2016
Jul
10
2016年6月末のアセットアロケーションとポートフォリオ(と今年上半期の投資と考察)
いくら「ほったらかし」とはいえ、半年に一度くらいは投資状況をチェックして、軽い考察みたいなことをしています、一応。
ちょいと遅くなりましたが、今年上半期の振り返り的な記事をイカせていただきます(考察部分はちょこっとだけですが・・)。
※私の場合、「アセットアロケーション」には、生活防衛資金などの無リスク資産※1は含んでいません。そして「ポートフォリオ」とは、具体的金融商品とその配分を表す言葉として使っています。また、このブログ内で使う「リスク資産」や「無リスク資産」などの言葉についても、自分なりに定義してあります。このあたりの「言葉づかい」は各投資家やブロガーによって微妙に異なる場合があるので、他人の公開情報を見るときは多少の注意が必要です。
(参考記事→リスク資産と無リスク資産の色分け)
ちょいと遅くなりましたが、今年上半期の振り返り的な記事をイカせていただきます(考察部分はちょこっとだけですが・・)。
※私の場合、「アセットアロケーション」には、生活防衛資金などの無リスク資産※1は含んでいません。そして「ポートフォリオ」とは、具体的金融商品とその配分を表す言葉として使っています。また、このブログ内で使う「リスク資産」や「無リスク資産」などの言葉についても、自分なりに定義してあります。このあたりの「言葉づかい」は各投資家やブロガーによって微妙に異なる場合があるので、他人の公開情報を見るときは多少の注意が必要です。
(参考記事→リスク資産と無リスク資産の色分け)
◎アセットアロケーションとポートフォリオの確認
◇2016年6月末のアセットアロケーション(リスク資産配分)
・国内株式:10%
・先進国株式:20%
・新興国株式:20%
・国内債券:10%
・先進国債券:10%
・新興国債券:10%
・国内リート:10%
・海外リート:10%
◇2016年6月末のポートフォリオ(積立金融商品)
・eMAXISバランス(8資産均等型):80%
・ニッセイ外国株式インデックスファンド:10%
・野村インデックスF・新興国株式:10%
(参考記事→eMAXISバランス(8資産均等型)について)
はい、前回のアセットアロケーション確認時からはもちろん、数年前からほぼ全く変わっていません。
このアセットアロケーションには、思想的・戦略的に深い意義があるワケではなく、特別な愛着があるワケでもありませんが、変更する理由もないので、そのままになっています。
なぜこのようなアセットアロケーションになっているのかについては、以前にクドクドと記事にしたことがあるので、ご興味のある方は次のリンク先をご参照ください。
→理想のリスク資産管理条件
→リスク資産管理の優先順位変化
→私のアセットアロケーション(リスク資産管理方法)
※上記の3記事は、続きモノです。
今よりも楽チンに低コストで分散投資できる商品や環境が整えば、ポートフォリオを(場合によってはアセットアロケーションも)変更するかもしれませんが、どんな配分が将来好成績を残すのかは分からないので、自分なりの最大公約数で、のんびりやっていくつもりです(資産配分の効率そのものよりも、手間をかけずシンプルに管理することを優先するスタンス)。
◎2016年上半期の投資行動や考察
基本的には自動積み立てをしていただけですが、2月と6月にやや目立つリスク資産の値下がりがあったので、追加投資というか暇つぶしというか……プチリバランス的に少しだけ買い増しをしました。
ただ、アセットアロケーションも、リスク資産と無リスク資産の比率も、前回(半年前の2015年12月末)からほぼ変わっていません(これを維持するために、2月と6月にスポット投資をした、とも言えます……ただし、あの程度の下落では、他人様にオススメはしません)。
現在のリスク資産と無リスク資産の比率は5対5(1対1)くらいです。
個人的な管理ルールでは、リスク資産と無リスク資産の比率を、最もリスクを抑えた場合で1対1(5対5)、最もリスクを許容する場合でも2対1の範囲でコントロールすることに決めています。
(参考記事→無リスク資産の必要額)
つまり、マイルール上、依然として「もうこれ以上リスク資産は減らせない」ところにあるのですが、「半々」というのは分かりやすいし、相場の動きに心惑わされないで済んでいるので、けっこう心地よいです。
仮に今後、力強いリスク資産の上昇があった場合、「もっとリスク資産の割合を増やしておけばよかった!」などと思うかもしれませんが、それでも自分の全金融資産の半分もが上昇の恩恵に預かれるのであれば十分でしょう。また、けっこうな無リスク資産が確保できているため、暴落はいつでも大歓迎です(OK、カモン)。
上半期の感想としては、「2月の下げも6月の下げも、一日の値動きとしてはまあまあだけど、“相場のうねり”としては、まだまだたいしたこたぁないよなぁ。うーん、そろそろ本格的な下げ相場がきてもおかしくないと思うんだけど。・・それとも、ダラダラするだけなのかな?……ま、なんでもいいや。なんでもこいや!」ってトコでしょうか。
これまで10年以上同じような投資を続けてきて、さらに今後何十年も同じことを続けていくつもりなので、こんなカンジ(不感症?)になってきますわな。
大きな金額を投じる資産形成のための投資は、リターンよりもまずはリスクに目を向けることが大切であり、そのためのポイントは、アセットアロケーションの中身の細かい調整よりも、無リスク資産とリスク資産のバランスをキチンと管理することだと私は考えています※2※3。
まぁ、どんな相場状況になっても安心して熟睡できる金融資産配分にしていればOKってことです。
※1 無リスク資産が、本当に「無リスク」なのかは微妙な問題ですが、この話を始めると長くなってしまうので、ここでは無リスクという言葉を使っています。まぁ、個人的には財政破綻や国家による私有財産没収レベルのことまでは考えてもあまり意味がないと思っています。
→参考関連記事:最悪の状況をどこまで想定するのか
※2 「アセットアロケーション」の中に無リスク資産を含めている投資家もいるので、その場合はアセットアロケーションの遵守が無リスク資産とリスク資産のバランス管理ということになるでしょう。
※3 だからといって、リスク資産を一旦全売却して次のタイミングを狙うような投資スタイルは普通の人にはオススメしにくいと思っています。
→参考関連記事:暴落を待って投資する?

↑記事を気に入っていただけたら、ランキングに1票(クリック)をお願いします。