2015
Aug
01
『日経ヴェリタス 2015年7月26日号』に掲載されました…恥ずかしい投資歴を告白
日経ヴェリタス2015年7月26日号に、個人投資家としてちょこっと掲載されました。


メールフォームから取材依頼を受け、「個人投資家 七転び八起き」というコラムに取り上げてもらっています。
このコラムは、様々な個人投資家の「投資を始めたきっかけ」や、現在のスタイルに至るまでの「泣き笑い」などを記事としてまとめたもので、創刊時から続いているそうです。
せっかくの機会だったので、なるべくブログには書いていないようなエピソードを赤裸々に語ることを心がけました。
メールフォームから取材依頼を受け、「個人投資家 七転び八起き」というコラムに取り上げてもらっています。
このコラムは、様々な個人投資家の「投資を始めたきっかけ」や、現在のスタイルに至るまでの「泣き笑い」などを記事としてまとめたもので、創刊時から続いているそうです。
せっかくの機会だったので、なるべくブログには書いていないようなエピソードを赤裸々に語ることを心がけました。
◎転んだエピソードがないと面白くないよね
私が投資を始めたきっかけは、当ブログ内の「投資を始めたきっかけシリーズ(全4回)」に書いてあるとおりです。
また、現在の投資スタンスに至る流れやリーマンショック時の対応も、当ブログ内の「投資を始めてみるシリーズ(全2回)」や「アセットアロケーションの決め方シリーズまとめ」などを読めば分かるようにしてあります。
私の投資遍歴は、基本的にこれまでブログに書いてきたとおり(上記リンク先等参照)なのですが、せっかくのメディア取材ですし、「七転び八起き」というタイトルのコラムなので、なるべく「恥ずかしく転んだ」エピソードを盛り込んでもらうべく、落ち着いたインデックス投資家になるまでの「寄り道」を一生懸命思い出して記者さんにお話ししました。
最初は銀行の窓口に投信を買いに行ったことや、イキがって個別株の選別をしてみたことなども話したところ、そういう部分もバッチリ掲載されてしまいました。どちらも、このブログには書いていないエピソードです。完成したコラムを読んでみると、恥ずかしくて身悶えます。身悶えすぎて痙攣しそうです。
◎基本的には、最初からインデックス投資家でした
あの記事だけを読むと、アクティブ投資を試みたり、個別株式投資をメインに据えて投資をしていた人間が、失敗を重ねて何年か経って、やっとインデックス投資にたどり着いたような印象を受けてしまいそうです。
しかし、ここでちょっと補足しておくと、私は基本的には、ほぼ最初からインデックス投資をメインに据えて投資を行っていました。
【参考記事→インデックス投資とは】
本当に最初のうちだけ高コストアクティブファンドを買ってしまったり、金融資産のごく一部だけをサテライト的に個別株式投資にあてたこともある、という程度の話です。
そう意味では、コラム内に書いてあるリーマンショック時の表現もやや大げさだったかもしれません。
※ちなみに最初の頃に買ったアクティブファンドや個別株式投資の成果はどれも悪くありませんでした(偶然タイミングが良かっただけでしょうが)。しかしながら、それに費やす手間(特に心理面)や確率的な問題を自分なりに考えて、現在の投資スタンスに落ち着いています。
◎「笑い」を盛り込めなかったのが悔やまれる
個人的には、現在の投資スタイルに至るまでの「泣き笑い」の「笑い」部分に力を入れたかったものの、実際にはインデックス投資メインの個人投資家には大した起伏なんぞありません。
あえてあげるとしても、「大手テレビ局の某経済番組から取材を受けた件について」で書いたエピソードくらいのものです。
当ブログで読者さんが喜んでくださるのは、「武勇伝シリーズ」や「詐欺師特集」など、投資とは関係のない雑談部分がほとんどです。
と、まぁ、個人投資家としての「七転び八起き」には役不足だった感も否めませんが、ご興味があればご一読を!
コラムには、私の似顔絵イラストも掲載されていました。
普通に歩いているだけで警察から職務質問を受けることがよくある実物よりは、かなり穏やかに描かれていますが、「けっこう似てるかも・・」という気がしました。
◎日経ヴェリタスを読んでみて思うこと
さて、自分の記事が少しばかり掲載されるということで、発売日の朝に近所の新聞配達所に行き、1部だけ余っていた「日経ヴェリタス」を購入しました。そして、久しぶりにじっくりと読んでみました。
当該号(2015年7月26日号)は、「知らぬと危うい地政学」がメインテーマで、「高まるリスク」「相場大変動への備え」「最悪シナリオ分析」などの見出しが躍り、「石油施設攻撃」「デフォルト」「回避一色」「リーマンショック級」「経済悪化」などのキーワードが読者の心を揺さぶる内容になっていました。
もしも私が、タイミングを見て機動的に株式や為替の売り買いをするスタイルの投資家だったら、夜も眠れなくなった違いありません。
しかし、現在の私は、事前に決めたアセットアロケーションどおりに自動積立を行うだけの「手間いらずのコツコツ投資」スタンスなので、心穏やかに記事を読み、楽しみながら味わうことができました。
「まぁ、地政学リスクに関わらず、リスクは常にそこらじゅうにあるよね。もし暴落があったら、リバランス※1の好機になるし、いつでもカモ~ン!」と、軽く受け止めています。私にはそんな世界規模の問題よりも、私生活や仕事など、身近なところにある「やるべきこと」に注力して毎日を生きることの方がはるかに重要です。
生活を豊かにするために始めた資産形成の手段としての投資が、毎日の生活の質を下げるようなものであったら困りますよね。
私の場合、投資はあくまでも資産形成の手段のひとつに過ぎません。
※1 リバランスとは、一定の期間(や乖離率)ごとに、最初に決めたアセットアロケーション(資産配分)比率より上がっているもの(アセット)は売却(利食い)し、下がっているものは買い増(逆張り)して元に戻すこと。主目的はリスクコントロールですが、株価や債券価格や為替などの上下循環(下がってもまた上がる・上がってもまた下がる)を前提とすれば、長期的には高パフォーマンスに寄与します。

↑記事を気に入っていただけたら、ランキングに1票をお願いします。