2016
Nov
05
エリートから社畜へ…アラフォーサラリーマンの黄昏
以前、学生時代のある友人のことをブログ記事にしたことがありました。
希望を持って地方から出てきたものの、大学のハイレベルな体育会系運動部で大きな挫折を味わった友人の昔と今の話です。
【該当記事→5年間で休日が2日だけだと!?(前編・龍馬の挫折)】
・・あの記事には想定外の反響があって、けっこう多くの方に読んでいただけました。
さて、今回は、学生時代にスポーツのエリートだった友人の話です。
希望を持って地方から出てきたものの、大学のハイレベルな体育会系運動部で大きな挫折を味わった友人の昔と今の話です。
【該当記事→5年間で休日が2日だけだと!?(前編・龍馬の挫折)】
・・あの記事には想定外の反響があって、けっこう多くの方に読んでいただけました。
さて、今回は、学生時代にスポーツのエリートだった友人の話です。
そいつ・正人(仮名)と私は、高校・大学とも同じ団体球技の部活動に所属し、一緒に日本一を目指した仲です。
足が速く、スタミナもあり、根性もある。私なんかとは違って、正人はコーチや監督が見ていなくとも、真面目にトレーニングに取り組み、なんと高校在学中にベンチプレス165kgを挙上した男です(1年生のときに35kgからスタート)。当然、先生にも好かれるタイプです。
正人は、高校・大学のどちらでも下級生のうちからレギュラーになり、最高学年時にはキャプテンを務めました(ちなみに私はキャプテンを困らせる問題部員)。
彼は日本代表にこそ選出されなかったものの、大学卒業後も、国内最高峰のリーグで活躍した、その競技のエリート選手でした。
顔は少しだけラクダに似ていますが、充分にイケメンと呼べる範疇であり、超ハイスペックで美人なお嫁さんをもらっています。
・・しかし、しかしです。
そんな正人も現役を引退した今は、単なる社畜です。
現在は、会社の歯車として、日々油っこい上司の顔色を窺い、気難しいヒステリックなおばさんたちに気を配り、いつも空気を読みながら、様々な物事を調整するような役割を果たしているとのこと。
「俺は頭がいいわけじゃないし、あとはもう定年まで会社にしがみつくしかねえよ……」
しみじみとそう語る正人は、絵に描いたような日本のサラリーマンでした。
彼は、給料のすべてを専業主婦の奥さんに握られ、大好きな車も軽自動車で我慢し、たまに会社から支給される出張時の交通費だけが自分のヘソクリになるという「家畜」でもあります。
万が一、この記事が正人の奥さんの目に留まったら、大変なことになるでしょう。ヘソクリも没収されること間違いなしです。
・・ただ、それでも、正人は大企業で働けているだけ、まだマシなほうかもしれません。
地震が来ても、台風が来ても、ゴジラが出没しても、薄給のために謎の使命感を持って出社し、生ける屍のようになっている社畜が、この国には腐るほどいるのです。
しかし、私は正人と誓い合いました。
俺たちの人生は、もうほぼ折り返し地点を迎えている。でも、夢や目標を持って、もう一度輝ける何かを見つけてやろう! と。
記事を書いているうちに自分でも何を言いたいのかさっぱり分からなくなり、グダグダになってしまいましたが、そんなろくでもない記事であっても公開できるのが個人ブログの気楽なところです。
ごきげんよう!

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