2016
Jun
30
MMFの繰上償還に伴って銀行が親に営業をかけてきた件について
私はこれまでに何度か自分の親の金融資産の“置き場”についてアドバイスをしてきました。
どうアドバイスしたかをぶっちゃけて書いてしまうと、
・銀行預金は1000万円を超えない範囲で
→1行あたり1000万円がペイオフ上限だし、流動性資産はそれくらいあれば十分すぎるから
・その他の無リスク資産は個人向け国債変動10かMMFに
→個人向け国債(変動10年)は最強の無リスク資産…メリット・デメリットを確認しておこう!
→MRF・MMFとは?…けっこう優れた無リスク資産の置き場でっせ!
・全金融資産の3分の1くらいは
セゾン投信に
→セゾン投信を投資初心者にオススメする理由
ざっくりこんなカンジです。
親戚のおばちゃんなどから相談を受けたときも概ね同じようなアドバイスをしてきました(もちろん、最終判断は本人に任せますし、すべての家庭に当てはまる適切なアドバイスではないことにはご注意ください)。
ところが最近、マイナス金利の影響などを受け、なんとMMFに投資することができなくなってしまいました。新規に投資できないだけはでなく、繰り上げ償還が相次いでおり、私の親のMMFも近々現金化されてしまいます。
それにかこつけて、銀行からの営業が私の親を襲っているようです。
どうアドバイスしたかをぶっちゃけて書いてしまうと、
・銀行預金は1000万円を超えない範囲で
→1行あたり1000万円がペイオフ上限だし、流動性資産はそれくらいあれば十分すぎるから
・その他の無リスク資産は個人向け国債変動10かMMFに
→個人向け国債(変動10年)は最強の無リスク資産…メリット・デメリットを確認しておこう!
→MRF・MMFとは?…けっこう優れた無リスク資産の置き場でっせ!
・全金融資産の3分の1くらいは
→セゾン投信を投資初心者にオススメする理由
ざっくりこんなカンジです。
親戚のおばちゃんなどから相談を受けたときも概ね同じようなアドバイスをしてきました(もちろん、最終判断は本人に任せますし、すべての家庭に当てはまる適切なアドバイスではないことにはご注意ください)。
ところが最近、マイナス金利の影響などを受け、なんとMMFに投資することができなくなってしまいました。新規に投資できないだけはでなく、繰り上げ償還が相次いでおり、私の親のMMFも近々現金化されてしまいます。
それにかこつけて、銀行からの営業が私の親を襲っているようです。
◎実家に忍び寄る魔の手
先日も実家のテーブルの上に、メガバンク営業マンの名刺と怪しげな金融商品のパンフレットが乗っていました。
その怪しげな金融商品とやらがどんなものだったのかをここに詳しく書くことは控えておきましょう。まあこんなのは、よくあることですし、怪しいなかにも利幅の薄そうな若干マシな金融商品が混じってもいたからです。
ただ、そのもっともマシな商品でも、ローンやクレジット債権などを裏付けとした金銭信託でしたが・・。
◎MMFの直近分配実績をやたらと強調
私が一番笑ったのは、現在保有しているMMFの状況をまとめた資料でした。
当該MMFの直近1週間の分配実績が年換算で「0.00X%」であることをやたらと大きい文字で強調しているのです。
運用状況悪化によって繰り上げ償還間近となったMMFの利回りが低いのは当たり前です。そもそもMMFに投資する人の多くは、高利回りなんか求めてはいないでしょう。
それなのに、現在保有しているMMFの年換算利回りが「0.00X%」であることだけを強調して、怪しげな金融商品の予定利率や分配実績と比較するような販売資料の組み方をしているのです。
(ちなみに個人向け国債変動10の最低保証利率でも、その10倍以上の0.05%です。もちろん、個人向け国債の資料なんて用意されていませんでしたが・・)
まあ、私の親が、「ウチはこういうの全部、息子に相談して決めているので・・」と言ったら、今回はあまりゴリ押しはしてこなかったそうですが・・
◎銀行に怒鳴り込むのは様子を見てからだ
すぐにMMFを解約して、そのほとんどを個人向け国債あたりにツッコむよう親にアドバイスをしてもいいのですが、実際、今後繰り上げ償還されたあと、銀行側がどのようなアプローチを仕掛けてくるのか観察してみるのも一興です。
まあ、銀行さんも商売なので利益を上げる必要があるのは分かりまんが、自分の親のゼニくらいは防衛させてもらいまひょか。
【銀行との過去のやりとり記事】
・銀行の営業が親戚のおばさんに、ボッタクリの投資信託を…
・許せん!!親戚のおばさんに再び銀行の魔の手が…
【関連オススメ書籍】
当ブログでの書評→『銀行員が顧客には勧めないけど家族に勧める資産運用術』(高橋忠寛著)を読みました(感想・レビュー)

↑記事を気に入っていただけたら、ランキングに1票(クリック)をお願いします。