2016
Jan
09
第4回・セゾン投信ブロガーズミーティングに行ってきました…バンガード社との距離感を推し量ってみる
昨年末に、ほぼ定例となっているセゾン投信ブロガーズミーティングに参加してきました。
クリスマスの日に招集され、わざわざそれに参加する「変わり者たちの集い」の様相を呈してきていますが、変態である私は今のところ皆勤です。
投資そのものにはあまり時間をかけたくありませんが、投資やブログを通じて様々な方たちとコミュニケーションが図れるのは貴重な機会だと思っています。
今回はバンガード・インベストメンツ・ジャパンの会議室で、バンガード社スタッフの方々も交えて催されました。
クリスマスの日に招集され、わざわざそれに参加する「変わり者たちの集い」の様相を呈してきていますが、変態である私は今のところ皆勤です。
投資そのものにはあまり時間をかけたくありませんが、投資やブログを通じて様々な方たちとコミュニケーションが図れるのは貴重な機会だと思っています。
今回はバンガード・インベストメンツ・ジャパンの会議室で、バンガード社スタッフの方々も交えて催されました。
◎これまでのセゾン投信関連記事
当ブログでは、これまでに何度もセゾン投信
→セゾン投信・ブロガーズミーティングに行ってきました
→セゾン投信を投資初心者にオススメする理由
→セゾン投信のバンガード・グローバルバランスファンドから資金が流出している件について
→セゾン投信は危なくなかった
→セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの2012年度以降の日次流出入資金について
→第2回・セゾン投信・ブロガーズミーティングに行ってきました
→セゾン投信の「資産形成の達人ファンド」と「バンガード・グローバルバランスファンド」のどっちを買えばいいのか?
→セゾン投信に日本郵便が出資し、資本・業務提携する件について
→第3回・セゾン投信ブロガーズミーティングに行ってきました
→セゾン投信は悪?詐欺??
→セゾン投信アポなし襲撃の記録…直販投信会社に訪れた危機とは!?
投資初心者や普通の人が、できるだけシンプルで楽ちんに資産形成のための国際分散投資をするために、セゾン投信で投資信託の積み立てを行うことは、悪くない選択肢だと私は考えています。そして実際、そのように同僚や親族などに紹介してオススメすることがあるので、私はこの投信会社をしっかりウォッチすることに決めています。
◎ミーティング参加ブロガー
今回参加したブロガー(ブログタイトル50音順)は、
・"いい投資"探検日誌 from 新所沢のm@(エムアット)さん
→当日のレポート記事
・インデックス投資女子 Around40 Happy Lifeのopal(おぱる)さん
→当日のレポート記事
・梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーの水瀬ケンイチさん
→当日のレポート記事
・吊られた男の投資ブログの吊られた男さん
→当日のレポート記事
・投資信託のブログのイーノジュンイチさん
・NightWalker's Investment BlogのNightWalkerさん
→当日のレポート記事
・ひと手間くわえた積立投資で資産形成の森村ヒロさん
→当日のレポート記事
・まっき~の議事録のまっき~さん
→当日のレポート記事
・夢見る父さんのコツコツ投資日記の夢見る父さんさん
→当日のレポート記事
・rennyの備忘録のrennyさん
→当日のレポート記事
に、ぼんくら虫ブロガーであるこの私を含めた11名と、いつもよりもやや多めでした。
◎他社のブロガーミーティングとの違い
今回のセゾン投信・ブロガーズミーティングの詳しい内容は、他の参加ブロガーの上記リンク先レポート記事を読んでいただければ分かると思います。
特にm@さんの当日のレポート記事が見事にまとまっています。
このブロガーズミーティングに参加していつも思うことは、中野社長が我々ブロガーごときに、
「これからもセゾン投信がおかしな方向に行かないよう、厳しく監視、監督し、なにかあればいつでも遠慮なく注意してください」
と強く呼びかけ、そして本当に聞く耳を持っていることのスゴさです。
やたら理屈っぽくて、ほぼ無責任な立場から言いたいことを言うだけの存在であるブロガーにそんなことを言って胸襟を開ける金融会社って、滅多にないよなぁ……やっていることに自信があって、本当に顧客のために頑張りたいと思っていないと絶対に言えないセリフだよなぁ、と思うのです。
他の投信会社などでも「ブロガーミーティング」のようなイベントが催されることはありますが、やはりその主目的は自社商品や社名の宣伝でしょう。ブロガーの影響力がどれほどのものかは分かりませんが、それは事実だと思います。
ただし、ただ宣伝するだけのために召集したブロガーミーティングと、「ぜひ、ご意見ください」というスタンスのブロガーミーティングの違いは、実際に参加すれば簡単に分かります。
もちろん、セゾン投信のブロガーズミーティングにも宣伝目的はあるでしょうが、その基本スタンスはまさに「ご意見ください」「不誠実なことをやっていたら、遠慮なくボコボコにしてください」というものです。
この姿勢がある限りはセゾン投信は大丈夫だろうな、と私はひそかに考えています。
◎ミーティングや懇親会の席で・・
今回、特に私が知りたかった(感じたかった)ことは、セゾン投信とバンガード社の距離感です。
例えば、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドを通じて投資しているバンガード社のインデックスファンドのコストについて、ファンド保有者はもちろん、セゾン投信サイドだって絶対に「もっと下げてくれよ!」「アメリカ人だけじゃなく、もっと日本人にも目を向けてよ!」と思っているはずです。
そのあたりのことを質問してみたところ、中野社長も「(ブロガーからバンガードに対して)もっと言って!もっと言って!」と笑いながら煽っていました。
また、先日発表された「マネックス・セゾン・バンガード投資顧問株式会社」の設立(PDF資料)についても、セゾン投信としては複雑な感情を持っているのは間違いないでしょう。
もしも私がセゾン投信の社員だったら、「は?なにそれ?セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの知名度が上がってきたから、似たような名前の会社を立ち上げて、初心者にそれと勘違いさせて売りつけようとしてんのかよ?ナメてんの??マネックスもあこぎなこと考えるよなぁ。そもそもバンガード社も何考えてんの??日本人顧客よりもバンガードの知名度アップ重視かよ。それに、親会社のクレディセゾンもひでぇことするわ。。最近資本参加してきた日本郵便の方がよっぽど分かってるよ・・」と思うでしょう、きっと。・・ひょっとしたら、拡声器を持って関係各社に乗り込むかもしれません。
まぁ、その件については、バンガード・インベストメント・ジャパンは直接関与しておらず、米国バンガード社の決定らしいのですが、おそらく、セゾン投信スタッフもバンガード社スタッフも心中には複雑なものがあったはずです。
懇親会の席で中野社長にもぶっちゃけ質問をしてみたところ、さすがに「立場のある大人」なのでハッキリとは口にしませんでしたが、その表情からは静かな怒りのようなものが感じられました。
私は中野社長の表情からその心理を推察するのが大得意であります。
【参考記事→セゾン投信アポなし襲撃の記録…直販投信会社に訪れた危機とは!?】
・・と、ゴチャゴチャ書きましたが、まぁ、あくまでも今の段階でセゾン投信の立場に立って考えてみると、私はそうだと思う、というだけの話です(別の立場に立てば、また見方も変わってくるのでしょう・・)。
当日お話したセゾン投信のスタッフもバンガード・インベストメント・ジャパンのスタッフも皆さん誠実でいい人たちばかりでした。そして、懇親会は楽しい忘年会となりました。
これからも私は、セゾン投信を応援しつつも、ブロガーとしての厳しい目線も忘れずにウォッチを続けようと思っています。

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