いつか子供に伝えたいお金の話

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個人型確定拠出年金(iDeCo・イデコ)はやっぱり楽天証券にしようかなぁ…SBI証券さん、あとひと踏ん張りを…

【最終更新日:2017年5月30日】

法改正によって、来年(2017年)から私も個人型確定拠出年金(iDeCo・イデコ)を利用できるようになったので、ここのところ何本かその関連記事を書いてきました。

《主な関連記事》
確定拠出年金ってなによ?…メリット・デメリット・注意点は?…企業型と個人型の違いやオススメの証券会社は?
質問者は公務員?…個人型確定拠出年金(iDeCo・イデコ)とNISAのどっちを優先すればいいの?


で、その際、私は、「SBI証券を利用するつもり」だとか「今のところSBI証券を利用しようと思っている」などと書いていました。

まあ同時に、「SBI証券と楽天証券の両社に資料請求をして、見比べてみようかと思っているところです」なーんて書きながら多少ジラしたりもしましたが、基本的にはSBI証券の方向でいく、と表明していたのです。いま現在のメイン口座でもありますし。

だけど、すんません。やっぱ楽天証券にしようかなぁ、と心が揺れています。

だってさ……



◎月々12000円組はコスト面で楽天証券一択?


もう既にご存じの方も多いとは思いますが、楽天証券とSBI証券のイデコ手数料について、主な部分を確認しておきます(常時最新情報に更新中)。


加入時手数料は優劣なし

最初に発生する加入時手数料は、(どこで加入しても発生する2777円を別にして)楽天証券は無料、SBI証券だと1080円。

ただし、これは2017年6月末までに加入すればSBI証券でも(キャンペーンで)0円になるので、すぐに加入すれば優劣はありません。

※2017年5月より、どちらの証券会社でも無料になっています。



口座管理手数料は楽天証券に軍配※こっちも2017年5月より優劣なしに!

毎月かかってくる口座管理手数料は、(どこで加入しても発生する167円を別にして)楽天証券は226円で、SBI証券が324円。

ただし、楽天証券は残高10万円以上、SBI証券だと残高50万円以上で無料になります。

また、両社ともキャンペーンがあり、楽天証券は加入後または移換完了から1年間は無料、SBI証券は2017年6月末まで無料になります。

はい、問題はここなのです。

毎月12000円(年間144000円)が拠出上限の私のような属性の人間の場合、楽天証券だと、キャンペーン期間を考慮すると、口座管理手数料は無料になります。

ただし、SBI証券だと、残高を50万円以上に積み上げて手数料を無料にするには、およそ三年半(42ヶ月)もかかってしまいます

実際にはリスク資産の値動きやわずかなキャンペーン効果があるので、厳密な計算はしていませんが、それでもおそらくその金額は13000円前後(≒324円×40ヶ月くらい)にはなるはず。

楽天証券なら0円、SBI証券だと13000円。。

この差をどう考えるか、ということですな(2017年5月から、どちらも無条件で無料となり、この差はなくなりました)。


※既に他社でイデコを利用していて残高が積み上がっている人や、拠出上限額が多い人の場合などは計算が異なります。今回の試算はあくまでも私のケースです。

※取り扱い金融商品については、iDeCoでセゾン投信を積み立てたい、というような場合を除けば、どちらの証券会社でもほぼ同じでしょうセゾン投信のファンドが購入可能なのは、楽天証券のみ)。



◎できれば証券口座の数は増やしたくない


いや、まだ正直、迷っている部分もなくはないのですよ。

リスク資産の管理口座を一つに集約することで得られるシンプルさというかスッキリ感は捨てがたい※。んでも、そのために13000円も負担するんかい?という自問自答を繰り返し続けています。

13000円だって、今後ずっと加入し続ける予定の期間を考えれば……いや、でも確定コストにこだわるのは大切なことだ……合理的に考えろ!……生活の質や人生トータルで考えた合理性とは……なーんてカンジでウジウジと悩んでいるわけであります。

・・また、それと、、あんまり先のことを考えてゴチャゴチャ言うのは野暮な気もしますが、出口(取り崩し)プランの柔軟性でも、現段階では楽天証券のほうが明らかに優れています(ここに関しては、未だ変わらず楽天証券優位

【参考記事→SBI証券さん、確定拠出年金「出口」の選択肢を増やして!…このままじゃ楽天証券に持ってかれちゃうよ!!


う~ん、どうすべえか。。


※SBIの場合、SBI証券のサイトと確定拠出年金のサイトが別なので、結局2サイトを管理する必要があるようですが、楽天は少なくとも内容の確認だけは楽天証券1サイトでいけるとのことです(ヤマモトさん 情報)。……ってことは、SBI証券に統一しても管理の手間はほぼ同じで、スッキリ感はまさに気持ちの問題かも。。



◎女々しいけど…


今でもまだ、心のどこかで、SBI証券楽天証券の手数料体系に追随してくることを期待している自分がいます(実際、2017年5月に追随)。

ひとりの女を諦めきれない女々しい男のような状態です。

今回の記事タイトルが、「楽天証券にします」ではなく、「楽天証券にしようかなぁ」なのは、まさにその女々しさの表れであり、ギリギリまでSBI証券の心変わりを待っているということでもあるのです。

でも、「女々(めめ)しい」という言葉は、男のためにある言葉なんですよね。

個人型確定拠出年金(iDeCo・イデコ)の口座開設ギリギリまで、あっしは風見鶏スタンスで女々しくいきますよ(たまにはこういうのも、けっこう楽しいし…)。


※楽天証券に口座を持ってさえいれば、「2017年1月からの加入対象者向け確定拠出年金申し込み予約」とやらをクリックするだけで、申し込み予約(資料請求)は超簡単にできました(資料は2016年12月中旬をめどに発送開始予定とのこと)。

このへんのユーザビリティも楽天のほうがSBIより優れてるよなぁ。。

楽天証券
(10年間ほど休眠状態ながら、一応私も楽天証券の口座は持っています。)


※結局、最終決断はこちら→イデコ(iDeCo・個人型確定拠出年金)は楽天証券でやることにしたよ

※常々書いてはいますが、このブログはあくまでも私の個人的な立場と考えで思考経過を書いているだけなので、判断は各自の責任においてお願いします。


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関連記事

プロフィール

虫とり小僧

Author:虫とり小僧


Twitter:@mushitori
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子供の頃は、一日に800匹以上のバッタを捕まえるような虫とり少年でした。また、歩行中にはすべての家の「ピンポン」を必ず押すようないたずら小僧でもありました。今はただのザコです。

※好きなものは、歴史・格闘技(実践も観戦も)・筋トレ・秘湯めぐりなど



自分の全資産を「円」のみで保有していること(何もしないこと)は、それなりのリスクを伴う集中投資に近いものだと解釈して、私は購買力維持や資産形成を目的に、世界中の株式や債券なども保有しています。

約19年前から、なるべく手間とコストをかけずに実践している投資方法を、いつか我が子に伝えるかもしれないので、そのための備忘録を書いておくことにしました。

投資の実践といっても、ひと月に一度の自動積立と、たまにやるリバランスくらいですが…



※当ブログのエッセンスをまとめた記事はこちら

我が子に伝えたい5つの大切なお金のこと


※主なメディア掲載・出演履歴
BSテレ東マネーの学び:2022年10月13日
投資信託完全ガイド:2021-22年版
日経新聞広告:2021年2月12日
東証マネ部!:2020年8月
JBpress:2020年7月7日
ダイヤモンドZAi:2020年5月号
Yen SPA!:2020年夏号
トウシル(楽天証券):2020年4月
日経ヴェリタス:2019年9月15日
FOUND:2019年8月
週刊エコノミスト:2019年4月23日号
金融庁コラム:2018-19年
ITmedia:2018年1月29日
モノクロ ザ・マネー:2018年12月号
トウシル(楽天証券):2018年10月
ほったらかし投資完全ガイド:2018年1月
日経電子版:2017年12月25日
ニューヨークタイムズ:2017年7月11日
REUTERS・ロイター:2017年7月7日
東証マネ部!・R25:2017年3月
Yen SPA!:2016年冬号
BIG tomorrow:2016年1月号
ザイ・オンライン:2015年9月18日
日経ヴェリタス:2015年7月26日
某大手テレビ局:2014年夏?
日経マネー:2013年10月号
日経新聞:2013年7月3日
NHK特報首都圏:2011年3月

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