いつか子供に伝えたいお金の話

インデックス投資(投資信託を使った国際分散投資)による資産運用・各種保険・クレジットカード・節約など「お金」に関することを書き綴るブログ

『日経ヴェリタス 2015年7月26日号』に掲載されました…恥ずかしい投資歴を告白

日経ヴェリタス2015年7月26日号に、個人投資家としてちょこっと掲載されました。




メールフォームから取材依頼を受け、「個人投資家 七転び八起き」というコラムに取り上げてもらっています。

このコラムは、様々な個人投資家の「投資を始めたきっかけ」や、現在のスタイルに至るまでの「泣き笑い」などを記事としてまとめたもので、創刊時から続いているそうです。

せっかくの機会だったので、なるべくブログには書いていないようなエピソードを赤裸々に語ることを心がけました。



◎転んだエピソードがないと面白くないよね


私が投資を始めたきっかけは、当ブログ内の「投資を始めたきっかけシリーズ(全4回)」に書いてあるとおりです。

また、現在の投資スタンスに至る流れやリーマンショック時の対応も、当ブログ内の「投資を始めてみるシリーズ(全2回)」「アセットアロケーションの決め方シリーズまとめ」などを読めば分かるようにしてあります。


私の投資遍歴は、基本的にこれまでブログに書いてきたとおり(上記リンク先等参照)なのですが、せっかくのメディア取材ですし、「七転び八起き」というタイトルのコラムなので、なるべく「恥ずかしく転んだ」エピソードを盛り込んでもらうべく、落ち着いたインデックス投資家になるまでの「寄り道」を一生懸命思い出して記者さんにお話ししました。

最初は銀行の窓口に投信を買いに行ったことや、イキがって個別株の選別をしてみたことなども話したところ、そういう部分もバッチリ掲載されてしまいました。どちらも、このブログには書いていないエピソードです。完成したコラムを読んでみると、恥ずかしくて身悶えます。身悶えすぎて痙攣しそうです。



◎基本的には、最初からインデックス投資家でした


あの記事だけを読むと、アクティブ投資を試みたり、個別株式投資をメインに据えて投資をしていた人間が、失敗を重ねて何年か経って、やっとインデックス投資にたどり着いたような印象を受けてしまいそうです。

しかし、ここでちょっと補足しておくと、私は基本的には、ほぼ最初からインデックス投資をメインに据えて投資を行っていました。

【参考記事→インデックス投資とは


本当に最初のうちだけ高コストアクティブファンドを買ってしまったり、金融資産のごく一部だけをサテライト的に個別株式投資にあてたこともある、という程度の話です。

そう意味では、コラム内に書いてあるリーマンショック時の表現もやや大げさだったかもしれません。


※ちなみに最初の頃に買ったアクティブファンドや個別株式投資の成果はどれも悪くありませんでした(偶然タイミングが良かっただけでしょうが)。しかしながら、それに費やす手間(特に心理面)や確率的な問題を自分なりに考えて、現在の投資スタンスに落ち着いています。



◎「笑い」を盛り込めなかったのが悔やまれる


個人的には、現在の投資スタイルに至るまでの「泣き笑い」の「笑い」部分に力を入れたかったものの、実際にはインデックス投資メインの個人投資家には大した起伏なんぞありません。

あえてあげるとしても、「大手テレビ局の某経済番組から取材を受けた件について」で書いたエピソードくらいのものです。

当ブログで読者さんが喜んでくださるのは、「武勇伝シリーズ」「詐欺師特集」など、投資とは関係のない雑談部分がほとんどです。

と、まぁ、個人投資家としての「七転び八起き」には役不足だった感も否めませんが、ご興味があればご一読を!

コラムには、私の似顔絵イラストも掲載されていました。
普通に歩いているだけで警察から職務質問を受けることがよくある実物よりは、かなり穏やかに描かれていますが、「けっこう似てるかも・・」という気がしました。



◎日経ヴェリタスを読んでみて思うこと


さて、自分の記事が少しばかり掲載されるということで、発売日の朝に近所の新聞配達所に行き、1部だけ余っていた「日経ヴェリタス」を購入しました。そして、久しぶりにじっくりと読んでみました。

当該号(2015年7月26日号)は、「知らぬと危うい地政学」がメインテーマで、「高まるリスク」「相場大変動への備え」「最悪シナリオ分析」などの見出しが躍り、「石油施設攻撃」「デフォルト」「回避一色」「リーマンショック級」「経済悪化」などのキーワードが読者の心を揺さぶる内容になっていました。

もしも私が、タイミングを見て機動的に株式や為替の売り買いをするスタイルの投資家だったら、夜も眠れなくなった違いありません。

しかし、現在の私は、事前に決めたアセットアロケーションどおりに自動積立を行うだけの「手間いらずのコツコツ投資」スタンスなので、心穏やかに記事を読み、楽しみながら味わうことができました。

「まぁ、地政学リスクに関わらず、リスクは常にそこらじゅうにあるよね。もし暴落があったら、リバランス※1の好機になるし、いつでもカモ~ン!」と、軽く受け止めています。私にはそんな世界規模の問題よりも、私生活や仕事など、身近なところにある「やるべきこと」に注力して毎日を生きることの方がはるかに重要です。

生活を豊かにするために始めた資産形成の手段としての投資が、毎日の生活の質を下げるようなものであったら困りますよね。

私の場合、投資はあくまでも資産形成の手段のひとつに過ぎません。


※1 リバランスとは、一定の期間(や乖離率)ごとに、最初に決めたアセットアロケーション(資産配分)比率より上がっているもの(アセット)は売却(利食い)し、下がっているものは買い増(逆張り)して元に戻すこと。主目的はリスクコントロールですが、株価や債券価格や為替などの上下循環(下がってもまた上がる・上がってもまた下がる)を前提とすれば、長期的には高パフォーマンスに寄与します。


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プロフィール

虫とり小僧

Author:虫とり小僧


Twitter:@mushitori
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子供の頃は、一日に800匹以上のバッタを捕まえるような虫とり少年でした。また、歩行中にはすべての家の「ピンポン」を必ず押すようないたずら小僧でもありました。今はただのザコです。

※好きなものは、歴史・格闘技(実践も観戦も)・筋トレ・秘湯めぐりなど



自分の全資産を「円」のみで保有していること(何もしないこと)は、それなりのリスクを伴う集中投資に近いものだと解釈して、私は購買力維持や資産形成を目的に、世界中の株式や債券なども保有しています。

約19年前から、なるべく手間とコストをかけずに実践している投資方法を、いつか我が子に伝えるかもしれないので、そのための備忘録を書いておくことにしました。

投資の実践といっても、ひと月に一度の自動積立と、たまにやるリバランスくらいですが…



※当ブログのエッセンスをまとめた記事はこちら

我が子に伝えたい5つの大切なお金のこと


※主なメディア掲載・出演履歴
BSテレ東マネーの学び:2022年10月13日
投資信託完全ガイド:2021-22年版
日経新聞広告:2021年2月12日
東証マネ部!:2020年8月
JBpress:2020年7月7日
ダイヤモンドZAi:2020年5月号
Yen SPA!:2020年夏号
トウシル(楽天証券):2020年4月
日経ヴェリタス:2019年9月15日
FOUND:2019年8月
週刊エコノミスト:2019年4月23日号
金融庁コラム:2018-19年
ITmedia:2018年1月29日
モノクロ ザ・マネー:2018年12月号
トウシル(楽天証券):2018年10月
ほったらかし投資完全ガイド:2018年1月
日経電子版:2017年12月25日
ニューヨークタイムズ:2017年7月11日
REUTERS・ロイター:2017年7月7日
東証マネ部!・R25:2017年3月
Yen SPA!:2016年冬号
BIG tomorrow:2016年1月号
ザイ・オンライン:2015年9月18日
日経ヴェリタス:2015年7月26日
某大手テレビ局:2014年夏?
日経マネー:2013年10月号
日経新聞:2013年7月3日
NHK特報首都圏:2011年3月

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