2017
Sep
11
つみフェス(つみたてNISAフェスティバル2017)に行ってきました…妖しい浴衣に集まる警戒の視線
金融庁が主催したイベント「つみフェス(つみたてNISAフェスティバル2017)」に参加すべく、虎の穴…おっと違った…虎ノ門まで行ってきました。

↑金融庁浴衣美人女子軍団とパチリ(テリーさん撮影)
このイベントの主目的は、来年から金融庁肝いりでスタートする積み立て型の小額投資非課税制度「つみたてNISA」のPRのようですが、庶民とお上(かみ)がフランクに直接コミュニケーションをとれる画期的な催しでもあります。
一般参加者の200名以外に、金融庁職員・業界関係者・メディア関係者など多くの参加者がいて、すべて合わせて300名くらいいました。
「フェスティバル=お祭り」ということで、金融庁美人女子軍団が艶やかな浴衣姿で受付・案内をしてくれ、イベント冒頭で挨拶する内閣府副大臣もTシャツで登場するなど粋な雰囲気の中で、文字通りお祭りのごとく盛り上がりました。NHKの全国版ニュースでも取り上げられて(放映されて)いましたね。

↑金融庁浴衣美人女子軍団とパチリ(テリーさん撮影)
このイベントの主目的は、来年から金融庁肝いりでスタートする積み立て型の小額投資非課税制度「つみたてNISA」のPRのようですが、庶民とお上(かみ)がフランクに直接コミュニケーションをとれる画期的な催しでもあります。
一般参加者の200名以外に、金融庁職員・業界関係者・メディア関係者など多くの参加者がいて、すべて合わせて300名くらいいました。
「フェスティバル=お祭り」ということで、金融庁美人女子軍団が艶やかな浴衣姿で受付・案内をしてくれ、イベント冒頭で挨拶する内閣府副大臣もTシャツで登場するなど粋な雰囲気の中で、文字通りお祭りのごとく盛り上がりました。NHKの全国版ニュースでも取り上げられて(放映されて)いましたね。
◎つみたてNISAとは
つみたてNISAとは、リスク資産(金融庁が許可した主に株式投資信託)に定期積み立てをすると、年間40万円までの投資枠にかかる譲渡益や分配金が、20年間非課税になる制度です。
他のNISA制度や厚労省管轄の個人型確定拠出年金(iDeCo・イデコ)などと並立していて分かりにくかったり、立場によって様々なツッコミどころはあるでしょうが、預貯金しか知らないようなごく普通の投資初心者が、将来に向けての資産形成を行うための制度としてはかなり良いものだと思います。
日本経済新聞社編集委員の田村正之氏が、「つみたてNISAは投信販売を「売り手本位」から「消費者本位」に転換させる大きな試みです。「いつ何が上がるか当てる」ことより「長期・分散・積み立て・低コスト」こそ大事だと、広く知られればいいですね」とのコメントをしていましたが、私も同感です。
※つみたてNISAの概要をご存じない方は、以下の記事をご参照ください。
↓
参考記事:「つみたてNISA」ってなんだ?…金融庁の制度担当者に聞いてみました
◎私もチョロっと登壇
プログラムは以下のとおりです。
1.制度と投資教育教材の説明・紹介
2.私が考える「つみたてNISA 」と「iDeCo」の活用法
3.個人投資家からの税制改正要望ベスト5
4.つみたてNISAから考える日本の投資信託
「3.個人投資家からの税制改正要望ベスト5」のところで、私は結果を発表しつつ、それを金融庁税制担当者にぶつける係で登壇しました。持ち時間が20分間しかなかったので、あまりスパークできませんでしたが、まあ無難にこなせたのかなぁ、と思っています。
ちなみに、ベスト5はすべてNISAに関するもので、1位.恒久化、2位.上限額拡大、3位.制度一本化、4位.対象商品見直し、5位.スイッチングを可能に、でした。
非課税期間と制度の恒久化は、是非ともお願いしたいところです。
イベント全体の流れや詳細については、既に多くのブロガーさんが公開しています。また、金融庁のHPにもプレゼン資料等がアップされています。
※「つみフェス2017」をざっくり把握したい、ということであれば、「投信で手堅くlay-up!」のじゅん@さんの記事が簡潔で分かりやすいかもしれません。
↓
「つみたてNISAフェスティバル 2017」レポート。制度の普及に向けた金融庁の意気込みを見た。
◎内閣府副大臣の私に対する警戒心
登壇者はみんな浴衣を着る、と金融庁の方から聞いていたので、私も楽天で安いやつ(下駄と帯と扇子もセット)を事前にポチりました。
すると、ポチッた直後に、私が当日対決することになる金融庁の担当者から「こんなのをAmazonで買いました」というメールが届き、そのリンク先をクリックしたら、なんと粋に傾(かぶ)いた浴衣が出てくるではありませんか!
あとからその担当者さんに聞いたところ、万が一にも同じ浴衣にならないよう連絡をくれたらしいのですが、傾奇者(かぶきもの)に憧れる私は、それを「浴衣の傾きレベル対決」の宣戦布告と解釈し、急遽、般若(はんにゃ)のアイロン刺繍をこれまた楽天でポチり、妻の協力で浴衣の背中に貼りつけました。

↑背中にバーンとこれ
完成した「般若の浴衣」はあまりにも下品で、妻からは「こんなものを家から着て、電車に乗るのはやめてもらいたい。ご近所さんや子供の友達にでも見られたらたまったものじゃない」と懇願される始末です。仕方ないので、虎ノ門ヒルズに着いてからトイレでこっそりと着替えました。
奇異な浴衣でも、周囲もみんな浴衣姿であればたいして目立ちはしないだろうと思っていたところ、登壇者12名中、浴衣を着てきたのは私を含め2名だけ(途中で1名増えますが)。……オシャレなトランクス全盛の時代に、自分だけが白いブリーフをはいているような恥ずかしさに私は身悶えました。
そんな状況下で、イベント冒頭に挨拶をする越智隆雄内閣府副大臣が関係者席にやってきました。私の席は、副大臣と最も近い場所にあります。
エスコートしてきた金融庁の方が、私のことを「中心になって呼びかけてくれたブロガーさんです」と副大臣に紹介してくださいましたが、副大臣は明らかに私のことを警戒している様子。妖怪アンテナもバリサンでびんびんでした。
そりゃあ、そうです。ただでさえ「ブロガー」なぞという得体のしれない存在なのに、背中に反社会的なニオイの漂う大きな般若の刺繍を背負って、頭にタオルのようなものを巻いた非常識極まる輩に警戒心を持たないほうがおかしいというものです。
副大臣はさわやかに挨拶をしてくれたあと、少しの間を置き、「いつも、そういう、服装をしているんですか……」と、作り笑顔で私に訊いてきました。
その後の展開はご想像にお任せしますが、イベント終了後に私が速攻で私服に着替えたことは言うまでもありません。
◎金融庁は地方巡業もやるようでっせ
個人投資家のナマの声を聞いてコミュニケーションを図ろうとする金融庁のこういう試みを私は応援したいと思っています。
つみたてNISAは、投資未経験者や初心者にこそ知ってもらいたい制度ですが、なかなかそこにはダイレクトに届きません。それでも、まずはアクションを起こして、できることから始め、「貯蓄から資産形成」への大きな流れの糸口をつかもうとしていることが伝わってきます。
今月21日には名古屋でも金融庁と個人投資家の意見交換会があり、まだ少し空席もあるようなので、近くにお住まいでご興味のあるかたは、名古屋版も是非に!
【これまでの当ブログの主なNISA関連記事】
・NISA(少額投資非課税制度・日本版ISA)をどう利用するか
・ジュニアNISA(ニーサ)について…我が家はどうするのか
・「つみたてNISA」ってなんだ?…金融庁の制度担当者に聞いてみました
【過去4回の金融庁との意見交換イベント報告記事】
・第一弾:絞り込まれた投資対象商品・4月7日
・第二弾:ついに金融庁幹部登場・5月29日
・第三弾:投信運用会社を招喚・6月29日
・第四弾:投信販売会社は100%前向き?・7月26日

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