2013
Mar
28
リスク資産と無リスク資産の色分け【アセットアロケーションの決め方・その1】
この記事シリーズは、アセットアロケーション(資産配分)の決め方についての個人的見解を備忘録的に書くものです。
記事カテゴリを「投資直前の検討や勉強」に分類しましたが、未経験者さんには投資を始める前に読んでもらえたらいいなと思ってここに分類しただけで(失敗談なども盛り込む予定)、私自身も投資を実践する前にここまでゴチャゴチャ考えたわけではありません。
マーケットに居続けるなかで(この記事執筆時点で7~8年間)、思考や感情や判断の紆余曲折を経た現時点で考えている自分なりのアセットアロケーションの決め方・管理の仕方です。
かなりマニアックな記事シリーズになると思います。
スンマセン(全10回くらいを予定)。
記事カテゴリを「投資直前の検討や勉強」に分類しましたが、未経験者さんには投資を始める前に読んでもらえたらいいなと思ってここに分類しただけで(失敗談なども盛り込む予定)、私自身も投資を実践する前にここまでゴチャゴチャ考えたわけではありません。
マーケットに居続けるなかで(この記事執筆時点で7~8年間)、思考や感情や判断の紆余曲折を経た現時点で考えている自分なりのアセットアロケーションの決め方・管理の仕方です。
かなりマニアックな記事シリーズになると思います。
スンマセン(全10回くらいを予定)。
はじめに、今後このブログ内において使う言葉の簡単な整理をしておきます(人によって使い方が異なることがあるので)。
1.「アセットアロケーション(資産配分)」には、生活防衛資金などの無リスク資産(安全資産)は含まないことにします。
2.「無リスク資産」とは、元本保証があってリターンがブレない金融資産のことなので、普通預金のほか、MRF・MMFなどの国内短期債に連動する実質ほぼ元本保証の金融商品※1と、国内長期債であっても半年ごとに利率が変動する個人向け国債変動10※2などとします。5年満期の定期預金や個人向け国債固定5なども「無リスク資産」とすることにします※3。
3.国内債券クラスでもNOMURA-BPI総合に連動するインデックスファンドなどは、「リスク資産」に分類します(元本保証ではありませんからね)。
4.上記3以外の「リスク資産」は、国内外の株式やリート(不動産投資信託)、外国債券やコモディティ(商品指数連動型金融商品)やヘッジファンドなどとします(まぁ、これは普通ですね)。
5.公的年金や保険などを通じて間接的に投資している資産があっても、それは「リスク資産」と「無リスク資産」のどちらにも含めません(個人型確定拠出年金はどちらかに含めますが)。
上記のような言葉の整理には、ツッコミどころも色々とあるでしょうが、このように分類しないと、個人的にスッキリする(管理しやすい)結論にたどり着かないため、このようにしました。
つまりこのブログでは、「アセットアロケーション」を、「リスク資産」の配分のみを指す言葉として使う※4わけですが、その話に入る前に、「無リスク資産」をどれだけ確保するのかというとても大切な問題があります。
ただ、その話はまた次回に。
つづく
まずは生活防衛資金【アセットアロケーションの決め方・その2】へ
※1 参考記事→個人向け国債(変動10年)は最強の無リスク資産…メリット・デメリットを確認しておこう!
※2 参考記事→MRF・MMFとは?…けっこう優れた無リスク資産の置き場でっせ!
※3 無リスク資産が、本当に「無リスク」なのかは微妙な問題ですが、この話を始めると長くなってしまうので、ここでは無リスクという言葉を使っています。まぁ、個人的には財政破綻や国家による私有財産没収レベルのことまでは考えてもあまり意味がないと思っています。
→参考関連記事:最悪の状況をどこまで想定するのか
※4 このあたりの「言葉づかい」は各投資家やブロガーによって微妙に異なる場合があるので、他人の公開情報を見るときは多少の注意が必要だと思っています。

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