2015
Oct
17
犯人は誰だっ!?
せっかく気楽な個人ブログなので、一切テーマを決めずにとりあえずタイピングを始めて、「本番一本勝負!」みたいに、なにかをテキトーに書いてみるのも面白いかもしれない、とふと思いつきました。
しかし、主題となる「テーマ」なしに書き始めても、やはりダメですね。なにも思い浮かばないですし、面白くもありません。どんなことに取り組むにしても「目的」は大切で、それがないと、なにも始まらないということがよく分かりました。
さて、ここまで書いてみたことを読み返してみると、その「つまらなさ」に度肝を抜かれます。これはいけません。
しかしながら、せっかく書き始めたので、このまま終わりにするわけにもいきませぬ。
では、ここでひとつ、私の妄想物語でも書いてみましょうか。
しかし、主題となる「テーマ」なしに書き始めても、やはりダメですね。なにも思い浮かばないですし、面白くもありません。どんなことに取り組むにしても「目的」は大切で、それがないと、なにも始まらないということがよく分かりました。
さて、ここまで書いてみたことを読み返してみると、その「つまらなさ」に度肝を抜かれます。これはいけません。
しかしながら、せっかく書き始めたので、このまま終わりにするわけにもいきませぬ。
では、ここでひとつ、私の妄想物語でも書いてみましょうか。
ある晴れた日、一人のおっさんが散歩をしていました。
おっさんは特に目的もなく、暇つぶしで散歩を始めたのですが、フラフラあるいていたら、ふと衝動的に電車に乗りたくなりました。
「なんの目的もなく電車に乗って気の向くままに移動するなんて素敵じゃないか!」と、おっさんはそう思い、とりあえず最寄り駅の私鉄の上り電車に乗りました。
土曜日の夕方でしたが、車内は意外と混雑しており、空いている席はひとつだけです。座らずに立って談笑している女子大生風のグループや、ヤンチャ気味の若者たちも近くにいましたが、おっさんは暫し迷った後、空いている席に座りました。
乗車して数分後、おっさんは急に屁をしたくなりました。
「ヤ、ヤバイ!こきたくなった。どうしよう・・」
おっさんは近頃、便秘気味だったので、出てくる屁のニオイは相当強烈なものであることが予想されます。
そのとき、おっさんには3つの行動プランが思い浮かびました。
プラン1.屁を我慢して、内部に押し込める。
プラン2.半ケツを浮かして、スカすことで、音だけはごまかす。
プラン3.何も気にせずワイルドにブチかます。
まずは、プラン1の「屁を我慢して、内部に押し込める」を検討しましたが、おっさんの亡くなった祖父が、「おならを我慢すると身体に悪い。それだけは絶対にしてはならない」という遺言を残していたため、それは選択できません。
次に、プラン2の「半ケツを浮かして、スカすことで、音だけはごまかす」です。
これが最も現実的でしょう。強烈なニオイが予想されるおっさんの屁ですが、音さえごまかすことができれば、自分も悪臭の被害者のような表情をすることで、犯人の特定を困難にし、容疑者を増やすことが可能です。
最後のプラン3の「何も気にせずワイルドにブチかます」ですが、これはおっさんの性格上、実行は困難です。極度のシャイボーイであり、他人の目を見て話をすることさえ苦手なおっさんは、そもそも堂々と放屁するようワイルドさは持ち合わせてはいません。
たまに堂々と屁をブチかました後に「あぁ~!」などという声を出し、言外に「俺はお前らに屁の音を聞かれたけど、全然動揺してないぜ!恥ずかしくなんてないんだぞっ」というアピールをする輩がいますが、このおっさんにそんな度胸はありませんでした。当然これは、おっさんのファーストチョイスにはなりません。
他にも、自ら大きな声を出しながら放屁することで、その音を隠すという「プラン4」も一瞬思い浮かびましたが、屁の音を隠しおおせるほどの大声をいきなり電車の中で発する行為は、屁の問題以前に、DQNに絡まれたり、正義漢に取り押さえされたり、おばさんに通報されるリスクが高すぎます。
さあ、おっさんの車内放屁実行プランが定まりました。
基本的にはプラン2の「半ケツを浮かして、スカすことで、音だけはごまかす」ですが、万が一「スカシっ屁」に失敗し、音が出てしまったら、「あぁ~!」というワイルドな声で動揺を隠してカバーする「プラン2・オプションB」に移行し、また、万が一屁の振動が激しすぎて、座席シートの揺れで両隣の人に感づかれたら、自分も驚いた顔をして隣の人のどちらかを凝視することで、その人に放屁疑惑を押し付ける「プラン2・オプションC」に移行するというプランです。ちょうど左隣のガリ勉風男子高校生の気が弱そうです。
おっさん、半ケツ浮かして、イキます!
ぷすぅ~~
ミッションコンプリート。
おっさんは完全に音を消し去って、プラン2をオプションなしで遂行しました。
・・・・・・・・・
「くせぇな!誰だよ」
これから20代前半の看護師女子グループと合コンをするべく、友人たちと電車に乗って目的の駅へ向かっていたタケシは、突然車内に充満する猛烈な屁のニオイに顔をしかめました。
自分から半径3メートルくらいの人たちは、皆一様に温泉卵販売所に充満する硫黄のような悪臭に、もがき苦しんでいます。
舌打ちをするスキンヘッドのおじさんがいます。
ハンカチで鼻と口を覆う紫色に染髪したおばさんもいます。
「ママぁ~、くちゃいよ~」と、涙目になる3歳の女の子もいます。
名探偵コナンになりきり、放屁犯のプロファイリングを行うガリ勉風男子高校生もいます。
そのときタケシは、ふと思いました。
ん?待てよ。。
鼻から空気を吸うからクサいのであって、口から吸えばニオイは感じないはずだ。
そうだ。クサいのが嫌なら、口呼吸をすればいいんだ。
なんで皆、それをしないんだろう?
この強烈な屁のニオイの混じった空気を口から吸ってしまうと、屁の毒素をダイレクトに吸い込んでしまうような気がして、どうも気持ちが悪い。だから、鼻から吸えばクサくて、口から吸えばクサくないと分かってはいても、なぜか鼻から空気を吸ってしまうんだよなぁ。
きっとみんな同じなのだろう。
そういうのあるよねえ、と。
タケシはこの「あるあるネタ」を、その日の合コンで炸裂させました。
おしまい
※100%フィクションですからね!
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