2017年05月17日
転職の漫画『エンゼルバンク -ドラゴン桜外伝-』(三田紀房著)がめっちゃ面白い
とあるきっかけでふと手に取って読んでみた『エンゼルバンク』
なる漫画が想定外におもろかったので、個人的な備忘録を兼ねてご紹介。


高校教師から転職エージェント(代理人)に職替えした主人公の女性が、転職市場の厳しい現実や意外な事情を目の当たりにしながら成長していく話です。
あの大人気漫画『ドラゴン桜』のスピンオフ的な物語でした。
・・これを読んで、転職市場における自分の価値を想像し、ヒヤリとしてしまいました。
ってか、この漫画、テレビドラマにもなってたんですね……知らなかった(恥)
当ブログでは以前に、三田紀房氏の投資漫画『インベスターZ』について感想のようなものを書いたことがあります。
【参考→『インベスターZ』(三田紀房著)を読んでみました】
んで、その記事が元になって大手テレビ局から取材を受ける事態にまで発展しました。あれもなかなか刺激的な出来事でした(遠い目)。
【参考→大手テレビ局の某経済番組から取材を受けた件について】
盲点になりがちな意外な事実を鋭くえぐる三田紀房氏の作品は、どれも刺激がありますなぁ、やっぱり。
この漫画でも最初からいきなり、
・転職を繰り返すほどに年収は下がるのが一般的
・人の価値は能力や実力ではなく相場が決める
というような、目を背けることのできない事実をバーンと突きつけて、「転職」がラクなものではないことを読者に痛感させます。
マンガそのものは10年くらい前のものなのですが、就職状況が「売り手市場」であり、景気やマーケット環境が悪くないという点では現在と似ている気がします。
また、転職を成功させるとエージェントはどれくらいの収入になるのか、というような事実もしっかり書いてありました。・・ふむふむ、転職代理人の仕事は大変そうですが、上手くやればかなり稼げるんですね、ビックリです。
他にもビジネス上のヒントや、以下のようなセリフ(やストーリー展開)があり、色々と勉強になりました。
・30歳を過ぎると女性の一般職の求人は皆無になる
・今の会社から逃げたいだけだと、転職はうまくいかない
・どんな仕事にも何かしら我慢しなきゃならないことがある
・仕事は「どこで働くか」よりも「誰と働くか」が最も重要
・どんなビジネスもまずは信用が大切
・ときに大胆な発想や方向転換が状況を打開する
・・ただし、あくまでも漫画なんですよね。
私が『インベスターZ』に個人投資家としてゴチャゴチャ書いたように、「その道のプロ」や「業界関係者」から見れば、色々とツッコミどころはあるのかもしれません。
また、最初の数巻で「転職マンガ」としての面白さはピークに達して、その後は徐々に「ビジネス漫画」になっていったように感じました。
未知の業界の「ハッと驚かされる常識」は刺激的で面白いものの、いつまでもずっと驚かされ続けるほどのネタはどの世界にもそんなにはない、ということでしょうか。
もちろん、読み物としてはかなり面白かったですし、雑学知識がたっぷり詰まっていて、とても勉強になりました。

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高校教師から転職エージェント(代理人)に職替えした主人公の女性が、転職市場の厳しい現実や意外な事情を目の当たりにしながら成長していく話です。
あの大人気漫画『ドラゴン桜』のスピンオフ的な物語でした。
・・これを読んで、転職市場における自分の価値を想像し、ヒヤリとしてしまいました。
ってか、この漫画、テレビドラマにもなってたんですね……知らなかった(恥)
◎三田紀房氏といえば……
当ブログでは以前に、三田紀房氏の投資漫画『インベスターZ』について感想のようなものを書いたことがあります。
【参考→『インベスターZ』(三田紀房著)を読んでみました】
んで、その記事が元になって大手テレビ局から取材を受ける事態にまで発展しました。あれもなかなか刺激的な出来事でした(遠い目)。
【参考→大手テレビ局の某経済番組から取材を受けた件について】
◎この作品も刺激的
盲点になりがちな意外な事実を鋭くえぐる三田紀房氏の作品は、どれも刺激がありますなぁ、やっぱり。
この漫画でも最初からいきなり、
・転職を繰り返すほどに年収は下がるのが一般的
・人の価値は能力や実力ではなく相場が決める
というような、目を背けることのできない事実をバーンと突きつけて、「転職」がラクなものではないことを読者に痛感させます。
マンガそのものは10年くらい前のものなのですが、就職状況が「売り手市場」であり、景気やマーケット環境が悪くないという点では現在と似ている気がします。
また、転職を成功させるとエージェントはどれくらいの収入になるのか、というような事実もしっかり書いてありました。・・ふむふむ、転職代理人の仕事は大変そうですが、上手くやればかなり稼げるんですね、ビックリです。
◎漫画からでも学べることはある
他にもビジネス上のヒントや、以下のようなセリフ(やストーリー展開)があり、色々と勉強になりました。
・30歳を過ぎると女性の一般職の求人は皆無になる
・今の会社から逃げたいだけだと、転職はうまくいかない
・どんな仕事にも何かしら我慢しなきゃならないことがある
・仕事は「どこで働くか」よりも「誰と働くか」が最も重要
・どんなビジネスもまずは信用が大切
・ときに大胆な発想や方向転換が状況を打開する
・・ただし、あくまでも漫画なんですよね。
私が『インベスターZ』に個人投資家としてゴチャゴチャ書いたように、「その道のプロ」や「業界関係者」から見れば、色々とツッコミどころはあるのかもしれません。
また、最初の数巻で「転職マンガ」としての面白さはピークに達して、その後は徐々に「ビジネス漫画」になっていったように感じました。
未知の業界の「ハッと驚かされる常識」は刺激的で面白いものの、いつまでもずっと驚かされ続けるほどのネタはどの世界にもそんなにはない、ということでしょうか。
もちろん、読み物としてはかなり面白かったですし、雑学知識がたっぷり詰まっていて、とても勉強になりました。

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