2016
Jul
30
インデックス投資家は、個別株はやらないんですか?
「インデックス投資の理論的優位性や“楽ちんさ”はよく分かるし、実際にやっているのですが、個別株を保有するのはやめておいたほうがよいのでしょうか?」
と、こんなカンジの質問をしてくる方がけっこういらっしゃいます。
この件は、なぜかメールフォームよりも、実際にお会いしたときに小声でおそるおそる訊かれることのほうが多いです。
【参考→インデックス投資とは】
やはり、「投資」といえば、一般的には個別株式への投資を指す、もしくは認識する人が圧倒的に多いと思います。インデックス投資を実践している方のなかにも、「投資の入り口」が個別株だった、という人は少なくないのでしょう。
最近は、外国企業の株式も簡単に買えるようになってきましたし。
と、こんなカンジの質問をしてくる方がけっこういらっしゃいます。
この件は、なぜかメールフォームよりも、実際にお会いしたときに小声でおそるおそる訊かれることのほうが多いです。
【参考→インデックス投資とは】
やはり、「投資」といえば、一般的には個別株式への投資を指す、もしくは認識する人が圧倒的に多いと思います。インデックス投資を実践している方のなかにも、「投資の入り口」が個別株だった、という人は少なくないのでしょう。
最近は、外国企業の株式も簡単に買えるようになってきましたし。
◎各自好きなようにやればよろしい
さて、そもそもどのような投資をするのかは各自の自由です。その投資方法のメリット・デメリットを分かっているのであれば、誰もが自分のやりたいようにやればいいと思います。
インデックス投資家には理屈っぽい人が多いような気がしますが(私も含みます、笑)、べつにそんな排他的なワケではありませんぜ。
・・ただ、これだけではブログ記事にならないので、私が「個別株」についてどう考え、どうしているのかについて簡単に書いておきます。
あくまでも個人的な疎い考えを晒すだけのお恥ずかしい記事になりますが、誰かの何かの参考になれば幸いです。
◎私も持ってますよ、個別株。でもね・・
はい、私も少しは持っています……個別株を。
ホントに少しだけですが、一銘柄も持っていない、ということはありません。
ただし私は、個別株式への投資を、資産形成のための投資とは位置づけていません。娯楽のための消費と割り切るようにしています。
だから、使う時間と金額もホントに限られていますし、さほど熱心に勉強することもないのです。
(注:繰り返しますが、あくまでも、投資に割く時間をほとんど作れず、銘柄選定眼を持ち合わせていないアホな私の場合の話ですよ・・)
◎ほんの一例を挙げると……
アベノミクスが始まる前から持っていた数少ない個別株がギュンギュンと含み益を拡大するなかで、私は気持よく利益確定したことがあります。しかし、それらの銘柄は、その後さらに値上がりを続けました。
結局、私の投資成績は、ホールドを基本とするインデックス投資部分が最も良い、という結果になっています。
利益確定のタイミングも、インデックス投資部分で機会的に行うリバランス※1のほうが遥かに効率的であり、かつ実行する際の悩みが少なかったのも事実です。
私ごときの数少ない体験を一般化することはできませんが、やはり、
個別株式の取引は、その勝率や手間を考えると、仕事を抱えている普通の人には“資産形成の手段”としてはオススメしにくい
と思っています。
大金持ちならともかく、普通の人には個別株式の信用リスク(企業の破綻に伴う株券紙切れ化リスク)は小さくない、とも考えています。
だから、当ブログでもこの手のことは書くことを控えるようにしていました(ま、個別株に関しては、ほとんどなにもしていないレベルですが・・)。
◎なにごともほどほどに
実際に「虫とりさんは、個別株はやらないのですか?」と小声で訊かれたときに、今回記事にしたようなことを正直に答えると、ものすごくホッとした表情を見せてくださる方が多いので、この話題に触れてみました。
投資へのアレルギーがない人であれば、株主優待目的や企業応援目的で個別銘柄を保有する、といったことを実践したり、検討している人は珍しくないでしょう。前述したように、私もゼロではありません。
それに、限度をわきまえてハマり過ぎず、時間やお金を浪費しない程度に楽しむ術を身につければ、個別株投資もかなり面白かったりしますからね。
関連記事?→なぜ「VT一本」にしないのか(株式100%のポートフォリオはアリなのか)
※1 リバランスとは、一定の期間(や乖離率)ごとに、最初に決めたアセットアロケーション(資産配分)比率より上がっているもの(アセット)は売却(利食い)し、下がっているものは買い増(逆張り)して元に戻すこと。主目的はリスクコントロールですが、株価や債券価格や為替などの上下循環(下がってもまた上がる・上がってもまた下がる)を前提とすれば、長期的には高パフォーマンスに寄与します。

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