であらせられる島田さんが、有害なバイアスを持った記事を書くとは考えにくいと個人的には都合よく解釈しています。
島田さんは記事の最後に、
「投資する割合を決めてルール化して、上がっても下がっても買い続ける方法で運用すれば、あまり心を乱すことなく新興国と付き合うことも可能」
と書いて結んでいます。
実際に eMAXISバランス(8資産均等型)に投資していると、新興国ほどではないものの、「けっこう激しく値動きするなぁ」と思うこともありますが、リスク資産に投資していればそれは当たり前のことです(参考記事→「虎の子」を元本保証なしの市場に放り込む恐怖心)。
それでも、投資が仕事でも趣味でない普通の個人が資産形成のために投資をするのであれば、このようなスタンスの投資が最も無難で、金銭的にも精神的にも負ける確率が低いものであると、個人的には考えています。
関連記事→eMAXISバランス(8資産均等型)について
※投資判断は自己責任においてお願いします。

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