2016
Oct
15
SBI証券さん、確定拠出年金「出口」の選択肢を増やして!…このままじゃ楽天証券に持ってかれちゃうよ!!
【追記:この記事内で指摘したSBI証券の不備?(柔軟性不足?)は、2019年11月に解消されています】
来年(2017年)から個人型確定拠出年金(iDeCo・イデコ)が私にも利用できることになり、関連情報をちょろちょろと調べ始めています(参考→確定拠出年金ってなによ?…メリット・デメリット・注意点は?…企業型と個人型の違いやオススメの証券会社は?)。
どこの金融機関を利用するか、という点については、まぁ、ネット証券だとSBI証券か楽天証券
のどちらかで決まりだな、というのが今のところの情勢のように見えます。
両社とも取り扱い商品がまだ完全に固定されたわけではないようですし、未だ低コスト化競争の過程にあり、どちらも「充分にコストは安い」水準にあるので、決定的な決め手はなく、結局は個人の好みというかフィーリングで判断するしかないのかなぁ、と思っています。
私は現在もSBI証券
をメインに使っていることもあり、個人型DCもここに決めようと思っていました。
ところが、SBI証券にはちょっと気になる部分も……
来年(2017年)から個人型確定拠出年金(iDeCo・イデコ)が私にも利用できることになり、関連情報をちょろちょろと調べ始めています(参考→確定拠出年金ってなによ?…メリット・デメリット・注意点は?…企業型と個人型の違いやオススメの証券会社は?)。
どこの金融機関を利用するか、という点については、まぁ、ネット証券だとSBI証券か楽天証券
両社とも取り扱い商品がまだ完全に固定されたわけではないようですし、未だ低コスト化競争の過程にあり、どちらも「充分にコストは安い」水準にあるので、決定的な決め手はなく、結局は個人の好みというかフィーリングで判断するしかないのかなぁ、と思っています。
私は現在もSBI証券
ところが、SBI証券にはちょっと気になる部分も……
◎SBI証券は受け取り時の柔軟性で劣る
このことに気づいたキッカケは、仲良くさせてもらっている積み立て投資家ツイッタラーのヤマモトさん の以下のつぶやきでした。
「個人型DCは所詮は課税繰り延べなので、給付時に節税できる戦略を組めるか、変わりゆく税制の中でどう組むのかが重要と思う。
手数料や商品ラインナップと同等以上に、給付期間、回数などの給付される時の選択肢を重要視したい。重要なのはbpレベルの投資信託の信託報酬争いだけではないと思っている。SBI(ベネフィットシステムズ)は給付システムで楽天・野村(JIS&T)に見劣りしてるのが弱点。
確定拠出年金は運用知識に加えて、税制・職場の退職金制度・公的年金制度に対する知識がないとフルに恩恵を享受できない気がする。」
※太字・下線による強調は虫とり小僧アレンジ
ヤマモトさん は、いつもヘンチクリンなつぶやきばかりしていますが、かなりの高学歴かつハイレベルなお仕事をなさっている賢者です(実際にお会いしたこともあります)。
しかも、彼のつぶやきは私にとって盲点でした(恥ずかしながら、先のことすぎて、出口の選択肢をあまりチェックしていませんでした)。
◎SBI証券は一時金と年金方式の併給不可
個人型確定拠出年金(iDeCo・イデコ)の給付、つまり受け取り時に、
SBI証券(記録関連運用管理機関:SBIベネフィット・システムズ)は、
一時金で受け取るか、年金方式で受け取るかの選択制であり、一時金と年金方式を併用することができない
のです。
一方の楽天証券(記録関連運用管理機関:JIS&T)だと、
一時金、年金方式、もしくは、一時金と年金方式の併用も選ぶことが可能
です。
年金の受け取り期間も、SBI証券が5年と10年の二択なのに対して、楽天証券は5年以上20年以下で自由に指定できます。また、年間の年金受け取り回数の柔軟性にも差があります(まあ、これは回数が増えるほど手数料がかさむので、多けりゃいいってもんでもありませんが)。
退職金や老齢基礎年金の金額や受給タイミングを睨みながら、退職所得控除や公的年金等控除をフル活用しようとするのであれば、一時金と年金の併給は必須になってくる可能性が高いと思われます。
特に来年(2017年)から企業年金に上乗せして、個人型確定拠出年金(iDeCo・イデコ)を利用しようとしている私のような人間には、無視できないポイントになってきます(フリーランスの場合など、あまり問題にならないケースもあるでしょうが)。
このあたりの話がよく分からない場合は、竹川美奈子さんの新著を一読しておくことをオススメします(参考→『一番やさしい! 一番くわしい! 個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)活用入門』 (竹川美奈子著)を読んだ感想・レビュー)。
◎出口はまだ先なので、SBI証券の柔軟化に期待
まあ、個人的には確定拠出年金の給付を受けることになるとしても、まだまだずいぶん先のことです(そもそも今はまだ、制度に加入すらしていません)。
それまでにSBI証券(というかSBIベネフィット・システムズ)の個人年金プランの給付方法が改善されていなかったら、移換するという手もありますし、そもそも数十年後の税制なども全く分からないので、今のうちからあんまり過敏になりすぎるのもどうかとは思いますが、SBI証券には「出口」の柔軟化(給付方法の選択肢増加)を期待したいものです。
一応私もSBI証券と楽天証券
※個人型確定拠出年金の給付(受け取り)に関する詳しい情報は、ウェブで探してもなかなか見つかりません。おそらくまだ発展途上なのでしょう。
ヤマモトさん、金融機関へ個別に問い合わせた情報などもこっそりと教えてくださってありがとうございました!
※結局、最終決断はこちら→イデコ(iDeCo・個人型確定拠出年金)は楽天証券でやることにしたよ

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