2013年03月14日
テレビ出演の影響(その3・テロップ編)【投資に対する世間のイメージ】
前回(うわさ編)、前々回(一喝編)の記事で書いたように、「怪しい金融商品にボッタクられたり、極端な投資法に手を出して失敗したりしないように、しっかりとした金融リテラシーを持とう」というようなテーマのNHKのテレビ番組に少しだけ出演した結果、投資に対する世間のイメージの多くは「投資=ギャンブル=危ないこと」であることを私は痛感しました。
番組では、SNSなどの情報ネットワーク活用も主要なテーマだったので、それに関連させたのか、放映中も視聴者がツイッターで番組に寄せたコメントが画面に流れていました。
良質な情報の活用方法や個人投資家の情報交換の場を放映している画面の下部には、
「投資なんてやってる時間がない。そんなものに時間をかけずに仕事をしろ!」
「素人で投資なんかに手を出すやつはプロの餌食だな」
「投資は捨て金でやるものだ。やめておけ!」
「日々の努力が一番美しい。楽して儲けようとするなんてとんでもない!」
「NHKが投資を勧めるとは、なんたることか!」
「我が家には、株に手を出すな、という家訓がある」
などなど、今となっては詳細はうろ覚えですが、こんなカンジのネガティブなコメントばかりが流れていました。
ほとんどは「投資はギャンブル」・「投資は裕福な人がやるもの」というニュアンスのコメントであり、資産形成のためにコツコツとリスク資産を積み立てるという認識そのものが多くの方にはないようです(投資の勉強を始めるまでは、私もそうでしたが……)。
一生懸命番組づくりに取り組んでいたディレクターさんをはじめ、多くの番組スタッフの方たちが気の毒に思えました。
人それぞれ「投資」に対するイメージや前提理解が違うので、色々な考え方があるのでしょうが、実生活で「私は投資をしてます!」などと大声で言ったり、投資に関する解説などを力説してしまうと、誤解を受けることが多いでしょう。
だから、このブログでささやかに、テロップに流れたコメントに対する私なりの見解を書いてみようと思います。
「投資なんてやってる時間がない。そんなものに時間をかけずに仕事をしろ!」
→時間も手間もかけずに取り組める投資方法もあります。
→もちろん、仕事もしっかり頑張りましょう!
「素人で投資なんかに手を出すやつはプロの餌食だな」
→そのプロたちのほぼ平均値を手間なく頂ける投資方法もあります。
→「投資」にも色々ありますからねえ。
→参考記事:インデックス投資とは
「投資は捨て金でやるものだ。やめておけ!」
→なにもしないことにもリスクはあります。
→家計状況を把握してから、捨て金の定義も含めてリスクコントロールの勉強をしてみませんか?
→やるかやらないかはそのあとに考えましょう(やれと言っているわけではありません)。
「日々の努力が一番美しい。楽して儲けようとするなんてとんでもない!」
→個人的には、日々の努力と同時並行で、本業収入とのハイブリッド化を図ってみるのも悪くはないと思っています。
→やってみれば分かりますが、両立はさほど難しいものではありません。少なくとも私の場合、中学校や高校時代のスポーツと学業の両立よりははるかに簡単でした。
「NHKが投資を勧めるとは、なんたることか!」
→番組をよく見れば、勧めていたわけではないことが分かるはずです。
→もし投資をするのであれば、しっかりとしたリテラシーを身につけ、良質な情報ネットワークを活用できるといいですね、という内容だったと思うのですが……
「我が家には、株に手を出すな、という家訓がある」
→昔は、「写真を撮られると魂を抜かれるから、写真は撮られるな」というような家訓のある家もあったようですね。
→家訓を破れとはいいませんが、自分の頭で考えましたか?(個別株の信用リスクをとらずとも投資する方法はあります)
→「株には手を出すな」という家訓の一族の中に、これまで「株式会社」に勤めている人は一人もいませんでしたか?
こんなところでしょうか。。
物事の決断をするときは、両サイドの意見と考え方を含んでから判断したいものです。
でもまぁ、多くの人には私の見解なんて理解されないでしょう。
当然、考え方が違うこともあると思います。
また、前回の記事でも書きましたが、世の中にはまともな金融商品より、怪しいボッタクリ商品の方がはるかに多いことも事実です。中途半端な金融リテラシーで手を出すよりは、「投資は危ないもの」と思っていた方が身を守ることになる面も否定はできません。
最後に……
おそらく天下のNHKのこと、ゴールデンタイムに「投資」の話を扱うことに対する社内の逆風もあったと思われます。しかし、敢えてその話に切り込んでくれた若いディレクターさんの勇気に、今も私は敬意を持たずにはいられません。
余談ですが……
テレビ放映のひと月ほど前の話です。
テレビ出演やその収録日が決まった数日後、私は仕事上のトラブルから、髪型をスキンヘッドにせざるを得ない状況に追い込まれていました。
私はおそるおそる番組のディレクターさん(以下「D」)に電話をかけました。
(私)「あのう、これこれこういう事情で、髪の毛をすべて剃らなければならなくなってしまいました」
(D)「……(絶句)」
(私)「さすがに、ちょっと、番組には出れませんよね?怪しい商品に騙されないようアドバイスをする人間じゃなくて、騙す方の人間にしか見えなくなっちゃいますからね?自分でいうのもなんですが、スキンヘッドの僕は、かなり怪しくなると思いますよ!スーツなんか着ちゃったらもう本格的ですよ!!」(なぜかハイテンション)
(D)「い、いや、あの、いま虫とり小僧さんにキャンセルされると非常に困ってしまうのですが、ス、スキンヘッドは……」
(私)「……」
(D)「剃髪をなんとか撮影日後まで待ってもらうことはできませんか?」
(私)「正直に言うと、実は、もう剃っちゃいました!」
(D)「ひえ~~~!!!」
こんなやりとりがあったことを思い出したので、備忘録として記録しておきました。
(撮影当日、私はニット帽をかぶりました。)
「最後に」と書いたあとの余談が長すぎたことをお詫び申し上げます。

↑記事を気に入っていただけたら、ランキングに1票(クリック)をお願いします。
番組では、SNSなどの情報ネットワーク活用も主要なテーマだったので、それに関連させたのか、放映中も視聴者がツイッターで番組に寄せたコメントが画面に流れていました。
良質な情報の活用方法や個人投資家の情報交換の場を放映している画面の下部には、
「投資なんてやってる時間がない。そんなものに時間をかけずに仕事をしろ!」
「素人で投資なんかに手を出すやつはプロの餌食だな」
「投資は捨て金でやるものだ。やめておけ!」
「日々の努力が一番美しい。楽して儲けようとするなんてとんでもない!」
「NHKが投資を勧めるとは、なんたることか!」
「我が家には、株に手を出すな、という家訓がある」
などなど、今となっては詳細はうろ覚えですが、こんなカンジのネガティブなコメントばかりが流れていました。
ほとんどは「投資はギャンブル」・「投資は裕福な人がやるもの」というニュアンスのコメントであり、資産形成のためにコツコツとリスク資産を積み立てるという認識そのものが多くの方にはないようです(投資の勉強を始めるまでは、私もそうでしたが……)。
一生懸命番組づくりに取り組んでいたディレクターさんをはじめ、多くの番組スタッフの方たちが気の毒に思えました。
人それぞれ「投資」に対するイメージや前提理解が違うので、色々な考え方があるのでしょうが、実生活で「私は投資をしてます!」などと大声で言ったり、投資に関する解説などを力説してしまうと、誤解を受けることが多いでしょう。
だから、このブログでささやかに、テロップに流れたコメントに対する私なりの見解を書いてみようと思います。
「投資なんてやってる時間がない。そんなものに時間をかけずに仕事をしろ!」
→時間も手間もかけずに取り組める投資方法もあります。
→もちろん、仕事もしっかり頑張りましょう!
「素人で投資なんかに手を出すやつはプロの餌食だな」
→そのプロたちのほぼ平均値を手間なく頂ける投資方法もあります。
→「投資」にも色々ありますからねえ。
→参考記事:インデックス投資とは
「投資は捨て金でやるものだ。やめておけ!」
→なにもしないことにもリスクはあります。
→家計状況を把握してから、捨て金の定義も含めてリスクコントロールの勉強をしてみませんか?
→やるかやらないかはそのあとに考えましょう(やれと言っているわけではありません)。
「日々の努力が一番美しい。楽して儲けようとするなんてとんでもない!」
→個人的には、日々の努力と同時並行で、本業収入とのハイブリッド化を図ってみるのも悪くはないと思っています。
→やってみれば分かりますが、両立はさほど難しいものではありません。少なくとも私の場合、中学校や高校時代のスポーツと学業の両立よりははるかに簡単でした。
「NHKが投資を勧めるとは、なんたることか!」
→番組をよく見れば、勧めていたわけではないことが分かるはずです。
→もし投資をするのであれば、しっかりとしたリテラシーを身につけ、良質な情報ネットワークを活用できるといいですね、という内容だったと思うのですが……
「我が家には、株に手を出すな、という家訓がある」
→昔は、「写真を撮られると魂を抜かれるから、写真は撮られるな」というような家訓のある家もあったようですね。
→家訓を破れとはいいませんが、自分の頭で考えましたか?(個別株の信用リスクをとらずとも投資する方法はあります)
→「株には手を出すな」という家訓の一族の中に、これまで「株式会社」に勤めている人は一人もいませんでしたか?
こんなところでしょうか。。
物事の決断をするときは、両サイドの意見と考え方を含んでから判断したいものです。
でもまぁ、多くの人には私の見解なんて理解されないでしょう。
当然、考え方が違うこともあると思います。
また、前回の記事でも書きましたが、世の中にはまともな金融商品より、怪しいボッタクリ商品の方がはるかに多いことも事実です。中途半端な金融リテラシーで手を出すよりは、「投資は危ないもの」と思っていた方が身を守ることになる面も否定はできません。
最後に……
おそらく天下のNHKのこと、ゴールデンタイムに「投資」の話を扱うことに対する社内の逆風もあったと思われます。しかし、敢えてその話に切り込んでくれた若いディレクターさんの勇気に、今も私は敬意を持たずにはいられません。
余談ですが……
テレビ放映のひと月ほど前の話です。
テレビ出演やその収録日が決まった数日後、私は仕事上のトラブルから、髪型をスキンヘッドにせざるを得ない状況に追い込まれていました。
私はおそるおそる番組のディレクターさん(以下「D」)に電話をかけました。
(私)「あのう、これこれこういう事情で、髪の毛をすべて剃らなければならなくなってしまいました」
(D)「……(絶句)」
(私)「さすがに、ちょっと、番組には出れませんよね?怪しい商品に騙されないようアドバイスをする人間じゃなくて、騙す方の人間にしか見えなくなっちゃいますからね?自分でいうのもなんですが、スキンヘッドの僕は、かなり怪しくなると思いますよ!スーツなんか着ちゃったらもう本格的ですよ!!」(なぜかハイテンション)
(D)「い、いや、あの、いま虫とり小僧さんにキャンセルされると非常に困ってしまうのですが、ス、スキンヘッドは……」
(私)「……」
(D)「剃髪をなんとか撮影日後まで待ってもらうことはできませんか?」
(私)「正直に言うと、実は、もう剃っちゃいました!」
(D)「ひえ~~~!!!」
こんなやりとりがあったことを思い出したので、備忘録として記録しておきました。
(撮影当日、私はニット帽をかぶりました。)
「最後に」と書いたあとの余談が長すぎたことをお詫び申し上げます。
↑記事を気に入っていただけたら、ランキングに1票(クリック)をお願いします。
- 関連記事