2019
Sep
10
SBI証券と楽天証券、今から投資を始めるならどっちにするか
サービス水準や口座のシェア、売買代金などから見るにSBI証券
と楽天証券
は「ネット証券のツートップ」です。
ウェブ上でお金のやり取りをすることに抵抗のない普通の人が、資産形成のための投資を始めるなら、その2社のうちのどちらかにしておくのが無難だと思います。

未だサービス競争は続いていますが(たいていは楽天証券が先に決断・発表し、SBI証券がその水準にピタリと追随する構造)、今回の記事では、両社のサービスや特徴を比較したりしながら、もしも私が今から投資を始めるなら、どっちを使うのかを考えてみます。
ウェブ上でお金のやり取りをすることに抵抗のない普通の人が、資産形成のための投資を始めるなら、その2社のうちのどちらかにしておくのが無難だと思います。

未だサービス競争は続いていますが(たいていは楽天証券が先に決断・発表し、SBI証券がその水準にピタリと追随する構造)、今回の記事では、両社のサービスや特徴を比較したりしながら、もしも私が今から投資を始めるなら、どっちを使うのかを考えてみます。
◎二者択一なら楽天証券かな
15年ほど前から投資をしている私は、取扱商品やキャンペーンなどを追いかけながら、いくつも(20社くらい)の証券会社やらネット銀行やらに口座を開いたり閉じたりしてきました。
でも、やっぱり証券口座がいくつもあると管理が複雑になってめんどくさい。できればひとつにまとめたほうが楽ちんで良いと思います。シンプル・イズ・ベストっす!
現在の私は、既に積み上がっている金融商品があったことや、NISAやiDeCo開始時のサービス水準などの関係で、SBI証券と楽天証券を併用するカタチになってしまっていますが、もしもこれから投資を始めるにあたり、どこかひとつだけ口座開設するなら、おそらく楽天証券にするでしょう。
理由としては、楽天カードや楽天キャッシュで投資信託を積み立てると楽天スーパーポイントがもらえるので、楽天のサービスをよく使っている自分には都合がいいというだけですが。
◎iDeCoに関しては悩ましい
個人型確定拠出年金(iDeCo・イデコ)について、その加入時手数料と運営管理手数料は両社とも最低水準なのですが、他の部分で一長一短です。
楽天証券は、最初に連携させれば、iDeCo口座も通常の証券口座へのログインだけで操作できるので便利なのものの、国際分散インデックス投資をする際のファイナルアンサー的な投資信託であeMAXIS slimシリーズの取り扱いがないのは痛い。痛すぎる。
一方のSBI証券は、iDeCoでeMAXIS slimシリーズの取り扱いはあるものの、給付、つまり年金受け取り時の柔軟性が低いのが気になります(今のところ、一時金と年金の併給ができないため、受け取り時に上手く節税できない可能性があります)。
※追記:2019年11月よりSBI証券でも併給可能になりました
◎さらに細かい部分を見ると
積み立てた金融商品を取り崩す段階のことを考えると、投資信託の定期(自動)売却サービスはかなり大切だと思うのですが、これについてはSBI証券は導入しているのに、楽天証券にはありません。
※追記:2019年12月より楽天証券でも定期(自動)売却サービスの取り扱いが発表されました
また、楽天証券には投資信託を売却するときに、「金額指定」ができず、「口数指定」しかできないという微妙に不便な面があったりします。
ってな感じで、色々と一長一短なので、どちらか一方だけなら、現段階では楽天証券のほうがいいような気はしていますが、多少面倒な作業ができる人であれば……
例えば毎月5万円までは楽天証券で、iDeCoはeMAXIS slimシリーズをSBI証券で、それぞれ積み立てて、受け取り時までにSBI証券の出口の柔軟性が改善されなかったら、直前に楽天証券に移管するとか、色々やりようもあります(シンプル・イズ・ベストなんて言いながらスンマセン)。
・・ただ、ポイント還元率やら、取扱商品やら、受け取りサービスやら、そして税制やらなんてものは、突然変わったりしますし、将来のことは分からないので、普通の人は気にするレベルの話ではないかもしれません。
両社ともサービスを向上をさせているのは間違いありませんし、まあ、SBIか楽天のどちらかにしておけば、おそらく大丈夫でしょう。ほぼ互角。
通常の口座(一般口座・特定口座)の開設・維持手数料は無料です。
※この記事で言っている「投資」とは、管理人が15年ほど実践している「ほったかし(自動積み立て)の国際分散インデックス投資」のことです。
【参考記事:インデックス投資とは】

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