2016
May
28
BIG tomorrow(月刊ビッグトゥモロウ) 2016年7月号と増刊号に掲載されました(取材当日の事件記録)
5月25日に発売されたビジネス・マネー誌『BIG tomorrow(月刊ビッグトゥモロウ)2016年7月号』と、そのちょっと前の5月18日に発売された『BIG tomorrowマネー(2016年6月増刊号)』に私のコメントなどが掲載されました。


青春出版社のこの雑誌は、発行部数15万部の全国誌なので、目にしたことがある人もいるのではないでしょうか。コンビニなどにも置いてあることが多いですよね。
青春出版社のこの雑誌は、発行部数15万部の全国誌なので、目にしたことがある人もいるのではないでしょうか。コンビニなどにも置いてあることが多いですよね。
◎逃げきれない世代の将来への備え
今月号は、「老後までは働きたくない!賢いサラリーマンが40代で用意している月20万円の“自動収入”」というのがメインテーマです。
そのなかの最初のほうの「【年金】逃げきれない世代の将来への賢い備え方」というところにカラーでけっこう大きく登場しています。
「資産を年収の○倍にした」だとか「60歳までに1億円」などと、(無理やり言わされた感のある)威勢のいいキーワードばかりが強調さていますが、年収は働き始めた頃の薄給を基準にしていますし、60歳までに1億円なんてのも、妄想がかった努力目標みたいなものです。
あの記事だけを読むと、ややもすればノーリスクかつほったらかしで、あっという間に金融資産を大きく増やせると誤解されてしまいそうですが、そんなことはありません。インデックス投資にも当然リスクはあります。
増えたり減ったりを繰り返しながら、10年間以上かけてコツコツと実践し、そしてこれからも継続する私の投資法の途中経過と将来の妄想をお話ししただけです。
【参考→インデックス投資とは】
※2016年6月増刊号(BIG tomorrowマネー)の掲載内容は2016年1月号と同じものです。
→参考記事:BIG tomorrow(月刊ビッグトゥモロウ) 2016年1月号に掲載されました
◎情報の取捨選択・判断は慎重に!
大衆マネー誌というものは、読み物としては面白いですが、その掲載情報は玉石混淆です。
投資を、刺激を求めて趣味として行うのか、資産形成として行うのかによって情報の受け取り方が変わってくるでしょう。将来のために活用できそうな情報とハイリスクな怪しい情報を嗅ぎ分けるリテラシーをきちんと身につけておきたいものですね。
また、投資手法を見極めて実践する際のポイントとして、確率論やリスクの他に、「その手法で利益を得るためにどれだけの手間をかける必要があるのか」という判断軸も持っておいたほうがよいと個人的には考えています。
◎“元”虫とり少年の葛藤
さて、新聞や雑誌等の取材をお受けするとき、記者の方と対面すると、いつもまずは最初に「クラッチ合わせ」の軽い雑談があります。
その際、記者の方はたいてい私に「虫とり」の話題を振ってきてくれるのですが、なんかそれが微妙に気まずいんですよね……。
ノリと勢いで「虫とり小僧」などというふざけたハンドルネームにしてしまいましたが、あくまでも私は子供のころに「虫とり少年」だっただけで、べつにいま「虫とりおじさん」であるというワケではないのです。
まあ、我が子と一緒に虫とりをすることはありますが、私自身が単独で趣味として昆虫採集をすることはありません。
しかしながら、記者の方は、私に気を遣ってくれるのか、「お住まいの近くではカブトムシなんかは採れるのですか?」だとか、「主にどんな虫を採取するのがお好きなのですか?」などと、インタビューアーが養老孟司を喜ばせるような質問を浴びせてかけてくださります。
そこで、私が「いやぁ、べつに今は昆虫採集が好きとかいうワケではないのですが・・」と前置きをしてから答えると、「なんだ、そーなのかよ」という表情になるのがなんとも言えない気まずさを生み出すのです。
ま、その気まずさも取材時のスパイスとして、心地よく味わえるようになりたいものです。
◎どうでもいい話が加速しますが・・
ビッグトゥモロウさんは、取材対象者を写真撮影して記事に掲載するのが基本スタンスのようです。顔出しできない場合は、顔以外の全身写真かうしろ姿などを撮影することになります。
今回私は、取材を受けた喫茶店を出てすぐのところにあったエレベーターの前で、うしろ姿を撮ってもらうことになりました。その辺りでは、そこが最も明るかったからです。
記者の方のリクエストを受け、私はエレベーターに向かってガッツポーズを決めながら、うしろ姿をカシャカシャと撮影されていました。
そのとき、「ピンポーン」と音がなってエレベーターがゆっくりと開きました。

エレベーター内にいた5~6名の乗客は、私を見てフリーズしました。
目的の階に到着してエレベーターのドアが開いたと思ったら、ドアの目の前に謎の男(私)がガッツポーズを決めて立っているのです。その男は、自分たちの方を向いているのに乗ってくる気配はありません。しかも、その男の背後にはカメラのシャッターを切っている別の男たちがいます(この日は記者さんと編集者さんの2名)。
誰も「閉ボタン」を押さないので、ドアは10秒間ほど開いたままでした。
彼らはドアが閉まるまで、変態ガッツポーズ男と決して目を合わせぬよう、かといって過剰な反応は示さぬよう息を殺していました。
エレベーターの乗客が誰も降りてこなかったことは言うまでもありません。

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