2016
Jun
11
1年間以上含み損を抱えている私の気持ちなんて分からないでしょう…
「早くからインデックス投資を始めていたあなたは現在、損益状況がプラスのようですから余裕みたいですが、小生はもう既に1年以上もほぼずっとマイナスなんです。長期間に渡って含み損を抱え続けている小生の気持ちなんて、あなたには分からないでしょう」
という愚痴めいた内容のメールをいただいたことがあります。
【参考→インデックス投資とは】
という愚痴めいた内容のメールをいただいたことがあります。
【参考→インデックス投資とは】
◎気持ちは分かるぜよ
ふむふむ。
同じような投資方法を実践しているのに、(おそらく)自分よりも投資成績が良く、余裕をかましている人にイラつく気持ちは分かります。
でもね、私にもあったんですよ。含み損を抱えていた時期が……。
それに、まだまだこれから長く投資を続けていけば、私だってリスクにさらしている金融資産が含み損を抱えることになるかもしれません。
◎あっしも5年間マイナスを抱え続けました
詳細な記録は残っていないのでうろ覚えですが、たしか(2007年のうちか)2008年のはじめくらいから2012年の終わりくらいまでの約5年間、私はずっと含み損を抱え続けていました。
希望を持って資産形成のための投資をスタートさせて、(最初の3年くらいはまぁまぁ上手くいったものの、その後)約5年間もマイナスの時期が続いたのです。
金融の歴史や、投資理論などをしっかりと勉強して(したつもりになって?)から投資を始めたとはいえ、メンタル的にキツい時期もあったように記憶しています。
「マーケットはニューノーマルに突入した」「分散投資投資は意味がない」「バイアンドホールドは全く通用しない時代になった」などということを声高に叫ぶプロや素人が跋扈し、私のような国際分散インデックス投資の実践者はバカにされ続けました。
しかし、同時に、「自分だけはできる」「今回だけは違う」などと極端な主張をしたり、他人を攻撃するような人ほど、高い確率で消えていく光景も見てきました。
(インデックス投資への疑問や、それをディスる理屈はいちいちもっともな場合が多いのですが、再現性のある有効な代替投資方法を見つけるのは難しい、ということだと思います。)
◎長く続けるなら、肩ひじ張らずにいこうや
インデックス投資家ではなくても、キチンとリターンを出しながら投資を継続できている人は、ブレない軸を持ちつつも、ほどよく肩の力が抜けているように見えます。
相場なんて、いいときもあれば悪いときもありますって……
もちろん、私だってまだ数十年単位の相場のうねりを越えてきたわけではありませんし、マーケットがニューノーマルとやらに突入した可能性もゼロではありません。しかし、気持ちが揺らいだときは再度、基本というか、初心に立ち返ってみることが大切だと思っています。
当ブログの過去記事だと、このあたりですかね。
↓
・投資の前提(予測をしないインデックス投資家の予想)
・投資を始めてみる(なぜインデックス投資を選んだのか)
当然、初心に立ち返った結果、やはり自分には現在の投資スタンスは向いていない、と判断する人もいるでしょう。
投資なんて自己責任でやるものです。各自の思うまま好きにやりましょう。

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