2015
Apr
29
席替え【私の武勇伝シリーズ・その3-1・強敵ババア登場】
以前に「私の武勇伝」なるシリーズ記事を書いたことがあります。
《参考:武勇伝シリーズ》
その1・「ピンポン逃げ」など
その2・楽しいクリスマス会
番外編・7人のサムライvsたぬき
番外編・パンチのあった親友泰政
実際には「武勇伝」ではなく、単なる「小学生の頃の思い出」に過ぎないのですが、回転寿司のマグロとシャリ(お米)の間に正露丸を投入してからレーンに戻すような行為によって周囲に迷惑をかけまくるDQN小学生だった私の行動が(良くも悪くも)多くの読者の反響を呼び、「武勇伝シリーズ」は当ブログの看板シリーズのひとつになりつつあります。
一部の熱狂的マニアから、関連記事執筆の強い要望を受けているので、久しぶりに書いてみることにします。
今回のお題は「席替え」です。
※「お金」とは関係のない雑談です。
「席替え」は、学校生活において最も刺激的なイベントのひとつだと言えるでしょう。
くじ引き・成績順・先生の独断、、、さまざま席替え方法がありますが、自分の前後左右が誰になるのか、とりわけ隣の席に座ることになる「異性」が誰になるのかは、小学生にとって、とてつもなく重大な関心事です。
席替えから生まれる恋だってあります。
《参考:武勇伝シリーズ》
その1・「ピンポン逃げ」など
その2・楽しいクリスマス会
番外編・7人のサムライvsたぬき
番外編・パンチのあった親友泰政
実際には「武勇伝」ではなく、単なる「小学生の頃の思い出」に過ぎないのですが、回転寿司のマグロとシャリ(お米)の間に正露丸を投入してからレーンに戻すような行為によって周囲に迷惑をかけまくるDQN小学生だった私の行動が(良くも悪くも)多くの読者の反響を呼び、「武勇伝シリーズ」は当ブログの看板シリーズのひとつになりつつあります。
一部の熱狂的マニアから、関連記事執筆の強い要望を受けているので、久しぶりに書いてみることにします。
今回のお題は「席替え」です。
※「お金」とは関係のない雑談です。
「席替え」は、学校生活において最も刺激的なイベントのひとつだと言えるでしょう。
くじ引き・成績順・先生の独断、、、さまざま席替え方法がありますが、自分の前後左右が誰になるのか、とりわけ隣の席に座ることになる「異性」が誰になるのかは、小学生にとって、とてつもなく重大な関心事です。
席替えから生まれる恋だってあります。
◎女子たちにみなぎる緊張感
私の小学生の頃の席替えでは、いつもクラス中の女子に緊張感がみなぎっていました。
彼女たちの最大の関心事は「好きな人」の隣になれるか否かではなく、一体誰が「哀れな被害者=虫とり小僧の隣」になってしまうかです。
あの頃の私は、男女問わずクラス中の生徒から恐れられ嫌われている鬼畜でした。
私の隣の席になれば、教科書やランドセルに下品な落書きをされ、朝セットした髪の毛はボサボサにされたあと糊(のり)づけされ、キティちゃんの筆箱の中がダンゴムシまみれになってしまうことが確定してしまうのです。
私の隣が確定した女子は、涙を流して座席変更を担任の先生に要求したものです(参考記事→楽しいクリスマス会)。
◎強敵ババア登場
武勇伝シリーズその2で書いた楽しいクリスマス会の頃(1~2年のとき)は若い女性が担任の先生だったのですが、3年生になるとかなり手強いベテラン女性が私の担任となっていました。
おそらく学校側としては問題児・虫とり小僧に手を焼いて対策を練ったのでしょう。「オバタリアン」を地でいくような豪傑ババアを虫とり小僧対策に担任として投入してきました。気に入った生徒を徹底的にかわいがり、気に食わない生徒を徹底的に「イジメぬく」人格破綻者として悪名高い問題教諭でした。
そのオバタリアンは、横軸にクラス全員の名前を書いた棒グラフ的な掲示物を作成し、テストで100点をとったら1枚ずつ「100点シール」というシールを貼って「頑張り屋さんが、ひと目で分かる公平なシステム」を構築しました(営業マンの売り上げ競争グラフのようなものです)。
しかし実態は、私のような生徒が100点をとっても、「あなたは3ヶ月前に忘れ物をしたからダメっ!」といってシールを貼ってくれず、一方、お気に入りの生徒だと60点でも「あなたは頑張っているからシール2枚ね♪ あ、今朝の挨拶が気持ち良かったから3枚貼っちゃいましょう」というような公平さのかけらもない素敵なシステムでした。
他にも、生徒の「作文」を9割以上手直しして、もはや本人の文章の原型をとどめず小学生の作品ではなくなったモノを東京都某区のコンクールに出展して金賞を受賞させ、当該生徒の親に誠意あるお礼を強要したり、学年合同で行う演劇発表会のときに自分のクラスのお気に入り生徒を無理矢理主役に抜擢し、当該生徒の親に誠意あるお礼を強要したりするような個性あふれるババアでした。
そのオバタリアンは私がいたずらをすると、よく「虫とり小僧くんへの正義の裁きです!」などと言って、私を後ろから羽交い絞めにして、別の男子生徒に私の顔面をグーで殴らせました。
※上記は氷山の一角に過ぎず、オバタリアンの強烈な横暴は枚挙に暇がありません。
学校側としては、虫とり小僧対策として、「毒をもって毒を制す」作戦に出たのです。
◎学校側の誤算
そのオバタリアン投入は、私を懲らしめるという点において一時的に効果を発揮しました。
しかしながら、私以外の多くのクラスメイトにも相当な自己満足的な「懲らしめ」を行ったため、反オバタリアン派の生徒を何人も作り出してしまいました。その結果、そのなかで臆することなく反抗を続けた私がクラス内のヒーロー的存在に祭り上げられつつありました。
きっと、そのような展開は学校側も予想していなかったでしょう。
当時はまだ昭和です。先生が生徒に当たり前にビンタを食らわせる風潮の小学校で、先生に対して反抗するというオプション(選択肢)は通常ありえないものでした。
それでも私は、オバタリアンの発言のメモをとって矛盾点を追及したり、オバタリアンの給食のとんかつの裏に大量のからしを塗りこんだりして、レジスタンス活動を続けました。
小学校低学年の頃はクラス中の嫌われ者だった私が、いつしか「対オバタリアン反抗グループ」の旗頭となり、一部のクラスメイト(主に男子生徒)の信頼さえ集めるようになってしまったのです。
そして、「放課後に虫とり小僧くんと遊ぶと、次々と斬新ないたずらをプロデュースするから楽しい」ということで(私の武勇伝・その1参照)、どんどん私の仲間が増えていきました。
しかし、私の反抗ごときでヘコたれるオバタリアンではありません。
彼女は、教員の権力と小学生の心理を巧みに利用し、必殺技を繰り出してきました。
それが「席替え」です。
つづく
強敵ババアの秘策へ

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