2017
Aug
30
松井証券の「投信工房プレミアム企画・俺のPFセミナー」で晒した理想のポートフォリオについて
先日開催された松井証券のセミナー「投信工房プレミアム企画・俺のPFセミナー(2017年8月2日)」で、私のシミュレートしたPF(ポートフォリオ)も公開されていました。
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「自分がどこまで損していいか」を見極める 投資成功者が説く“リスク許容度”の重要性(ログミーファイナンス)
上のリンク先記事をご覧いただければ分かると思いますが、私はかなり細かくてゴチャゴチャしたPFをシミュレートしています。
んで、コモディティなんかも含んでいて複雑な点について、当日登壇していた友人の吊ら男さんやASKさんからツッコミのようなコメントをもらっていたようです。
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「自分がどこまで損していいか」を見極める 投資成功者が説く“リスク許容度”の重要性(ログミーファイナンス)
上のリンク先記事をご覧いただければ分かると思いますが、私はかなり細かくてゴチャゴチャしたPFをシミュレートしています。
んで、コモディティなんかも含んでいて複雑な点について、当日登壇していた友人の吊ら男さんやASKさんからツッコミのようなコメントをもらっていたようです。
◎投信工房を使うなら…という前提のもの
松井証券の担当者さんからは事前に、
「もし松井証券の取扱投資信託でポートフォリオを組むとしたら、どのような比率でどの銘柄に投資するか、シミュレートいただけますでしょうか」
と投げかけられて(質問されて)いました。
だもんで、買い付けやリバランスがほぼ自動でできる投信工房(無料のロボアド※)を使ってPFを組むのであれば、という前提で回答しています。
※参考記事→松井証券の『投信工房』がスゴくて鼻血が出る…でもね、慎重に観察するよ
つまり公開したのは、あくまでもその前提があってのものであり、実際のPFとは異なる点にご注意ください。為替ヘッジ型の投資信託やコモディティを加えたのも投資工房ありき、の話であります。
今の投資環境に特に不満がなく、リスク資産への投資なんて「ほどほど」に「テキトー」でいいわい、という境地に達している私は、わざわざメイン証券会社以外で商品を買い直したりするのがメンドくさいので、実際にやる予定はありません。
このあたりの話は3年以上前に記事にしました。
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アセットアロケーションやポートフォリオの理想と現実
(※コモディティクラスへの考えに特化して書いた記事はこちら→コモディティクラスへの投資について整理しておく)
◎今回シミュレートしたPFについて
松井証券の投信工房のように低コストのインデックスファンドを組み合わせて、ほぼ理想通りにポートフォリオが組め、かつ自動買付・リバランス注文・リバランス積立などの機能が使えるシステムを利用するなら、私は最低コスト群のインデックスファンドを選んで、細かく自分の意思を反映させてしまうと思います。最初に決めてしまえば、あとはほったらかしでOKなのですから。
買付やリバランスがほぼ自動でできるのであれば、為替ヘッジつきの海外資産を組み入れたり、需給バランスで価格変動するだけのコモディティも組み入れたくなってしまいます。
また、基本的にアセット内で最低コストであること、もし同コストであれば今後も最低コストに追随し続けるコンセプトのものを選んであります。まあ、そこそこ安ければ、どれもたいして変わらないとは思っていますが(参考記事→低コストなインデックスファンド(投資信託)を追いかけるのに疲れました)。
◎こだわりたいところ
現実的にはその管理にかかる手間や、将来の不確実性を勘案して、なるべくシンプルで楽ちんな方法を私は採用しています。
ただし、以下のこだわりポイントについては、今回のPF(理想)でも実際のPF(現実)でも同じです。
・主力は株式
それ自体が成長し、価値を創造し続けようとする「株式」というアセットクラスは、やはり資産形成の主力にしたいものです。利子や賃料というキャッシュフローを生む債券や不動産も魅力的ではありますが、人間の欲望を成長のエネルギーとして発展する資本主義経済の恩恵を享受できる可能性が最も高い資産クラスはやはり「株式」だと考えています。
・幅広く分散したい
定期的なリバランスを前提として、海外先進国株式・海外新興国株式・国内株式・海外先進国債券・海外新興国債券・国内債券・海外リート・国内リート・コモディティなど、なるべく多くのアセットクラスを保有し、かつ各セットクラス内の銘柄もできる限り分散して、リスク低減を図りたいものです(他にこんな理由も→投資していなかったアセットクラス(資産)が爆上がりしているときに動揺せずにいられるか)。
・低コストで投資したい
これについては言うまでもありません。コストは確実。リターンは不確実。不確実な未来への投資の中で、ほぼ唯一コントロール可能なものが「コスト」です。安けりゃいいってもんでもありませんが、同じクオリティの商品を買うのであれば、できれば安い方がいいのは誰でも同じでしょう。
・投資に手間はかけたくない
インデックス投資なんてもんは、手間をかけてもパフォーマンスがよくなるわけではありません。なので、なるべく少ない金融商品で完結させたくなります。ただし、投信工房を使うのであれば、多くの商品を組み合わせても楽チンに管理できそうです(参考記事→リスク資産管理の優先順位変化)。
・・と、まあ、ゴチャゴチャ書いてしまいましたが、どんな状況でも投資を継続できるような心地よいポートフォリオと投資環境を見つけて、各自好きなようにやればよいと思っています。
※松井証券は、毎月分配型の投資信託も取り扱い始めましたが、投信工房が提案するポートフォリオに、それらが組み入れられることはないそうです。投信工房は最近流行り始めた有料ロボアドを真っ青にさせる素晴らしい無料サービスだと思います。ちょっと心配なのは、ちゃんと残高が増えてサービスを永続できるのかどうかという点です。良いものでもマニアックな商品やサービスって、売れないことが多いですからね。。

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