いつか子供に伝えたいお金の話

インデックス投資(投資信託を使った国際分散投資)による資産運用・各種保険・クレジットカード・節約など「お金」に関することを書き綴るブログ

分散投資に国内債券を入れる必要性あるの?現金じゃダメなの??

投資を始めた、もしくは始めようとしている人が、「資産形成のために積立投資をする際、債券投資って必要なの?」という疑問にたどり着くことは珍しいことではないようです。

真面目にしっかりと勉強して、合理性を追求していると、ほぼ必ず行き当たる問題なのかもしれません。

やがて、問題点や疑問はさらに細分化され、「国内債券と外国債券のリスクはどの程度異なるのか?」「外国債券は外貨MMFとインデックスファンドのどちらがいいのか?」「国内債券は暴落のリスクが高いのではないか?」「低コストの国内債券のアクティブファンドはどうだろう?」ってな具合になり、次々と話題になるのはよく見る光景です。

そういえば、私もゴチャゴチャ悩んだ時期がありました。今でも依然として、何かのきっかけで「債券投資」について考え始めると、思考実験の旅から戻れなくなることがあります。


最近は再び、「外国債券は必要なのか?」というお題が盛り上がっているようですが、それに関しては以前に私なりの見解を記事にしているので、今回はちょっと脇に置いておきましょう。
→参考記事:外国債券について(インデックス投資家に外国債券は不要なのか?)


今回はタイトルにもあるように、ブログ読者さんからいただいた、

現金と役割が重複する国内債券に投資する必要性はあるのか?

という質問に対する私なりの考えを書いてみることにします。



最初に結論を書いてしまうと、以下のようになります。

・国内債券に、無リスク資産としての安全要素だけを求めるのなら、投資しなくても問題なし
→短期債や個人向け国債なら、現金や預貯金とほとんど変わらないと思います。預貯金等で代用しても、今のところ大した問題ではないでしょう。

・国内債券に、リスク資産としての分散効果を求めるのなら、投資することにも意味はある
→長期債は、いよいよ危うい気もしますが、20年以上前から「暴落する」と言われ続けながらも、逆方向にジワジワと動き続ける「いぶし銀」の唯我独尊のアセットクラスでもあります。



◎国内債券の色分け


ちょっと足元に戻って、基本的な部分を確認しておきましょう。

ひとくちに「国内債券」といっても、実はその言葉のカバー範囲は意外と広いのです。
ここでは、話を分かりやすくするために、ざっくりと2つに分けて考えることにしました。


1つ目は、実質的にほぼ元本保証の国内債券

つまり、MRF・MMFなどの国内短期債に連動する金融商品や、国内長期債であっても半年ごとに利率が変動する個人向け国債変動10などです。

リターンは大きくありませんが、財政破綻や戦争状態など、普通に考えると想定外のマジでヤバい事態が起こらない限り、まず損をすることはありません。


2つ目は、価格が上下変動する国内債券

長期債が多く含まれているため、金利の影響などで債券価格がそれなりに上下変動しやすい、いわゆる国内債券インデックスファンドなどです。

これまであまり大きな値動きはありませんでしたが、約8割が「日本国債」で運用されているため、長期金利の影響をモロに受けます。


個人的にも、1つ目に挙げた「ほぼ元本保証の国内債券」は無リスク資産、2つ目に挙げた「価格変動のある国内債券」はリスク資産ということにして、ハッキリと色分けすることにしています。

【参考記事】
リスク資産と無リスク資産の色分け
個人向け国債(変動10年)は最強の無リスク資産…メリット・デメリットを確認しておこう!
MRF・MMFとは?…けっこう優れた無リスク資産の置き場でっせ!

※企業の発行する社債も国内債券に分類されますが、単一銘柄への社債投資は、資産形成のための投資として、初心者にオススメするようものではないと考えているため、ここでは除外しています。



◎国内債券に何を求めるのか


さて、1つ目に挙げた「ほぼ元本保証の国内債券」は、安全資産としての要素という点では、質問をくださった読者さんのいうように、現金や預貯金とその役割が重複すると思います。

一方、2つ目に挙げた「価格変動のある国内債券」は、現金や預貯金とは完全に別物と考えた方がよいでしょう。株式との相関は低いものの、安全資産(無リスク資産)としての要素を強く求めるには危ういと思います。ただし、リスク資産としての分散効果を考えると、保有することにも一定の合理性はあります。


個人的な相場感を入れてしまうと、「価格変動のある国内債券」は、現在、債券価格が高すぎる気がして、そのうち暴落しそうな予感もするので、そもそも保有することが躊躇われます。

しかし、これまでの投資経験と熟考の結果、「バランスファンドをベースとして、リスク資産はひと通りほぼ全部保有して、あとは、ほったらかそう」というスタンスに落ち着いているため、結局は私も「価格変動のある国内債券」も一定割合保有しているのです。
→参考記事:私のアセットアロケーション

また、預貯金よりは若干金利の高い「ほぼ元本保証の国内債券」にも、無リスク資産として、けっこう多額を投資しているので、私は安全と分散効果の両方を求めて、どちらの国内債券にも投資している状態です。
→参考記事:無リスク資産に求める5つの要素とその中身



◎各人の考え方と投資スタンスの問題


個別ファンドを組み合わせて投資をするなら、私はもしかしたら「価格変動のある国内債券」はアセットアロケーションに組み入れないかもしません。

しかし、常に頭を悩ませながらアセットクラスごとの売り買いタイミングや比率変更を頻繁に行うのは面倒くさいので、今のほったらかしスタンスのままでいいや!ってカンジです。


基本的には自動積立で、たまにリスク資産と無リスク資産との比率に気を配るだけ、という現在の気楽なスタンスを私はとても気に入っています(そこにたどり着くまでは、ゴチャゴチャ考えて、色々やってきたのですが・・)。

究極的には、預貯金等の無リスク資産を確保したうえで、それ以外のリスク資産への投資はVT一本で済ませようかな、なんてことも考えるのですが、それはそれでいろいろ思うところがあり、実践には至っていません。
→参考記事:なぜ「VT一本」にしないのか (株式100%のポートフォリオはアリなのか)


この問題は、バランスファンドに任せるのか自分でリスク資産のアセットアロケーションを組むのかによっても、変わってくる微妙な問題ですね。

ただ、どのような投資スタンスでも、資産形成のための投資として、これからの人生でずっと続けていくものなら、ある程度はざっくりとテキトーに考えるようなことも必要だと思います。あんまり真面目に考え続けてしまうと、深みにハマって身体にも良くなさそうですから。

【関連記事→マイナス金利下において、国内債券インデックスファンドをどうするか


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プロフィール

虫とり小僧

Author:虫とり小僧


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子供の頃は、一日に800匹以上のバッタを捕まえるような虫とり少年でした。また、歩行中にはすべての家の「ピンポン」を必ず押すようないたずら小僧でもありました。今はただのザコです。

※好きなものは、歴史・格闘技(実践も観戦も)・筋トレ・秘湯めぐりなど



自分の全資産を「円」のみで保有していること(何もしないこと)は、それなりのリスクを伴う集中投資に近いものだと解釈して、私は購買力維持や資産形成を目的に、世界中の株式や債券なども保有しています。

約17年前から、なるべく手間とコストをかけずに実践している投資方法を、いつか我が子に伝えるかもしれないので、そのための備忘録を書いておくことにしました。

投資の実践といっても、ひと月に一度の自動積立と、たまにやるリバランスくらいですが…



※当ブログのエッセンスをまとめた記事はこちら

我が子に伝えたい5つの大切なお金のこと


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トウシル(楽天証券):2018年10月
ほったらかし投資完全ガイド:2018年1月
日経電子版:2017年12月25日
ニューヨークタイムズ:2017年7月11日
REUTERS・ロイター:2017年7月7日
東証マネ部!・R25:2017年3月
Yen SPA!:2016年冬号
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日経ヴェリタス:2015年7月26日
某大手テレビ局:2014年夏?
日経マネー:2013年10月号
日経新聞:2013年7月3日
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