いつか子供に伝えたいお金の話

インデックス投資(投資信託を使った国際分散投資)による資産運用・各種保険・クレジットカード・節約など「お金」に関することを書き綴るブログ

先進国株式と新興国株式の投資比率はどれくらいが適切なのか?と悩んでいた頃の思い出

投資による資産形成を試みる際、アセットアロケーション(資産配分)をどうするのかという問題は、けっこう悩んでしまうポイントだと思います。

例えば、タイトルにした点、先進国株式と新興国株式の投資比率はどのくらいにしておくべきなのか、というようなことも考えだすとキリがありません。

【参考記事→アセットアロケーションやポートフォリオの理想と現実


例えば、セゾン投信の「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」と、三井住友トラスト・アセットマネジメントの「世界経済インデックスファンド」のパフォーマンスは、時期によってそれぞれが勝ったり負けたりしていますが、その要因は、ほぼ新興国の組入比率だけで説明がついてしまいますからね。


・・私も悩みに悩みまくった時期がありました。


◎まだ先進国と新興国の比率に悩んでいた頃のメモやつぶやき


6~8年前(主にリーマンショックのあとくらい)の、自分のメモ書きやツイッターのつぶやきを読み返してみたら、その悩みっぷりがよく表れていて、つい笑ってしまいました。

例えば以下のようなものがあります。


【「パラダイムシフト」にも「成長の罠」にも、そこそこ対応できるアセットアロケーション…これが難しい。要するに新興国比率が難しい。】

【長期投資は10~50年のスパンとかいうけど(そう思ってやってるけど)、30年後は為替とかどうなってるんだろ。。。実際、30年前は1ドル=250円とかだったんだもんなぁ。。。それを考えると新興国の通貨はやっぱり切り上がるのかなぁ。。。】

【「円高!円高!」って騒がれてるけど、まだまだ円高のほんの入り口かもしれないし、最後の円高かもしれない。。。結局はドルコストだな。ただ、これに伴って世界の株式市場もクラッシュしたら、アセットアロケーションの新興国株式比率をちょっと高めようかな~、どうしよっかな~。。】

【GDPのシェアが先進国から新興国へとシフトするのはほぼ間違いなさそうだ。でも、吉崎達彦氏が言ってるように国家間のGDP競争はゼロサムゲームではないし、優良グローバル企業は新興国の成長を取り込むだろう。。新興国の通貨上昇なんかも含めて、このあたりをどう考えるかだよなぁ。。 。】

【eMAXISといい、1681(ETF)といい、新興国株式の人気っぷりをみるたびに“成長の罠”の匂いがプンプンして「アセットアロケーションの新興国比率は当分は増やすまい」な~んて思ってしまう。。んまぁ、基本的にスタンスは変えないわけだが…】

【ただでさえハイリスクな新興国。。既に株価が世界中の投資家の大きすぎる期待を織り込み済みだとしても、通貨切り上げの可能性なんかを考えると長期的にはどうしても魅力的に映ってしまう。。。ん?まてよ、もしみんながそう思ってるんだとしたら…】

【先進国と新興国のGDP比率がどうなろうが、通貨の強さが変動しようが、優良企業の価値そのものが無くなることはまずありえないから、株式を保有し続けることの優位性は揺るがない!…と思う】

【新興国比率を時価総額比よりも多めにしている分、債券でバランスをとるようにしています(自己満?)。】

【大前研一氏いわく「新興国がいつまでも伸びるわけがない、と考える企業人もいる。しかし、新興国の平均年齢は大体が20代後半。平均年齢が30代後半になるまで、つまりあと10年以上は間違いなく伸び続ける。」…それが株価にどう反映されるかがポイントかな】

【「IMFによると世界の経済成長率が2010年は4.2%、2011年は4.3%。しかも新興国の需要で浮揚しているという2004~05年頃のパターンと似ている。ということは、またまた資源高が来るのだろう。」かんべえの不規則発言より】

【アセットアロケーションの悩みどころは、株式債券比率・外貨比率とかがポイントになってくるけど、先進国と新興国の比率も悩むんだよな~。新興国の成長を先進国はどれだけ取り込むのか、それは株価にどう反映されてくるのか…悩みは尽きない】

【新興国が成長する際、その利益を吸収するのはどこなのか。。既に大人気で、お金の集まっている新興国の株式には何年分くらい先までの成長が織り込まれているのか。。実はまだ新興国の成長や株価の上昇は序章にすぎないのか。】

【ワールドカップの公式パートナー&スポンサーについて…「日本企業はソニー1社に。1998年には日米欧のみがスポンサーでしたが、今回は中国、インド、ブラジル、韓国、UAE、南アと半分近くを新興国が占めています。サッカーの世界でも「G8からG20へ」が進行中」かんべえの不規則発言より】

【「国際金融危機が収束に向かうにつれて、G20 の開催意欲は失われて不活発な会議となってしまい、一方でG8 はしぶとく生き残る、という未来もあり得るだろう。新興国経済は今後、かならずしも順調ではないかもしれないし、その場合はやはり西側先進国の団結が必要になってくる。」溜池通信より】

【「結局のところ、中国という国は、人口が300倍のシンガポールになるのではないだろうか。(30年後くらい後に)」byカン・チュンド氏 …当然突っ込みどころもあるけど、ないとも言えない。。悩むべくはアセットアロケーションの新興国比率。。】

【リーマンショック後の暴落時に運用資産の新興国株式比率を20%に高めたので、それがこの1~2年は活躍している。。値動きが大きいので数回リバランスを行ったが、それもまた好結果につながっている。もちろん、この先どうなるのかは分からないが…】

【織り込み具合やリスク、ポートフォリオにおける新興国比率をどのタイミングで上げていくかなど考えることは色々あるなぁ #iiv #markethack QT @tomoyaasakura 2030年にGDPで米国を抜く中国は、同タイミングで時価総額でも米国を抜き、3500兆円の規模に】

【新興国の成長は疑いようもないが、その成長が株価に直結するのかどうかは、一考の余地がある問題。現在の株価には何年分先までの期待が織り込まれているのか。。もちろん、すべてを飲み込んで新興国の株価が力強い上昇を続ける可能性も十分にあるが… 】

【新興国株式にしても金(ゴールド)にしても、短期間に大きく上がるものは短期間で大きく下がる可能性も高いことを理解したうえで、投資するなら投資するべきだろう。】

【リスクがリターンを蝕むことや、新興国の成長が新興国株式にダイレクトに反映されるとは限らないことも含んだうえで投資するなら大アリでしょうね。僕も運用資産の2割ほど投資してます。 #iiv RTパイが拡大することを前提にしたら、新興国は長期が有望では】

【「数十年後世界経済の中心になる前提で新興国の株価が堅調。でも、どの程度その成長を織り込んでいるのか?株価が上昇を続けるには、実際の成長が今のコンセンサス以上であり続けなければならない。期待だけでの投資は注意を要する」by岡本和久氏】

【自分は運用資産の20%ほどを新興国株式に振り分けているが、こういうことも含んでおきたい→『新興国へ投資することに消極的な理由』「株価は(中略)今後の成長以上に高くなっている可能性がある」】

【「現在のビジネストレンドは、明らかに先進国ではなく新興国を向いている。一説によれば、購買力平価ベースで計算すれば、先進国と新興国の名目GDP は2010 年で逆転し、以後は新興国が優位になる」by吉崎達彦氏】

【「新興国が自国経済振興のために採用している「金融緩和と通貨安」という組み合わせの経済政策は長期間に渡って持続可能なものではなく、経済の過熱やインフレの高進とともにいつかは終焉を迎えるものである。インフレが懸念される新興国では金融を引き締めの方向に舵を切っている」by岡田剛志氏】

【「2011年は退屈な年になるのではないか。実体経済は回復すると思う。既に米国は強いし、新興国は、強い回復から一息いれた踊り場かもしれないが、長期成長過程にあるから、崩れることはないだろう」by小幡績氏】

【「相変わらずの新興国投資ブームが続いているようですが、成長期待が高いというだけで株式市場の右肩上がりが続くほど投資は容易くありません。実体価値以上に価格が上がればそれは下方に修正される、或いは価値の上昇自体が調整局面に入ったのかも」by中野晴啓氏】

【「世界のリーダーたちがすごく懸念しているのに、日本ではあまり議論されていない問題の一つがインフレです。一次産品価格の高騰と、アメリカの超金融緩和による流動性が新興国に向かっているということから、インフレのリスクは非常に高いですね」by竹中平蔵氏】

【「グローバリズムが諸悪の根源のようにいわれるが、経済のグローバル化によって、中国では過去15年で3億人が貧困から抜け出し、2030年までには新興国を中心に新たに20億人が中流階級に加わる。データを客観的に眺めれば、世界がよりよくなっていることは間違いない」橘玲氏(一部編集)】


・・上記すべて読んだ方、あっぱれでございます。かなりのマニアでないと耐えられないでしょう。

これでもごく一部ですが、いや~、足りない頭で考えてみたり、色々な人のレポートやコラムを引用したりして、ゴチャゴチャと悩んでいたものです。



◎各自気持ちの良い比率が見つかるといいですな


今となっては、「そこそこ分散できていれば、まぁ、なんでもいいや! どんな時でも続けられる仕組みになっているか、それが大事」ってなカンジに肩の力が抜けているのですが、当時は悩み続けたものです。

【参考記事→「アセットアロケーションの比率に悩んで、夜も眠れません。どうすればいいのか?」というような質問への回答


今回の記事タイトルにした先進国株式と新興国株式の投資比率について、結局私は、よく分からないから半々にする、という高田純次ばりのテキトーな答えに行き着いていますが、それでも各アセットクラスが異なった値動きをしてくれれば、理屈としては定期的なリバランス※によって、それぞれ安値買いの高値売りが繰り返されて利益が蓄積されていくだろう、と楽観しています。


私なりの新興国投資へのスタンスや、教科書的な考え方、また今回の記事中に何度か出てきた「成長の罠」などについては、以下の記事にまとめてあります。

新興国の成長は終わったのか(新興国投資の必要性は?)


ま、投資は自己責任なので、各自好きなようにやりましょう。



※リバランスとは、一定の期間(や乖離率)ごとに、最初に決めたアセットアロケーション(資産配分)比率より上がっているもの(アセット)は売却(利食い)し、下がっているものは買い増(逆張り)して元に戻すこと。主目的はリスクコントロールですが、株価や債券価格や為替などの上下循環(下がってもまた上がる・上がってもまた下がる)を前提とすれば、長期的には高パフォーマンスに寄与します。


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プロフィール

虫とり小僧

Author:虫とり小僧


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子供の頃は、一日に800匹以上のバッタを捕まえるような虫とり少年でした。また、歩行中にはすべての家の「ピンポン」を必ず押すようないたずら小僧でもありました。今はただのザコです。

※好きなものは、歴史・格闘技(実践も観戦も)・筋トレ・秘湯めぐりなど



自分の全資産を「円」のみで保有していること(何もしないこと)は、それなりのリスクを伴う集中投資に近いものだと解釈して、私は購買力維持や資産形成を目的に、世界中の株式や債券なども保有しています。

約17年前から、なるべく手間とコストをかけずに実践している投資方法を、いつか我が子に伝えるかもしれないので、そのための備忘録を書いておくことにしました。

投資の実践といっても、ひと月に一度の自動積立と、たまにやるリバランスくらいですが…



※当ブログのエッセンスをまとめた記事はこちら

我が子に伝えたい5つの大切なお金のこと


※主なメディア掲載・出演履歴
投資信託完全ガイド:2021-22年版
日経新聞広告:2021年2月12日
東証マネ部!:2020年8月
JBpress:2020年7月7日
ダイヤモンドZAi:2020年5月号
Yen SPA!:2020年夏号
トウシル(楽天証券):2020年4月
日経ヴェリタス:2019年9月15日
FOUND:2019年8月
週刊エコノミスト:2019年4月23日号
金融庁コラム:2018-19年
ITmedia:2018年1月29日
モノクロ ザ・マネー:2018年12月号
トウシル(楽天証券):2018年10月
ほったらかし投資完全ガイド:2018年1月
日経電子版:2017年12月25日
ニューヨークタイムズ:2017年7月11日
REUTERS・ロイター:2017年7月7日
東証マネ部!・R25:2017年3月
Yen SPA!:2016年冬号
BIG tomorrow:2016年1月号
ザイ・オンライン:2015年9月18日
日経ヴェリタス:2015年7月26日
某大手テレビ局:2014年夏?
日経マネー:2013年10月号
日経新聞:2013年7月3日
NHK特報首都圏:2011年3月

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読みやすくてオススメの本

金融のプロが実はやっている 最もシンプルで賢い投資の結論

投資理論の基礎から実践まで学べる最高の教科書。→参考記事


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