2013
May
23
アセットアロケーションの変遷(その2・現在の配分へ)【アセットアロケーションの決め方・その10】
・国内株式:10%
・先進国株式:25%
・新興国株式:15%
・国内債券:0%
・先進国債券:30%
・新興国債券:0%
・国内リート:15%
・海外リート:5%
前回の記事で書いたように、投資を始めてからの約3年間は、上記のようなアセットアロケーションでした。
しかし、サブプライム問題からのリーマンショックを経て、色々と思うところがあり、次のように少し変更を加えました。
・先進国株式:25%
・新興国株式:15%
・国内債券:0%
・先進国債券:30%
・新興国債券:0%
・国内リート:15%
・海外リート:5%
前回の記事で書いたように、投資を始めてからの約3年間は、上記のようなアセットアロケーションでした。
しかし、サブプライム問題からのリーマンショックを経て、色々と思うところがあり、次のように少し変更を加えました。
◎リーマンショック後のマイナーチェンジ
◇リーマンショック後約3年間のアセットアロケーション(リスク資産配分)
・国内株式:10%
・先進国株式:30%
・新興国株式:20%
・国内債券:15%
・先進国債券:25%
・新興国債券:0%
・国内リート0:%
・海外リート:0%
ビビッてリスク資産比率を減らしたわけではありません。
せっかくの暴落だったので、先進国・新興国ともに株式の比率を増やしつつ、国内債券クラスの分散効果とリスク資産的な役割を見直し、かつ全体的にシンプル化を図ったようなカンジでしょうか。
資本主義の永続や財産権の遵守を前提とすれば※1、100年に一度の金融危機とも呼ばれたあの機会をチャンスと捉え、ワクワクする気持ちも少しだけありました。
株式クラスが大きな含み損を抱えている状態で、そこに追加投資をするにはそれなりの勇気が必要でしたが、投資を始める前に覚悟を持って自分で決めた前提を守ることにしてみました。
もちろん、生活防衛資金を侵食しない範囲での追加投資(リバランス?)でしたが、あのときの判断は現在大きな果実を実らせています。
リートをすべて売却したのは、リートへの追加投資やリバランスなどの管理が面倒くさくなったからです。なるべく多くのアセットクラスを保有していたいという考えはあったのですが、細かいことに手間をかけてもパフォーマンスはたいして変わらず、運に左右される面が大きいのも事実です。
また、ほぼすべてのアセットクラスが大暴落するなか、国内債券クラスだけが全く逆の動きをする状況を目の当たりにして、「これが分散効果というものか」と実感できたのも、このときでした。私は頭で理論を理解していても、体感しないと腹に落ちてこないおバカさんです。
・・この段階では上記の資産配分が、自分なりの最大公約数でした。
◎そして、現在のアセットアロケーションへ
その後、リーマンショック後の相場急回復を経験したり、為替の影響などでなかなかリスク資産から含み損が消えない時期などを経ながら投資を続けていたのですが、シリーズその7で書いたように、だんだんとリスク資産の管理に手間をかけたくないという気持ちが強くなってきました。
最低コストファンド群(国内外ETFを含む)を個別に管理するよりも多少コストはかかりますが、比較的低コストのバランスファンド※2なんかも発売され始めたので、シリーズその8に書いたように現在のアセットアロケーション(リスク資産管理方法)にたどり着きました。
◇現在のアセットアロケーション(リスク資産配分)
・国内株式:10%
・先進国株式:20%
・新興国株式:20%
・国内債券:10%
・先進国債券:10%
・新興国債券:10%
・国内リート:10%
・海外リート:10%
細かいことを言い出せば、このアセットアロケーションには自分でも多くの突っ込みどころがありますが、自分なりに管理の手間を考慮して、「えいやっ!」と決めたらこうなっちゃいました。(細かいことはシリーズその8に書いてあります。)
このように稚拙なリスク資産管理方法は、私にとっては最大公約数だと思っていますが、決して他人様にオススメできるようなものではありません。金融商品の都合でアセットアロケーションを決めてしまうことは、褒められた投資判断ではないからです。
くれぐれもマネなどなさらぬようご注意ください。
(私は自分の投資結果にしか責任を負いません。)
これで、アセットアロケーションの決め方シリーズを終わりたいと思います。
今後のアセットアロケーション経過報告は、カテゴリ「アセットアロケーション」に分類して投稿する予定です。
たいして面白くもない記事シリーズなのに、長々と失礼しました。
(この記事シリーズは一般的なアセットアロケーション決定方法ではなく、あくまでも個人的な思考経過とその結果を、ゴチャゴチャ屁理屈をコネながら備忘録的に書いてみただけのものです。)
※1 参考関連記事:最悪の状況をどこまで想定するのか【インデックス投資の前提(その2)】
(投資判断は自己責任においてお願いします。)

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